230430 朗読劇「4月の花嫁」千秋楽 感想レポ

出演者
さくら役:青山吉能
彩芽役:南早紀
さくらのお父さん役:中神一保


4月30日バトゥール東京で開催された朗読劇「4月の花嫁」19:00公演を観劇してきました。南早紀さんが出てる朗読劇をしっかりと見るのは初めてだったので緊張したし何よりドレスコード推奨されている朗読劇だったので、何を着たらいいのかそこで迷いました。悩みに悩み結局ワンピースを着ていきました。慣れない長いスカートを踏みそうになりながら、バトゥール東京に向かい、何とか入場待ちの列を見つけることが出来ました。分かってはいたけど全員スーツの男性だったので私は浮いてしまうんではないだろうか…ってちょっと思ったりもしました。もちろん私以外にも女性はいらっしゃいましたが見る限り一桁位の人数だったので妙な緊張感がありました。

席はG列2番。友人席なので後ろの方です。左寄りだったんですけど、南さんが正面に見える位置だったお陰でしっかりスーツ姿の南さんを見ることが出来ました。会場がそんなに広いわけじゃないからセリフや音楽がはっきり聞こえました。4月の花嫁を見るのは初めてだったんですけど、私にはとても他人事には思えなくてより胸に響きました。

実は今年の初めに父を亡くしたばっかりだったので、まさかさくらの設定がお父さんが居ないとは知らずに見たから声に出しそうになるくらいビックリしてました。もちろん声に出すこともしないし、過剰に泣かないように気を付けました。私はさくらみたく結婚しているわけでも、結婚しようとも考えているわけではなかったのでそこの部分は違いますが、失ってから気づく物が多すぎるという点ではとても共感出来ました。お父さんが亡くなってからずっと後悔しているというか迷惑かけてしまっていたことの方が多かったんじゃないかなって感じる日が多いです。きっと私が何かお父さんにしたことより、お父さんからしてもらったことの方が多いです。

病気をして家に居ることが増えたお父さんにあまり優しくできなかったなと今更ながらに思うし、きっともっと出来ることあったんじゃないかなとも思うんです。その時に気付くことが出来なかったのが残念だけどその時はだってまだお父さんが亡くなると思ってなかったので気を付けることが出来ませんでした。

さくらが一回ぐれてしまった時にも優しく受け止めてくれたお父さんとさくらのシーンにすごいぐっと来てました。男手一人で育てるというのはどれほど大変なのかと想像はしたことないけど、さくらとお父さんの関係性は素敵だなぁって思ったし、そうなれるって幸せなんだろうなって思いました。

南さんが演じる彩芽ちゃんは芯が強く、面倒見が良い感じがしてウェディングプランナーに向いている性格だなって思いました。アドリブであろうシーンの時の圧すごかったけどちゃんとやってくれる青山さんもすごいですよね。青山さんの演技を見たの初めてだったけどすごかった。幼い時、ぐれてる時、今のさくらとちゃんとそれぞれ合わせて演じているのすごかったし、主人公な雰囲気を感じました。上手く言えないけど、青山さんのさくらとても良かったです。

見終わった時にすごい大切な人には恥ずかしがらずにありがとうってたくさん言おうって思いました。私は実家暮らしなので、お姉ちゃんとお母さんと一緒に住んでるんですけど、やれることはしっかりしてあげたいし、人にやさしくありたいと見終わった後思いました。

きっと演じる人によってさくらも彩芽も雰囲気が違ったでしょうから、南さんがさくらになっているときも見たかったなぁ。機会があったら次こそは見たい!

ここまでお読みいただきありがとうございました。少しずつですけど前向きになれているし、現場にも出れるようになってるので私は元気です。ふと泣いてしまう時もありますけど、時間が解決してくれるんじゃないかなと思ったりします。


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