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社労士試験 2回目

こんにちは。
デコピン@しゃろーしです。
武士のように名乗るといいらしいですね、名乗ると。

さて、燦燦たる結果に終わった試験一発目でしたが、
能天気に結果発表後のんびりしていたら年が明けていました(゚∀゚)
問題演習が少なかったので、今年は問題演習でもするかなあ。。
と、なんとなく思いながら、でも問題解くのってめんどくさいからイヤなんだよねってな感じで1月を無駄に過ごしていました。

新型コロナウィルス襲来

1月末、なにやら中国で怪しいウィルスが・・・
そう、新型コロナウィルスです。
ご存じの通り2月に入ってから日本でも確認され、瞬く間に全国に広がっていきました。
当時旅行会社だったワタクシの会社はピンチでございます。
家から出るのが悪とされる中、旅行に行くなんてとんでもない。
商品販売できないことは勿論、予約されている旅行も強制キャンセルせねばならず、売り上げはどんどん下がっていきました。
と言うか、対前年比で99%減だったと思います。
日本全体で業績悪化だったかと思いますがこの業界ほど割を食った業界はないでしょう。
当然、会社も休業状態。例にももれず自宅待機で雇用調整助成金をしばらくは受給することになりました。

やることがない。

さて、会社は1か月まるまる休み、家からも出れない。
暇だ。ということで、ついに真面目に勉強を始めたのです。

とりあえず、法改正があったので、去年のテキストを破棄して新しいテキストを新調しました。
みんなの欲しかったシリーズの教科書は前年使ってなじみがあるので、再度購入。
でもちょと詳しすぎるので、ユーキャンのテキストも買いました。
問題集は最初みんなのほしかったシリーズを購入したのですが、
ボリュームが少ない感じがしたので、ネットで評判の良かった社労士24の問題集を購入しました。


しかし、実はこれが社労士24ではなかった(笑)
アドレスがsharoushi24だったのですが、完全に別物でした。
本来は資格の大原の通信講座である社労士24を受講したかったのですが、
謎のオジサンがやっているテキストをネットで購入してしまいました。
しかも8,000円くらいした・・・
pdf版と紙版があり、紙版を購入したのですが、ルーズリーフにpdfを印刷したものが10科目分送られてきました。
正直かなりの分量です。
合格後破棄してしまったのですが、5年分!?くらいの過去問に解説がついているというシンプルなもので、所謂奇問、難問は省かれてスタンダードな問題のみが掲載されているものでした。

誤って購入したものの、意外(失礼)とまとめ方や解説が秀逸で、コロナ休業期間にひたすらこの問題集を解いていました。
合格年に本物の社労士24を受講するのですが、今思えばこれが一番効果があったかもしれないです。
よく、効率の良い勉強法で過去問をひたすら解くというものがありますが、
振り返れば実際これは効果があると思いました。

以前までは記憶して、理解してから問題を解かないと意味がないと思っていたのですが、分からないまま問題を解いた方が、分からない部分が明確になるので、ピンポイントで学習ができるし、間違えたという事実は覚えているので印象に残るため、記憶にも残りやすいし効率的です。

ただ、あくまでも効率がいいだけで、ある程度の量は必要になります。
巷では「1日1時間で受かる!」とか効率ばかりを重視した無駄を省いた勉強法が流行っていますが、一部の才覚のある人を除いては何度も何度も繰り返し、その中で効率を見出すというような昔からの泥臭い勉強法が一番近道なのかなと思っています。

勉強本気モード

さて、2月から本格的に勉強を開始したわけですが、2~8月までの勉強時間は600~700時間くらいだったかと思います。
ネットなどではちょうど合格できる時間数ではないでしょうか。
ただ、2、3月は会社がほぼ全休状態だったので、がっつり勉強できたのですが、さすがに4月ごろから出勤が始まり、2週間くらい出社して、2週間くらい休業を繰り返す勤務スタイルになっていました。
コロナもいつまで続くかは分からない、精神的にも大学受験以来に結構勉強してたので何とか今年は合格したいと思い、気づいたら10年吸ってた煙草もやめれていました。不思議なものです。

