草神=マハールッカデヴァータ、クラクサナリデビ、ブエル
花神=ナブ・マリカッタ、花の女主人、オアシスの女主人、花の魔神
キングデシェレト=スカーレットキング、赤砂の王、アフマル、アモン
花神が天空より追放され、砂漠を彷徨う。
花神の眷属であるジンニーが生まれる。
睡蓮=ジンニーの母=リルパァールとフェリギス
ジンニーは創造主である花神がこの地に留まることを願い、花神はジンニーの願いを聞き入れた。
アフマル、花神、草神が同盟を結ぶ。
(親友、伴侶神、『永遠のオアシス』の3つの椅子)
・下記にて捧げられた宝石の色よりアフマルは炎、草神は草、花神は雷元素の可能性がある
・パイモンも『永遠のオアシス』に通じる3本の通路について「一つ目のトンネルでは赤い結晶、このトンネルでは紫色の大きな花…」と発言している
花神は自らの過去をアフマルに話した。
彼女はかつて天空の使者の一族であった。
花神の過去を聞いたアフマルは、誰にも話したことのない野望を彼女に打ち明ける。ただしその野望は花神の予想通りであり、計算の内だった。
アフマルの野望を聞いた花神は愚行と思いつつも、天理の恩恵に頼らない彼の野望は世界を変える可能性があると考えた。
彼の語る野望には虚言(=嘘)もあるが凡人の未来と希望も内包されていた。
アフマルの野望は以下と思われる。
花神はその野望がどれほど危険か警告したが、アフマルは諦めなかった。
花神は、自らとオアシスを犠牲にしてアフマルを導くことを決めた。
花神を通して手に入れた禁忌の知識を浄化するため、天空からは釘が落とされた。
アフマルは花神復活のためにジンニーと契約し、ジンニーと天の釘の力で『永遠のオアシス』を作る。
その過程で砂漠には人が住める環境が点在するようになった。
『永遠のオアシス』はその名の通り、時が止まった楽園である。
リルパァールの姉であり、リルパァールと同じくジンニーの母であるフェリギスは自らを犠牲に『永遠のオアシス』とそれを取り巻く国々を守ると決めた。
花神死亡後、草神はアフマルと袂を分かつ。
禁忌の知識が砂漠に氾濫、魔麟病が発現する。
草神マハールカデヴァータは禁忌の知識を根絶するために力を使い果たし幼い姿になる。
(輪廻ではないためマハールッカデヴァータとしての存在は維持しているものの、それまでの記憶や経験は代償にしていると思われる。王権を共有するほど仲が良かったはずなのに、草神から花神やアフマルへの言及がほとんどないのはこのため?)
アフマルは残された親友である草神のため、自らを犠牲に禁忌の知識を根絶しようとする。
以降ナヒーダ伝説任務 第二幕 まとめ
七王でありでかつてスメールを治めていた草龍アペプは、禁忌の知識こそが天理に対抗する唯一の手段であると信じていた。
自分の領地で天からの力を使って勝手に治世を始めた忌々しい存在であるはずのアフマルの行動を黙認する代わりに、彼の死後は彼が得た禁忌の知識をもらうという約束をしていた。
しかし禁忌の知識は凶悪さアペプの予想を遥かに上回るものだった。アペプは体内に居た元素生物すらも吐き出すほど弱ってしまった。
アフマルと花神は姿を消し、マハールッカデヴァータは魔神戦争を勝ち抜いた。俗世の七執政、草神の座に着き天理との通信手段である神の心を獲得する。
〇アフマルの野望とはなんだったのか
花神に「世界のおかしな規則を超越する可能性」を見出させたアフマルの野望とは何だったのか。赤砂の杖のテキストを見ていく。
赤砂の杖は後半の内容よりアフマルの独白と思われる。
しかし前半の内容は独白者による創世の話である。
アフマルは数ある魔神の内の一柱、という印象があるためそんな大仰なことが出来るのかと疑問は残るが、赤砂の杖テキスト後半はアフマルでほぼ間違いないため、前半もアフマルの独白であると仮定する。
彼には太陽や月を創る力があった。ならばアフマルは一介の魔神よりも高位の存在だったのかもしれない。
また、下記の文章からは
→もともとあった3つの満月が何かしらの事情で無くなる
→花神がその情景をアフマルが忘れてしまった言葉で語る
→アフマルがその話に倣って再び3つの月を作る
のように読み取れる。
原神内に度々出てくる『真珠』は月を示す可能性がある。
前述のとおり花神は月より追放されたかつての天空の使者である。
アフマルが忘れた言葉を花神が使っているのはなぜか。
アフマルも花神と同じく月、もしくは天理に謂くがある存在なのかもしれない。
赤砂の杖テキストは以下のように続く。
太陽と月に続いて重力を創り、七賢僧を設けた。
七賢僧は七王とも七神とも異なると思われる。
七王の成立はこれより早く、七神こと俗世の七執政の成立はアフマル死亡後だからだ。
テイワットの星空が全て欺瞞であることにも言及している。
残りの内容は以下となる。
現行の釘を落とす世界の運営方法よりも、自身が定めた規律の方が優れていると思っている。
テキストの前半で己が作ったはずの陽と月と重さを含めたあらゆるものを排除しようとしていることから考え方が変わったのが分かる。
しかしアフマルの望みは花神を失う前から変わらず「誰も悲しまない世界」であるようだ。
アフマルの思考がここまで過激なものになったのは「理想の統治が切なき悲願によって捻じ曲げられた」からのようである。
〇『諸神の神』と『諸王の王』
花神→アフマルへの言葉
禁忌の知識への接続の条件は『月を太陽に食わせること』?
〇花神は『永遠』を好まない
花神は花のような生き方を尊んでいた。