ゆでガエルにご注意を
ゆでガエルとは
皆さんは「ゆでガエル」の逸話を聞いたことはありませんか?
”カエルを熱湯に放り込むと飛び跳ねて逃げ出すが、水から徐々に水温を上げていくと、カエルは気付かずに茹で上げられてしんでしまう”
という逸話です。(この話は真実ではないらしいです)
この話のポイントは、「突発的な危機には対応するが、徐々に迫ってくる危機には対応できず、立ち行かなくなる」という意味合いでビジネスシーンでよく使われる言葉になります。
特に日本人は変化を嫌い、正常性バイアスが強い傾向にあるため
この「ゆでガエル」に陥りやすいと言われています。
福祉における「ゆでガエル」
私は、福祉施設や法人に対して人材採用や定着の方法等をお伝えする
人事コンサルティングの仕事をしているのですが、
あまり興味を持たれないことが多々あります。
これは、昭和~平成の労働者が溢れていた頃に
「お前が辞めても代わりはいくらでもいる」と言われていた時代の人間が
経営者層になっているからだと考えています。
しかし、今後は皆さんご存じのとおり
日本は超高齢社会となり、労働人口(働けるヒト)はどんどん少なくなっています。
昔の人材が豊かな時代を引きずっていると、従業員が足りなくなり
「人手不足倒産」を引き起こしてしまいます。
人手不足倒産にならないために
ここまで読んで「いやいや、倒産なんてしないよ。極論だよ。」と
思われた方もいらっしゃるでしょう。
しかし、負のスパイラルは既に始まっていると気づいた方が良いでしょう。
①従業員が辞める
⇩
②特定の従業員(勤続年数の長い)に負担が集中する
⇩
③新人ばかり増える
⇩
④特定の従業員が体調を崩し、退職又は休職する
⇩
⑤現場がまわらなくなる
いかがでしょう。
既に上記のいずれかのフェーズに当てはまる事業所もあるのではないでしょうか。
「人手不足倒産」をしないために、「ゆでガエル」にならないために
一番重要なことは「危機に気づき、認識する」ことです。
まずは、この危機を認識しないと対策をするという発想がでません。
常に一歩先を見据えて事業を進めていくことをオススメします。
最後に
ローダン社会保険労務士事務所では
元福祉職員の社会保険労務士が
事業所の抱える悩み・問題を解決するお手伝いをしております。
もし、お悩みがございましたら、
全身全霊をもってお返事させて頂きますので
お気軽にDM・メール・電話お待ちしております。
初回無料でご相談いただけます。
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