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思考の言語化

一流の人は皆、思考の言語化がとても上手い。

何かで一流になった人の本や、インタビューで喋っている様を見ていると、本当に実感します。その人の考えている事や、その過程がスッとこちらの頭に響いてくる。

自分の考えを相手に届ける時、もちろん相手に解るような色々な工夫や気遣いをしてあげなければいけません。考えに考えを重ねて、お互いの共通言語でその考えを再現する作業です。より多くの人に広く理解してもらおうとすると、専門用語も使わない方が良いでしょう。
その辺の事まで考えると、さらに思考するべき事が増えていきます。

何かで一流になるという事は、きっとそういう事なんだと思います。
その何かについて、どれだけ考えたか。考えて考えて考え抜いたか。一つのことがらを、ああでもない、こうでもないとこねくり回して考えているうちに、それは頭の中で「誰にでも届く言葉」になっているはずです。
様々な角度、色々な視点から考えられているから、様々な立場、色々な境遇の人にもスッと響く。そんな言葉です。

僕が仕事にしているデザインという物においても、本当にこれが大事です。何かを作り始めようとする時、クライアントとデザイナーの間には「言葉」しかありません。
クライアントが発する言葉、それに対してこちらが使う言葉。どんな言葉をどう使って、相手の言葉をどう聞くか。そして、どんなビジュアルに落とし込んでいくか。
デザイナーは、「ビジュアルを作るプロである」と同時に「言葉を操るプロ」でなければなりません

この文章も、思考の言語化の訓練の為に書いています。読んで下さっている貴方に、届く言葉になっていたら嬉しいですね。

#デザイン

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