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小事業の発展ってみんなこうなの?


「だまされる」私…と言っても不法詐欺とかではないからね

 コロナが蔓延して、仕事がストップしてから、オンライン中心の世界に参加することが多くなった。noteもその一つである。もともとアナログの私だし、やっているSNSはFacebookのみである。そろそろインスタやXも…とは思うが、スマホ眺めの時間が増えるだけじゃん、と思って渋っている。

 というわけで情報はほとんどFBからである。興味のあるオンラインセミナー類にそこそこ参加した。3年間でどのくらいか…100くらいだろうか…。
グループにも参加した。仕事関連だったり、他愛ない楽しみだったり。

 そこでなんとなく見えてきたことがあるので書いてみたい。
ことわっておくが、経済・経営の分野はまっっったく知らないので、純粋に「発見」である。その道の専門家の方からみたら失笑かもね。すみません。

 知り合った人の中に、小事業を起こしたばかりの人たちがいた。
ほんの数人のことだが、やっていることがほとんど同じに見えた。

 まず何かのイベントを計画、知り合いをとにかく引っ張る。参加者には感謝の言葉が満ち溢れる。その実、計算づくで利用しているのであるが、それを見せないように必死に演技をしている。
 もちろん無料である。
 無料でそこそこの「良いもの」を提供する。参加者は魅力的に感じる。
それである程度の人数を確保したと感じたら、次から有料に転じる。
内容は、無料に比べて何らかの上乗せをして、または上乗せをしたように見せて、できるだけ安価で提供する。
 その次は、自分の事業で使える人材を得ることだ。安価のセミナーを受けた人に声をかけ、講師として採用したりする。もちろん宣伝は怠らない。
 その講師を使って行う講座は、前回とは比べ物にならないほど高価になる。その講師はたいしたキャリアはなくても、ハングリーで素直な方がいい。立派な名刺を作り、なんとかインストラクターなどの名称もつけたりする。だが、もらう賃金はとても安いものだということを、私は知っている。
 このころ、宣伝の効果があらわれてきて、事業が展開していく。そこで行うのは、本格的な囲い込み、つまり、無料で利用しようとする人をシャットアウトするのだ。
 たった3年とか4年でそうするのだから、かなり大胆だと思うが、みんなこうなのかな?

 実はこの手法で、私は、最近になり、2者からシャットアウトされた。高価なセミナーに参加して仕事をもらったり、情報をもらったりすれば仲間になれるが、私はそれをしなかったので、無視されたり、グループからはじかれたりした。
 両者とも、私にとって特に有益な情報や仕事をくれるわけではなかったので、高価なセミナーに参加してまでついて行こうとは思わず、失礼にならずにフォローを辞める機会をねらっていたのだが、あまりにも手法が似通っているので、好奇心が湧いてきた。

 小事業の展開・発達ってこんなものなのかな?
言い方は悪いが、人を半ばだまして、一見、win-winに見せかけているのだが、実は自分がいちばん得になるように設定して、それに見合わない人は振り捨てていく。罪の意識は介在せず、気おくれなどの「躊躇する心」も、表面的には出したりしても、本音では「当然だ」という意識が感じられる。

 凄いと思う。
 そしてできるものなら、やってみたいとも思う。でも、根っからの引っ込み思案で、知らない人の間を、純粋に自分のために巡り歩くエネルギーはない。バカ正直なので、自分が一番儲かるという計算もできなくて、ひたすら利用されて疲れることが予想される。だから、だまされてみて、飽きたりあきらめたりしたら離れる…というのが私の姿である。寄らば大樹のかげというスタイルに近い。そんな人生は恰好は良くないが、今さらやめられない。

 今までいくつ「だまされ」たか…。
大きく「だまされ」たものだけでも、3つや4つは思いつく。その中で仕事や収入につながったものは1つだけである。そしてそれは今、プチ居場所でもある。

 そしてこの夏、また1つ、「だまされ」ることになっている。

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