中西経団連会長は悪性リンパ腫の再々発で退任へ

 経済界のトップ中西宏明会長は、治療中であった悪性リンパ腫が再々発したことで、退任を決意したそうだ。73歳のときに倦怠感を覚え、検査入院し悪性リンパ腫の治療が始まった。

 悪性リンパ腫は今では完治する可能性のある病となってきている。しかし、5年生存率は7割程度。そんななか、治療を継続しつつ重職を務めてきた。2019年6月から3か月、治療のために休んでいたが、9月に復帰。しかし、2020年7月に再発。抗がん剤治療を継続し、今年3月には寛解したとの説明であった。

 これで再々発というこになる。すでに75歳に達しており、高齢となってきた。抗がん剤の最終クールを終えた後、倦怠感を訴えていたというから、もしかしたら抗がん剤治療を継続していたのかもしれない。

 同じ血液がんの治療をしている身としては、再発や再々発のニュースを聞くと、気持ちが沈む。まだ、寛解ともいえない状況なのに、一旦良くなっても、安心はできないと告げられている気がしてしまう。

 確かに高齢になってきているが、なんとか踏ん張ってほしい。要職から退いでも、経済界の相談役として十分にその役目は果たしていけるはずだ。快復を祈りたい。

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