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2024/03/04

暴露配信とか、晒し配信はもうしません。何度か配信で聞かれたことがありますのでここで明言しておきますが、僕はおそらくもうそういう方向性にシフトしないと思います。というか僕の活動を応援してくださってる方は既にご存知かと思いますが、2年前の時点で僕は既にそういった活動をしない方向で進めております。色々と僕の活動内容に現状誤解を招いている方がいらっしゃるのをお見受けするにあたり、その都度説明をするのは非常に面倒ですので次から「この記事読んでおいてね」と一言で済むようにnoteで僕の気持ちなどを書き記させていただければと思います。

まずそういった配信(以下、過激な配信と表現します)を行わなくなった理由としては、時代ではなくなったからです。非常に抽象的な理由ですが、時代ではなくなったというのは、過激な配信は無くてもいいものとなってしまったという意味です。
かつて暴露はインターネットにおいて必要悪と位置づけられるものでした。警察や裁判所、弁護士などの専門家の手を借りても解決が難しい問題に差し当たった際に人々は大衆の判断に最後の望みを託すことが珍しくなかったからです。

というのも当時はプロバイダ責任制限法(ネットのトラブルを誰が責任とってどう解決すんねんという法律)が甘かったという背景があります。警察もインターネット関係のトラブルに関しては捜査の前例が薄く、動きづらかったりしたという側面もあります。しかしながら2020年8月に「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律第4条第1項の発信者情報を定める省令の一部を改正する省令の制定」が行われたり、2022年10月に「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律の一部を改正する法律」が施行されたりと、要はネットのトラブルを法律で解決し易い法整備になっていったんですね。非常に良いことです。
しかしそうなると、暴露や晒しの社会的価値の墜落を意味します。社会にとって無くてもいいものとなってしまうわけです。暴露の内容に法的問題が発生している場合は警察へ、民事的紛争の場合は弁護士へ相談すればいいということになってしまいます。売買トラブルは消費者センターへ、色恋沙汰は心の学びにするべきであるという流れになってしまうんです。

現在におけるインターネット上におけるトラブルは殆どが警察や弁護士に相談できる問題であり、暴露を行おうとするユーザーの殆どが未成年が多いという現状があるように思います。なぜなら未成年は警察に相談して両親に相談内容が知られたくないし、弁護士に相談することも出来ないからです。もしくは民事的にも刑事的にも解釈が難しい軽度のトラブルか……です。簡単に言っちゃえば暴露内容の質が非常に落ちるというわけです。小さな金銭トラブルや色恋沙汰など、エンタメに昇華するには骨が折れる内容が多くなってしまうのです。

もしくは多くの人に何かを知らせたい場合などが現在ではあり得ます。例えば有名なインフルエンサーが裏で◯◯していたとか、そういった内部的なリークです。しかし冷たい言い方をしてしまえば、僕はそのようなものに興味はないです。僕はステージの上で何をするのかに興味があるのであって、舞台裏で何をしようと無関心だからです。違法行為を行っていたとしても、それをリークするべき先は警察であって僕ではありません。

あくまでも僕は他活動者様のお名前をお借りする際は最低限の敬意が必要だと考えております。その方の努力や知名度をお借りする形になるわけですからね。だからこそ踏み込むべきではない領域にまで踏み込んでその方の私生活を荒らし、事を複雑化することに僕は下品さを感じてしまうのです。見ている側はスリリングで娯楽的な内容になるかもしれませんが、それは瞬間的な娯楽であって、僕が求めるものとはまた異なるものです。僕自身、大いに興味があるものであればもちろん調べなどはしますが、必要以上に踏み込んだりはしないよう心がけています。

だからこそいま暴露や晒しを行うということは非常に難しく、苦労して行っても割に合ったリターンが返ってきにくいと考えているのが僕の本心です。もちろん僕は善人ではありませんし、むしろ出歯亀精神を持ち合わせた俗物でありますから、面白いゴシップには心を踊らせてしまいます。しかし土の中にあるものを掘り起こすほど娯楽に飢えていません。

じゃあこれからどうするのか、という話になりますが、別に何かをしようと明言する気は全くありません。僕は何をしてもMC白霊です。明日も明後日も、たぶん来年もMC白霊です。その期待にだけ答えればいいと僕は考えております。面白いことや楽しいことがあれば走っていくスタンスで、これからもやっていくのだと思います。

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