勉強量はある程度ほかの受験生に並んでいたのですが、独学故にやはり効率は悪かったです。
社労士試験は司法試験や、会計士試験と違って独学でも合格できるかと思いますが、感覚的にはネット上で飛び交っている合格までの勉強時間の1.5倍くらいはかかると思います。
特別支給の老齢厚生年金の生年月日ごとの支給開始年齢、国民年金の合算対象期間、健康保険の高額療養費、徴収法のメリット制などは1人で考えていても全く分かりません。
かといって足切りがある以上ばっさり切り捨てるわけにもいきません。
とりあえずこの辺りの科目はは丸暗記することにしました。

ただ、やはり労一・社一の一般常識科目、これは独学組には限界があります。
法令、白書、統計、判例、労務管理、神羅万象ともいえるこの科目は正直網羅することは不可能です。
法令部分は別としてその他のどこが一般常識やねん!と突っ込める類のものはスルーすることにしました。

試験2回目

2020年、2回目の試験を受験しました。
1回目に比べてある程度の勉強量は確保したので、自信はそこそこありましたが、一般常識科目に不安が残り、実際に合格までは五分五分という心境だったと思います。

受験会場はありがたいことに母校だったので、慣れたキャンパスで落ち着いて受験する事が出来ました。
ただ、午前の選択の労働一般常識で恒例の奇問が出題され(この年は統計名クイズでした)、午後の択一は結構もんもんとしながら受験したのを覚えています。
相変わらず択一の時間は3時間半結構ぎりぎりで、終了20分前くらいに全問解き終わった感じでした。
手応え的には思いのほかありました。ワンチャンいけるんじゃね?

結果は。

他の国会試験もそうですが、解答速報は各予備校が20時ごろから発表されます。
1年勉強して当日夜に結果が分かってしまうとはなんとも残酷です。
家に帰って銭湯でも行ってゆっくりしてから、答え合わせでもするかと思っていた矢先、会場を出たところで予備校のパンフレットを渡されます。

出来れば今年で受かりたいなあ、でもダメだった時のために予備校も考えないとなぁと思い、受け取ってしまったのですが、コレ、午前の選択式の解答速報ついてるんですよね。
見てはいけないと思いつつ、やはり不安な回答は見てしまいました(笑)
労一は正直全くわからんかったので、文脈で判断するという技を駆使して2点w
でもみんな取れてないだろうから、これは8割方救済入って2点になるからセーフ!
ざーと見ていくと案外3点取れてる・・・

あー!でも労働基準法2点じゃん!
判例落としてるよー、、、

合格発表

帰宅してから択一含め答え合わせをしましたが、やはり選択の労働基準法、労働一般は基準点割れでした。
判例捨てなきゃよかった・・・
運が良ければ労基も基準点引き下げの可能性もありますが、
労基は他の科目に比べてビギナー層も勉強しているので、なかなか2点に引き下がらない。
択一は45点取れていたので、ぎりぎり基準点くらいか。
かなり厳しい状況でした。

11月の正式結果をそわそわしながら待ってたのですが、やはりこの年はダメでした。
択一は合格基準点越え、選択労働一般は予想通り、2店への基準点引き下げ、ただ、労基ははやり3点のまま。
社労士試験あるあるの足切り1点足らずで不合格です。

ほんとにこの足切り制度はいやらしい制度です。
選択労基なんか試験開始直後に解いてるから、開始5分くらいで不合格が決まってたってことで、後の5時間くらい気を揉みながら解いたのは何だったのかとアホらしくなります。

そして合格が眼前に見えたからこそ、撤退できず何年も泥沼にはまっていく人がいるのでしょう。

自分も例外ではなく、あと1点の悔しさから来年の受験を決意していました。

つづく・・・










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