自作の「ベイカー街の亡霊」プレゼンがコナン映画スタッフへの中傷に転用を受けた件で
発端になった「ベイカー街」自作プレゼン
2018年2月にこのプレゼンを
『この映画は公開当時「こんなのコナンじゃない」と嵐のように賛否が吹き荒れ、長く不遇が続いていた作品でした』
という文を添えてTwitterの #劇場版コナンプレゼン大会 タグにアップしたところ、
「名探偵コナンは聖典」とプロフィールに記載されたアカウントから
『アンチのせいで不遇を受けた作品」と言われてるのを見たが ならばそのアンチの許したら死ぬしかない意見を言う』という出だしで、
こだま兼嗣監督を殴りたいという発言や、
「認めるくらいなら本気で死にますので」と、自殺を匂わす発言を含んだ、
私宛の空中リプライを行う方が現れる出来事がございました。
八咫烏(・ω・)ノ@alice_and_yata 氏による投稿
相手方である
八咫烏(・ω・)ノ@alice_and_yata 氏に連絡を行ったところ、即該当のツリーにリプライ制限をかけた後でブロックを受けてしまったので、こちらで事情の説明を行わせていただきます。
ベイカー街の亡霊プレゼン作者・しろたけ@srtk_seimen による抗議
私は「アンチのせいで」という言葉を『ベイカー街』プレゼン画像内でもプレゼンに添えたツイート内でも、一度も使用しておりません。
「作品を苦手な方を悪人のように扱いたくないからこそ”アンチ”という言葉を使わずプレゼンを仕上げています。そこだけは訂正させて下さい」と先方へのリプライにも記述した通り、
『ベイカー街』という作品を苦手なだけの人まで敵や悪人であるかのように扱いたくないので、「アンチ」という言葉を絶対に使わないようにしていました。
『ベイカー街の亡霊』という映画の是非や、『名探偵コナン』という作品を巡る信仰の在り方について、謝罪や改宗を求めて相手方と平行線の不毛な議論をする事は望んでおりません。
ですが、私がさも「(ベイカー街の亡霊は)アンチのせいで不遇を受けた」と発言したかのように読み取れる虚偽のツイートを相手方が行い、
続くリプツリーで「ならばそのアンチの」と、相手方が捏造した ”私の発言(偽)” を受ける形で名乗りをあげていた事、
「許したら死ぬしかない意見を言う」の後に続く連続ツイート内で、『ベイカー街の亡霊』の監督を務めたこだま兼嗣さんへの物理的加害を望む文章まで相手方が綴っていた事、
以上の2点に対してだけは、強く抗議いたします。
先方の連続ツイートに気づいたのはプレゼンの投稿からしばらく後だったので、一度は相手方の連続ツイートを無視しようとも考えました。
ですが
(赤の他人が『ベイカー街の亡霊』という作品を許さない事も「許したら死ぬしかない」と意見表明する事も勝手だけど、相手のために私が発言を捏造されたまま泣き寝入りしてあげる筋合いは一切ないな?)
