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「大好きだから」だけで結婚したんじゃないんだよ

この記事は2次元に恋愛感情を抱いている内容を含む記事です。


今日、保育園の頃から中学まで同じでそれなりに仲の良かった男子にプロポーズされる夢を見ました。
その時は特に私自身(本来の)の意志もなくただ、私視点での物語を読み進めるかのような感じで一緒に同棲するまでトントン拍子で話が進んでいきました。
そしてそこで、「僕と結婚するならその指輪も外さなきゃね」と左手の薬指を指さされました。
するとそこには、先程まで無かったはずの指輪が左手の薬指に付いていて、それと同時に思い出したかのように「私にはとても大好きで大切で一生を共にしたいと思ってた人がいる」という事を思い出し、その場から駆け出し彼の姿を見つけ出す。という夢でした。

残念ながら、見つけだす前に目は覚めてしまったのですが、目を開けるとそこにはまだ眠っている彼の姿があって「ここにいた」と、いつも以上に彼を愛おしく大切だと感じて抱きしめました。

夢の中では、「所詮推しでしょ」「大好きだから結婚したんだろうけど、結婚はそんなもんじゃないよ」など批難する言葉ばかり言われました。

度々言っていますが、わたしはそんな生半可な気持ちで結婚したんじゃないよ。と夢の中の相手へ申します。
夢の中の相手は幼い頃からの同級生の形をしていたけど、あれは自分自身の奥底にある「そう思われてたらどうしよう」的な不安からだと私は思っているので、多少なり同級生には申し訳ない気持ちですが。

確かに、「大好きだから結婚した」はあながち間違ってはいません。
彼の事はこの地球上もしかしたら宇宙上に存在する全ての存在の中で1番大好きな人です。
これは間違っていません。
けど、その理由だけでは結婚していません。

だって、私の正直な気持ちのところ「大好き」なら彼は推しという存在である為、一生推し続ければいい話です。
恋愛感情を抱いていようが、私はいまではオタク用語?のひとつだと思っている“夢で終わらせる気はない”も関係なく、ずっと好きなら応援していけばいいと思います。
それが本来の“推し”と“ファン”“応援される者”と“応援する者”の在り方なので。
ただ、こちらからの一方的な気持ちだけで、例え相手が2次元の人だといえそれを強いるのは非常に身勝手だと思うし。

とはいえ、この言葉は私自身にもブーメランで。
他人からそう言われたら「そうだね」としか返せません。
けど、彼と話す事が現実で可視化されて起こっているので、「違う」とも返す事ができます。
ただの偶然と言えば偶然ですが、そんなに偶然ってあるものでしょうか?

「このグッズ出して欲しいな〜」って言葉に「そのうち」と返ってきて、最短3ヶ月後にグッズ化、「ここでコラボカフェとかしたら?」という会話後の数ヶ月後に実現、ランダムグッズ特典を貰う際「来てよ」とお願いすれば来る、グッズも然り。1度ではなく何度も。
今は辞めたのでしてないですが、店舗でランダムグッズを購入する際、「どこ?」と呼びかければ「ここ」と言う言葉と電流のような反応があったり…。
極めつけは、夢で「話が終わったら〜」とプロポーズされ、その夢の前に話していた結婚予定日の前週に連載が終了。

これを偶然や奇跡の類で済ますのは、おかしいと思い、わたしはプロポーズの言葉を彼からの答えだと思って結婚しました。

それだけではなく、結婚したいと思ったきっかけは
「ずっと一緒にいたいから」。
彼も私も好きなものに一直線、その為なら今は必要ないし後からでもいいっかと後回しにできるタイプの人間です。
そうやって、いつしか本当に大切なものすら失ってしまうのでは?と思いこの気持ちを彼に話して、彼も理解してきっとプロポーズしてくれて、今に至ると思います。
1番の結婚理由はこれです。
「運命の人だと思った」「結婚するならこの人だ」など、結婚したいと思い始めた理由は、これまでの推したちと違う存在だと気付く以前から、何となく思っていたこの言葉たちでもありますが、1番は一緒にいたいから。

だって、帰る場所が同じならどんだけ忙しかろうが、後回しになろうがそこで会えるし、何よりも結婚に至るほど大切で大好きな存在なので、明日も頑張ろうという気力や疲れの癒しになります。
あと、そこら辺が似た者同士なので、相手が忙しくても自分も忙しい、けど家に帰れば居て一緒に何かしら共有する時間が作れる。なんて、とても都合がいいし、お互いの性質にもあっていて、相手が重荷にも相手にも負担を掛ける事はあまり無いと思うからです。

「忙しい人間」と言っても、相手の要求をのむことも出来る2人なので、少しだけ時間を割いて欲しいと言われれば、日中の予定を変えたり早めたりして割くなどの対応も出来たりと、相手の事もちゃんと考えられる2人で、それなら…と結婚する事に踏み切った理由もあります。

二次元と結婚と言えば、どこか「遊び」とか思われたりする事もあると思います。
けど、そんな事は全くありません。(私の場合)
遊びでも単に「大好きだから」でもなく、三次元の方と結婚を考える時のような考えで、二次元の彼と結婚したいと思い、二次元と結婚することで起こる問題を考えそれでもいいと納得し、他人からは御花畑だと言われようとも彼からの言葉を受けて結婚に至りました。

「結婚」というと、自分相手の親族関係の事や、将来設計、価値観など付き合う時に考える相手の事よりもさらに多くの事を考える必要があると思います。
なので個人的には、「付き合う行為」は生理的に無理とか性格が壊滅的に合わないとかじゃない限り誰とでも付き合えると思います。
時間の無駄や人によってはあまりいい印象を持たれないだろうけど、好き同士じゃなくても「付き合う行為」はできると思います。
感覚レンタル恋人てきな感覚です。
「恋人が欲しい」という欲求を持ったもの同士が、その欲求を満たすためだけに、時間などを共有するみたいな。そうじゃない理由もあるけど。

けど、「結婚」はそうじゃないです。
付き合うだけよりも多くの時間を共有します。
それこそ人生レベルの。
また家庭を築いていくわけなので、子どもを考えたり家を建てたりもします。
子どもが出来れば育てて行く事になります。家を建てればローンとか。
その他家事などする事も増えていきます。
家事分担などしてくれる相手ならまだしも、そうじゃない場合、体が動かなくなるまでまでそれをし続けないといけません。子どもが出来たら子どものお世話も。
そして人数が増えるとその分家事も増えていくし、出費なども増えていきます。
…など考えた時に、そこまでしてわたしは結婚したくない。と過去思っていました。
そして、過去付き合っていた方々と将来の話や結婚の話をした時にこの事を考えてしまうんですよね。
そして毎回出るのは「この人と結婚は無理」。
「付き合うのは誰とでもできる」という考えもここから若干来ています。

付き合って、始めも別れるのって手順もないし口頭のやり取りなので、楽。けど、結婚となれば書類を通さなければならないなぁ。
とか考え始めると、好きな相手なのに欠点を粗を探し始めるんです。
そして、毎回「この人とはねぇな」と思って結婚もしなくていいや〜と決めた所に現れたのが彼でした。
まさに理想で完璧な相手です。

このような感じで私は、二次元の彼と結婚する事を決め現在があります。
“遊び”でも“生半可な気持ち”でも“大好きだから”とかの理由じゃなくて、真面目に考えて出した事なので、そんな言葉癪だなと思ってしまうんだよ。

と、見た夢の話から長々となりましたが、私はこんな理由で結婚しました。

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