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【各論9:株式編】高橋ダンのライオン戦略をネット証券を利用して費用・手間最安で構築する

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高橋ダンさん(以下ダン)のおススメ株式、ETF多すぎですよね!笑
多様化のためにこれらを組み込む考え、重要性は大変共感できます。
ただ、正直どこから手を付けていけばよいか途方にくれてしまいます。
ETFの個別の紹介をしても良いのですが、検索すれば情報はでてきます。
そこでぼくが独断と偏見で優先順位をつけてみました。

ライオン戦略について

はじめるまえに、ぼくがおもうライオン戦略について書きます。
ダンの2冊目の本に「過去の実績に縛られない。未来を予測しない。アメリカ株が強いのではなく、アメリカのような国を探す」とあります。
長期と短期の投資を分けてパフォーマンスを上げるということです。
ぼくのnoteでは、長期投資について書いています。

短期投資のまとめはこちらをご覧ください。

長期の株式投資の話に戻ります。ダンはGAFAM(appleなどの大企業)のような大型株はすでに成長が終わっているので投資はしない、するとしても米国の小型株と言っています。また、米国の成長は過去のものなので、これから成長する国をみつけてそれらに分散投資するとも言っています。2冊目の本では「お金持ちになった投資家に共通していたのは成長性の高いところに投資する」とダンは書いています。この意見については半分同意、半分反対です。

理由は「人口増加→国の経済力向上」ここまでは概ね正しいと思います。
しかし、「国の経済力向上→株価上昇」はどうでしょうか。

その国の経済力が上がったとしても、その恩恵をその国の上場企業が享受できるとは限りません。例えばインドは人口が多く経済力も向上していますが、GAFAMを始めとするグルーバル企業が多数進出しています。そしてGAFAMなどはインドで大きな利益を上げます。

この場合、どの企業の株価上昇に繋がりますか?答えはGAFAMがです。インドの上場企業ではありません。世界中で商売をしている米国企業に利益が流れる訳ですね。これが国の経済力と株価は完全にリンクしないという理由です。

ぼくの意見としては、アメリカへの投資はGAFAMを含む企業でもしたほうが良い、その上で将来有望な途上国へも分散投資すると思っています。
一方で、アメリカの単独覇権が10年後も続いている可能性は高くなく、中国・インド・新興国も発展してくる(追い抜くのか、追いつくだけかは予測できません)だろうと考えています。予想はせずに今から投資の芽を小さくてもいいから育てておく方法としてライオン戦略は優れています。

この前提でぼくのライオン戦略の優先順をみていただけたらありがたいです。基本的に国内ネット証券で費用最安で構築するため、国内で買えない銘柄は記載ありません。ダンの提案する銘柄の7割はカバー可能です。

一覧はこちらの総論をご覧ください。

全体の比率ですがダンのポートフォリオで言う緑の部分を仮に50%とすると

①25%:米国(先進国)にリンクするETF
②12.5%:日本
③12.5%:新興国

に想定しました。もちろんピッタリの割合にはできないと思いますが、目安にてください。比率の理由は過去のダンの動画では自分で決めてくださいとおっしゃっていたのですが、何度か視聴者から質問があり、新興国は全体の1/4とおっしゃっていたことがありました。日本株は多くなくてよいとダンはいいます。なぜなら自国で生活し自然と日本資産をもうことになっているから、ということが理由です。米国、欧州、日本、新興国、その他で20%ずつでもいいし、偏ってもいいと提案していたこともあります。

ちなみにリバランスの頻度、程度についてダンは
・多くて1か月に1回、3か月に1回程度でもいい
・4-5%くらいずれたら

とおっしゃっています。また、長期積み立てについては損切という概念は無くバランスを整え続けるという考えです。

ETFだけではなく、日本で投資できる対象ですとideco,積立NISAで選択できる投資信託でも良いと思います。

①米国(先進国)にリンクするETF

該当するETFは下記です。

SPY: SPDR S&P 500 ETF Trust
VEA: Vanguard Developed Markets Index Fund ETF
VWO:Vanguard Emerging Markets Stock Index Fund ETF
HYG: iShares iBoxx $ High Yield Corporate Bond ETF

ひとつひとつの解説はしませんのでご自身で検索して調べてください。共通する特徴は、SPYの値動きによく連動(相関係数が高い)値動きをします。

iDeco,積立NISAで投資する場合は投資信託のみになりますので、マネックス証券のものを見てみましょう。

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詳しくはこちらにまとめています。

この中から選べば米国株式とほぼ同じ値動きをするETFとおなじ効果がえられます(ざっくりの考え方です)。iDeCoはマネックス証券がおすすめです。

加えて①に属するダンおすすめの海外株式としては以下の記事にあります。

SBIネット証券で自動積立がおススメです。

②日本

マネックス証券のiDeCoでしたらこちらの2つが良いでしょう。

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二つの違いはこちら

国内ETFでしたらこれらがダンのおススメです。

1306 :TOPIX連動型上場投信
1321 :日経225連動型上場投信
1343 :東証REIT指数連動型上場投信
1615 :東証銀行業株価指数連動型上場投信
1628 :運輸・物流上場投信

日本のETFでお勧めされている中でも、長期的にずっとと言っているのは1306と1321です。そのほかはコロナショックからの回復過程で投資しましょうとおっしゃっているETFと理解しています(2021.2頃の動画では回復続くならずっとでいいと言及あり)。

個別株は、普通に購入してしまうと最低100株からの取引なので、株式の中の日本株の割合がどうしても多くなってしまいます。それを防ぐためにネオモバイル証券の口座開設をしましょう。費用もやすく自動積立できておススメです。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

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③新興国

中国、インド、インドネシア、フィリピン、ベトナム、台湾、韓国、メキシコ、ブラジル、アフリカ、ナイジェリア、エジプトなどのETF,個別株です。1株から購入できますので、SBIネット証券で自動積立設定しましょう。
具体的にはこちらを参照してください。

なお、この記事にあるようにインドのETFのEPIはSBIネット証券で購入手数料が無料ですのでおススメです。

なお、ダンはVWOやeMAXIS Slim 新興国株式インデックスのような、新興国にまとめて投資できる商品を選んでおしまい!というのはNGとおっしゃっています。こうした商品も結局はアメリカETF(SPY)と同じような値動きになってしまうため、分散がおススメということですね。

まとめ

ダンのポートフォリオで株式部分の投資の仕方、内容をまとめました。割合は以下です。

①25%:米国(先進国)にリンクするETF
②12.5%:日本
③12.5%:新興国

SBI証券ネオモバイル証券で自動積立,、iDeCoならマネックス証券が基本となります。
個別の株式、ETFはよく調べてから投資おねがいします。
みなさんのご参考になれば嬉しいです。

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