と考えを改めた事と、
八咫烏氏による「ベイカー街の亡霊」アニメスタッフへの暴言の根拠がWikipediaの記述を鵜呑みにした完全な誤読である事についても説明の必要があると感じたので、
2018年に作成したベイカー街プレゼンの再録準備に伴って、オタクらしく先方への”お気持ち”を表明させていただくことにいたしました。
しろたけ@srtk_seimen の見解
八咫烏氏曰く、「この作品を観たのは学生の多感で公式、特に原作者への絶対感が強い時期だったので、原画描いたりストーリーにも一部参加されたりポスター描いたりしてる作品に対してケチをつけることにすごく悩んだの覚えてます」とのことでしたが、
ベイカー街を好きでプレゼンしてる相手のデマ撒いてこだま監督への暴行予告を全世界に配信していい理由には一ミリもなってないので公衆道徳というものをお父さんやお母さんから教わり直してきてください。
繰り返しになりますが「(ベイカー街の亡霊は)アンチのせいで不遇を受けた」とsrtk_seimenが発言した事実は一切ございません。
八咫烏氏による『アンチのせいで不遇を受けた作品」と言われてるのを見た」発言は事実と異なります。
私は『名探偵コナン』と共に小中学期を過ごした、TVアニメ1話からのリアタイ世代です。
初めて全巻集めた漫画の単行本も、初めてCDを買ったのも、パソコンの使い方やインターネットを覚えたきっかけも、全て「名探偵コナン」でした。
5作目までの劇場版と同じように、ビデオテープに録り納めたアニコナの映画予告CMを何度も巻き戻してコマ送りしては公開を心待ちにし、そうして劇場で観た「ベイカー街の亡霊」を心から面白いと感じた私にとって、
2002年当時の『名探偵コナン』ファンサイト界隈から吹き上がっていた『ベイカー街の亡霊』に対する嵐のような賛否両論(正確には両論ではなく苛烈な拒絶)は、青天の霹靂でした。
こちらもこちらで、
「『名探偵コナン』か『ベイカー街の亡霊』どちらかを踏みにじれ、それができないならお前は邪教徒だ」と、2枚の踏み絵を突きつけられているような心地でこの20年間を過ごしてきました。
『ベイカー街の亡霊』に対する名探偵コナンファンや青山ファンからの批判や拒絶を表明する発言を読むたび、
名探偵コナンや青山作品を楽しんだ記憶を持ちながらベイカー街の亡霊を心から好きでいること、それ自体が有り得てはならない事なのではないかとも、思い詰めていました。
この下の文章は2002年当時の「名探偵コナン」ファンによる映画感想文からの引用です。
(プレゼンを投稿した際、「当時は子供だったので賛否の声があったのは知らなかった」「そんな評価は初めて知った」などの反応も多くいただいたので、状況説明も兼ねて幾つか紹介させていただきました)
「ベイカー街の亡霊」に対する八咫烏氏としろたけの反応が第三者からみてオーバーに見えるのであれば、20年前当時のこういった背景があっての事です。
読む方によってはしんどい思いをするかもしれません。
(以下、改行によるワンクッション)
馴染みの定食屋でいつもの和定食(の、1年に一度の期間限定豪華版)を頼んだら臨時の雇われシェフが無国籍創作料理を出してきたような作品が『ベイカー街』なのは、だいたい事実です。
なので、口に合わなかった人や戸惑った人、「新しい挑戦も冒険も臨時シェフ独自の味付けも求めてないからいつもの定食屋の味を返してほしい」と憤る人も当然のように居らっしゃるでしょう。
私はそういった方々まで一括りに「アンチ」と呼びたくはありません。
(プレゼンを投稿した2018年当時、私は追記で「叩かれて脚本家さんに個人攻撃が集中してた」という記述を行いましたが、これも2022年現在の私が読み返すと、反省すべき書き方になっていたと考えています。
「叩かれた」という一方的な言葉を、絶対に使うべきではありませんでした)
ですが明らかな誤読や誤解・デマに基づいた批判、
批評・感想の範囲を逸脱した中傷や加害予告、個人攻撃などが有れば、発言者の自認がファン・アンチ・それ以外のどれであっても、その行為に対する批判や検証は行われて然りだと考えています。
なので私は八咫烏@alice_and_yata 氏への抗議を行うことにしました。
八咫烏氏の「(こだま監督を)殴りたい」発言はWikipedia記事の誤読に基づくものでした
余談ですが、
八咫烏氏が「今でもこの件だけは監督に対して16巻一億冊分で殴りたいと思ってます」と、こだま兼嗣監督への暴行願望発言を行った件についてのお話です。
