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第125回「社会保障審議会 障害者部会」のざっくり解説

3/11に行われました障害者部会では主に居住支援について議論されました。その中で特に重要なポイント等について解説(一部予想)します。


⚫GHで検討されている新たな報酬上の評価と類型

①強度行動障がいの点数が特に高い者や高次脳機能障がい、医療的ケアを有する者、高齢者などへの支援についての評価(障がい者支援施設も同様)

⇒重度障がい者支援加算とは別に上乗せ?

②一人暮らし等を希望する者に対し、一人暮らし等に向けた支援を実施する場合の評価

⇒加算ではなく、新たな類型(東京都通過型GHを参考)での評価になる?

③退居後における見守りや相談等の支援についての評価

⇒就労移行支援体制加算のような加算?


⚫GHの質の低下への対応

①障がい福祉サービスの実績や経験があまりない事業者の参入が多く見受けられ、特性や程度を踏まえた支援が適切に提供されないといった支援の質の低下が懸念

②障がい者支援施設の知識・経験やノウハウについて、地域の障がい福祉サービス事業者に還元

③支援の質の確保について、障がい福祉サービス全体とあわせて検討していく

④グループホームの支援の質を確保するための継続的な外部評価を受ける仕組みの導入や事業所指定や監査等において質の確保方策

⇒介護サービスのGH(認知症対応型共同生活介護)のように、福祉サービス第三者評価又は運営推進会議などが義務づけられる?

GH以外も自主点検やWAMネット公表などの義務化とかになるかもしれませんね。


⚫その他、一般相談支援(地域定着支援、地域移行支援)や自立生活援助、地域生活支援拠点のテコ入れ案などですが、地域差がありすぎるのと、地域生活支援施策の充実を待っていると物事が進まないような・・・。

あと、こども家庭庁に放デイなどは移管され、障がい福祉分野などの一部は共管になるそうですが、上手くいくイメージがわかないなぁ💦


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