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社労士試験 1回目

コンニチハ。
デコピン@しゃろーしです。

しばらくお仕事バタバタで期間が空いてしまっていました。
SNSなどを見ていると駆け出し社労士の方は例にもれず社労士試験のことを発信されている方が多いので、昔取った杵柄ですが自分も記録に残してみようと思います。
成功談は巷でよく見ますので、失敗談と愚痴中心で(笑)

社労士試験はコストパフォーマンスが悪い

そもそもの話ですが、私見では社労士として開業しないのにこの試験を受ける必要は全くないと思います。
己のスキルアップとか、企業内で人事労務の仕事をしていて箔が付くから等の理由で取得するにはコストパフォーマンスが悪すぎます。
よく予備校などの資格取得までの勉強時間で800~1,000時間と書かれていますが、感覚的にはそれぐらいで合格ラインに乗れるか乗れないくらい、運が良ければ合格できるかなってな感触です。
かといってじゃあ2,000時間やれば合格確率が劇的に変わるのかといわれるとそうでもなく・・・
あのうっとおしい足切り制度のせいで実力はあるのに5年、10年合格しない人はザラにいるのです。
合格して登録したところで、勤務社労士の方は代表名で手続書類を作りますし、企業内の労務担当者はそもそも代行印いらないし、ほんとに開業以外に役に立つのか?と思います。
未経験からの社労士事務所への転職という部分において多少のアドバンテージがあるくらいでしょうか。

二度と受けたくない試験

ではそもそもなぜこんなにコストパフォーマンスが悪いのか。
もとい、合格率が低いのか。
結論としては先に触れた足切り制度が一番の原因でしょう。
社労士試験の試験科目は午前選択式8科目1時間20分、午後択一式7科目3時間30分。
その中で1科目でも基準点を超えなければ他の科目が満点でも不合格となります。
午後の択一試験は1科目10点中4点以上が基準点なのであまり下回ることがないのですが、午前の選択式は基本的に5点中3点が必要なので、3問分からない問題が出た時点でゲームオーバーです。
しかも大体1~2科目くらいは1年みっちり勉強しても、誰も知らないような初めましての問題が出題されます。
現に私は3回目で合格しましたが、合格年の労働一般常識の科目は全く知らない問題が5問出ました。
あの時ほど試験委員を呪った時はありません。
この年で反省したのかここ数年はあの時のような奇問は出ていないようですが、1年間いろんなものを犠牲にして勉学に励んでいた受験生を最後の最後に鉛筆転がしで選別するような試験制度はよくありません。試験の合格率は5~7%程度で推移していますが、このアホみたいな奇問足切り制度がなければ10~15%ほどになるのではないでしょうか。
このウルトラクイズ的な要素があるので合格者が口をそろえて言うように私も二度とこの試験は受けたくありません。
ほんと、努力が報われるまともな試験になることを切に願います。

失敗勉強法

前置きが長くなりましたが、試験1回目のことでも書こうと思います。
私が最初に受験をしたのは2019年、51回試験でした。
恥ずかしながら、人より少し物覚えがいいと思っていた私の勉強法は大学受験時代とほぼ変わらず、ひたすらの丸暗記戦法でした(笑)
ひとまず本屋で一番試験範囲を網羅していそうなみんなの欲しかったシリーズを購入し、12月ごろからひたすら読み込みました。
大事そうなところにアンダーライン、数字はとりあえず丸暗記、
意味は分からんけど専門用語はひたすら見て記憶。
そう、なぜならこの試験は5択のマークシートだから!最悪、それっぽい言葉を選べば20%の確率で正解にヒットする。
合格ライン6割なんて楽勝っしょ。
完全にそう思ってました。
勉強時間は記録していないので分かりませんが、仕事が休みの日に気まぐれにやっていただけなのでおそらく300~400時間程度のはずです。

暗記することを優先したため、問題演習はほぼせずに直前期の7月くらいに問題集を購入し、1周解いただけで本試験に臨みました。
ただ、今から思えばなぜかこの時が一番合格する自身に満ち溢れていました。
よく、ゴールに近づくほど不安になっていくと言いますが、この時はゴールが遠すぎて合格との差分が全く分かっていなかったからだと思います。

ちょっとやばいカモと思い始めたのは実は本試験受験中からでした。
実際に本番と同じ時間で問題を解いた経験はもちろんないため、時間配分が分からず、試験中に時計を何度もチラ見して焦る。
教科書で気合を入れて覚えたワードや数字は勿論覚えていることが前提で問題文が構成されているため、とてもではないですが太刀打ちできませんでした。
そもそもまず問題文を理解することに時間を費やすのです。
午前の選択式はなんとかなったのですが、午後の択一式は3時間30分では完全に足りずタイムオーバーでした。

結果は案の定燦燦たる結果で合格ラインの約半分。
※満点の半分じゃなくて、合格ラインの半分ですW
11月の合格発表で不合格者には点数のハガキが送られてくるのですが、さすがにそれを見てちょっとへこみました。
大学受験はある程度暗記でどうにかなったし、学生時代は法学部だったし、旅行会社時代にとった某国家資格もほぼ一夜漬けでどうにかなったので、最悪不合格でも惜しいところまではいくものと思っていました。
2回目を受けるか受けまいか。
どういう勉強法で行くのか、悩んだまま2020年を迎えていました。

そして1月末に幸か不幸かあの世界的事件が起こるのです。
つづく・・・





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