積立NISAよりもNISAをお勧めする理由
昨今の投資関連記事を見ていると資産形成のために積立NISAやiDeCoを推奨する論調が目立つが本稿ではあえてそういった論調に一石を投じたい。長い人生を見据えるならば積立NISAよりもNISAを活用すべきだ。
投資をする理由とは
そもそもなぜ人は積立NISAやiDeCoに関心を抱くのか。なぜなら長い人生を見据えた資産形成を考えているからだ。ひと昔前は年金や金融引き締め政策の恩恵を受け、個人は定年まで勤め上げ貯金をしていれば金銭的に補償されていた。しかし、そのような時代は終焉を迎え、個々人が自ずから資産を作り上げることが求められるようになった。本質的なことを言えば、長い人生を生き抜くことが大義名分であり、そのための手段の一つとして資産形成のための投資が存在する。
長い人生を生き抜くために
長い人生を生き抜くためという側面において資産は必要だ。人の願いは資産をリスク少なく増やすことであってそれを実現する方法として積立NISAや iDeCoに魅力を感じるもの。しかし、そのような選択をしさえすれば安心安全だという保証はない。もし、その行為をすること自体に安心しきっているようであれば、正直なところ盲信的であり、小手先の手段に過ぎないと思っている。積立NISAやiDeCoをすることよりも大切なことがある。
知識をつけること
長い人生を生き抜くために必要なのは変化に対応できる自分自身の力を身につけることだ。もっと言えば、自分自身で考え行動する力。何か問題が起きても自ら考え先の時代の流れを汲み取り、自分自身で対処していく力。いわゆる問題解決力をつけることが大切であり、それを養うために積立NISAではなくNISAを選択し、自分自身で考え投資する機会を創出すべきだ。
積立NISAでは知識がつかない
「資産を少しでも増やせる可能性にかける」という目的で有れば積立NISAを選択すべきであろう。だが、多くの人はそういった目的で積立NISAを選択していない。大概の人は、長い人生を生き抜くという目的のために資産形成をする。積立NISAは資産が増えるかもしれないが減るかもしれない。そして減った場合は、対策の施しようがない。投資に対して考える機会を持ってこなかったからだ。積立NISAがその機会奪っているに他ならない。
行為自体よりもそこから何を得られるか
結局、何を学ぶかがその後の人生において柔軟に対応していくかの引き出しの一つになる。積立NISAを選択し、仮に何十年後に資産が目減りしていれば、その状況を改善することは容易ではない。投資はしているものの実際は投資には触れ合ってこなかったからだ。NISAを選択すれば、株価が下がった時に都度都度、対策を考える機会が増え、得られものが多くある。それが先の長い人生に置いて役に立つ引き出しになる。
※投資は自己責任にてお願いします。
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