2018年12月17日に投稿された 八咫烏(・ω・)ノ@alice_and_yata 氏による上記の発言は、『ベイカー街の亡霊』のWikipedia記事に書かれた記述をソースにしたものだろうと察しがつきました。
先方の『ベイカー街』アニメスタッフとこだま兼嗣監督に対する批判は、
『キネマ旬報』に掲載された記事の現物(原文)を読まずに、Wikipediaに書きつけられた要約文だけを読んだ者しか「そういう解釈」はし得ないだろう、誤読と誤解に基づく内容でした。
2018年当時に「名探偵コナン ベイカー街の亡霊」Wikipediaに記載されていた
という記述に「虚偽」は含まれていません。
ですが、元々の『キネマ旬報』02年4月上旬号ベイカー街特集記事 130ページ3段目と4段目をまたいだ箇所に記述された文章を実際に読んでいないと、どうにでも解釈できてしまうように、Wikipedia2018年12月版のほうの文章は構成されています。
更に言ってしまうと、キネマ旬報の2002年4月上旬号を取り寄せてソース元の記事を確認したとしても
八咫烏氏が「絶望しました」と言っている箇所がこだま兼嗣監督、脚本の野沢尚さん、それとも他のアニメスタッフか…誰の手によるものなのかの特定に足りうる記述は、キネ旬コナン特集記事の原文内にも存在しません。
八咫烏@alice_and_yata さん、「名探偵コナンは聖典」じゃなかったのですか。その聖典には「もし身近な人が犯人だったらどうするか」と毛利蘭に問われた工藤新一が「きっとその時は疲れてボロボロになってるよ… その人が犯人じゃない、ありとあらゆる可能性を必死に探しまわった後だろーからな…」と答えるシーンが書かれていませんでしたか。
なぜ貴方は、前田聡のアリバイを証明した毛利蘭のように、『名探偵コナン』に長年携わってきたアニメスタッフ達を信じて動く素振りすらしなかったのですか。
誰でも書き込めるWikipediaに書かれた文章が本当に正しいのか、原文と要約文のニュアンスが変わっていないか、なぜ自分で確かめようともせずWikipediaを鵜呑みにしたのですか。
『ベイカー街の亡霊』の2018年12月版Wikipedia記事には該当の記述の出典元になった『キネマ旬報』の巻号年月の記載があります。
2022年現在でもネット通販で1000円も出せば容易に手に入る、出典元の書籍を検証する手間すら惜しんでやる事がWikipedia鵜呑みでこだま兼嗣監督への暴行願望を綴ることですか。
小学生でも編集できちゃう代物なんですけどね、Wikipediaって。
貴方のツイッタープロフィールの「名探偵コナンは聖典」の言葉、「Wikipediaは聖典」に書き直したほうがいいんじゃないですか?
名探偵コナンに長年携わったスタッフ達の事より文章ガバガバのWikipediaを信じたんでしょう? それでこだま監督を殴りたいと名指しで全世界へ発信したんですよね?
何処の誰が投稿したかも分からないWikipedia上の要約文だけを読んだ脊髄反射で『名探偵コナン』アニメスタッフへ怒りを覚え、こだま兼嗣監督へ暴行を働きたいと宣言する文章を全世界に公開する程度の思い入れしか、
「認めるくらいなら本気で死にますので」と自分の命を盾にして全世界へ向けて駄々をこねる程度の思い入れしか、
貴方は『名探偵コナン』に対して抱いていない。
「本気で死にますので」と、『名探偵コナン』を盾に自死を仄めかす事が何を意味するのか、本当に理解しているのですか。
「本気で死にますので」も、「監督に対して16巻一億冊分で殴りたい」も、ダテや酔狂で発していい言葉ではありません。
本気で宣言しているのならば尚更最悪だ。
八咫烏氏、貴方は名探偵コナンという作品を、作者を、スタッフを一番愚弄する発言を行った。
どんな神経をしていたら『名探偵コナン』関連で「本気で死にます」という言葉を出してこれるんだ。ふざけんな。
オーバーなオタク構文で「5000兆円ほしい!」と毒にも薬にもならない冗談を言うのと、オタク構文で誇張して他人への加害や自殺を仄めかすのとでは状況が全く変わってくるが、それを理解しているのか。
八咫烏氏の駄々っ子じみた言動は、大の大人がやる事にしてはあまりに幼稚すぎる。
なにが「名探偵コナンは聖典」だ。聞いて呆れる。
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