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アカデミー賞2021予想

毎年恒例アカデミー賞予想です
ついでにノミネート作品のうち現段階で観れたのは
「Mank/マンク」
「サウンド・オブ・メタル」
「マ・レイニーのブラックボトム」
「シカゴ7裁判」
「ミナリ」
「ソウルフル・ワールド」
「これからの人生」
「あの夜、マイアミで」
「ノマドランド」
「私というパズル」
「TENET」
「隔たる2人の世界」
「ザ・ホワイトタイガー」
「この広漠たる荒野で」
「2分の1の魔法」
「フェイフェイと月の冒険」
「オクトパスの神秘」
「愛してるって言っておくね」
「ラターシャに捧ぐ」
「Do Not Split」
ですね
Netflixオリジナルがほとんどということで歴史上最も日本人が発表前にノミネート作品を観れた年でもあります
これが僕の予想にどう影響を与えるか… 

しかも今年あんまり華がある映画がないので史上最低のアカデミー賞になるんじゃないかって噂もちらほら…

うるさい!みんな一生懸命作ってるんだ!

2ヶ月ほどズレ込んだぶんたくさん確認できたので個人的には何もかも嬉しい
在宅なので月曜日の授賞式はテレビで垂れ流しです

【作品賞】
・「Mank/マンク」

大傑作「市民ケーン」の裏側で、一体誰が「市民ケーン」の脚本を描いたのか…を「市民ケーン」の撮影技術をオマージュしたデヴィッド・フィンチャー

「市民ケーン」がアカデミー賞をとれなかったぶん、70年越しの受賞となるか!?!?
といった激アツ展開を望んでます
ゲイリー・オールドマンの怪演も素晴らしい
「2時間で男の一生は描けないが、一生を見たかのように見せることができる」っていうあのセリフが映画の全てを凝縮してて震えます
「ミナリ」「ノマドランド」「サウンド・オブ・メタル」と目に見える興行収入で測れなかった今年、本命も大穴もなしといった状況でしょうか
いや「ノマドランド」が圧倒的かも
でも、とりあえずMank応援してます!!!

【監督賞】
・クロエ・ジャオ(「ノマドランド」)

「ノマドランド」に関しては作品賞よりもこちらの方が堅いかなと個人的には

【主演男優賞】
・ゲイリー・オールドマン(「Mank/マンク」)

「マ・レイニーのブラックボトム」の故チャドウィック・ボーズマンが世間の大本命ですかね
でももうそういった感情なしでいったらゲイリー・オールドマンの演技が大好きすぎたんですよね〜
ベテランの風格が他を突き放してた印象

【主演女優賞】
・ヴィオラ・デイヴィス(「マ・レイニーのブラックボトム」)

「マ・レイニーのブラックボトム」を作品として成立させたのは間違いなくヴィオラ・デイヴィスの存在感と怪演でしょう
これで受賞できなかったら泣く!勝手に泣いてろ!
個人的には「これからの人生」のソフィア・ローレンの演技も素晴らしかったと思ったけどノミネートすらされなかった…。

【助演男優賞】
・ダニエル・カルーヤ(「Judas and the Black Messiah」)

こればっかりは現地の下馬評を参考にするしかなかったです
前哨戦を全制覇してるのでまあ間違いないでしょう

【助演女優賞】
・ユン・ヨジョン(「ミナリ」)

「パラサイト」の流れを組みつつ
アジア人女性のノミネートは菊地凛子以来ということでここでとってもらいたい!

【国際長編映画賞】
・「Collective」

まだ日本未公開ですが、町山智浩イチ推しということで入れさせていただきました

【脚本賞】
・「シカゴ7裁判」

BLMがアツくなると自ずと世相を反映するのがアカデミー賞の鉄則
下馬評的には「プロミシング・ヤング・ウーマン」か「ミナリ」か
けど「シカゴ7裁判」が0冠はないでしょ〜

【脚色賞】
・「あの夜、マイアミで」

最近のアカデミー賞はいかに原作からかけ離れてるかを重視しがちな気もするので
世間的な流れは「ノマドランド」

【撮影賞】
・「Mank/マンク」

ここは市民ケーンが作り出した数々の撮影技術の基礎をオマージュしたMankで!
白黒ながらコントラストの濃淡だけで感情表現をしてるのはやはり鳥肌ものです

【編集賞】
・「サウンド・オブ・メタル」

カット数の多さ勝負、といったところでしょうか
個人的には後半30分の(ネタバレになるので言えないけど)作品の肝になる切り替わりが素晴らしかった

【美術賞】
・「Mank/マンク」

お城のシーンなんかもうコマ送りでみたいぐらい素晴らしいですよね
「マ・レイニーのブラックボトム」と一騎打ち!

【衣装デザイン賞】
・「マ・レイニーのブラックボトム」

「Mank/マンク」と美術賞、衣装デザイン賞を分け合う形で勝負に決着がつくかなと

【メイクアップ&ヘアスタイル賞】
・「マ・レイニーのブラックボトム」

伝記系映画がとりやすい部門
どれだけ本人に近づけたかみたいなところありますよね
てことでヴィオラ・デイヴィスを見事にマ・レイニーにした本作に

【主題歌賞】
・「Seen」(「これからの人生」)

「シカゴ7裁判」の♪Celeste「Hear My Voice」が年明けあたりまで有力視されてましたけど、前哨戦で「Seen」が獲得したことで形成逆転
個人的に「これからの人生」は何かしらの形で評価されて欲しい映画だったのでここで!

【作曲賞】
・「ソウルフル・ワールド」

もうこれは間違いないでしょう

【視覚効果賞】
・「TENET/テネット」

スターウォーズやアベンジャーズが獲得できない賞なのでCG頼りっきりは評価されにくいですけど
まあ他の作品と比べれば勝負はついたなといった感じでしょうか
ここでNetflix作品が受賞すると、映画館のエンターテインメント性も失われる気がするので

【音響賞】
・「サウンド・オブ・メタル」

録音賞と音響編集賞がややこしいということで今回から統合
去年のWOWOWも逆で発表しちゃったしね
ただ、一緒にしたらしたで一体録音技術と音の編集技術のどっちに重きを置くべきなのかっていう
どっちも素晴らしい「サウンド・オブ・メタル」を選ぶのが無難ですかね

【長編ドキュメンタリー映画賞】
・「Collective」

やっぱり町山智浩イチ推しなので
Netflixの「オクトパスの神秘」もめちゃくちゃおもしろかったです

【国際長編映画賞】
・「Collective」

上記の通り
でもわりかしネームバリューがある監督が受賞しやすいのでトマス・ヴィンターベアの「Another round」も外せない

【長編アニメーション映画賞】
・「ソウルフル・ワールド」

これもほぼ間違いない
中国制作初の「フェイフェイと月の冒険」も注目されてますけど…個人的には内容うっす〜って感じです

【短編アニメーション映画賞】
・「夢追いウサギ」

「愛してるって言っておくね」が本命でしょうか
個人的には…。だったのでピクサー作品を選出

【短編ドキュメンタリー映画賞】
・「Do Not Split」

香港の大規模デモを撮影した本作がノミネートされたことに中国が猛反発
文化は守られるべきという考えからすればこの作品に投票する人が多いでしょう
単純に1番おもしろかったのは「ラターシャに捧ぐ」
Netflixで観れるのでオススメです

【短編実写映画賞】
・「隔たる2人の世界」

こちらもNetflix作品
30分くらいに映画の全てが凝縮されています
オススメ!


ほぼNetflix&アマプラオリジナル!
今年は仕方ないか…。

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