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余命10年#14

小松菜奈さんと坂口健太郎さん主演で、『余命10年』という映画が公開されています。小松菜奈さんも坂口健太郎さんも好きです。原作は、小説で、作者が病気本人の方なので、映画公開がどうこう言いたいわけではありません。

私の病気も、個人差があるから、はっきり言われているわけではないけど、余命10年くらいらしいです。

多系統萎縮症は、脊髄小脳変性症のひとつなので、2005年に放送された「1リットルの涙」でドラマ化された病気です。私も毎週見てました。あのドラマで、沢尻エリカさんも知ったし、錦戸亮くんもレミオロメンの歌も好きになりました。
あのドラマで、この病気を知っていたので、自分の症状が似てるなーとも思ってました。

私は、こういう映画やドラマで、病気のことを知ってもらっても、特に意味ないと思ってます。こういう病気になっても、普通の人で普通の生活をしたいだけです。約40年、健常者として生きてきて、いきなり障害者になったので、言えることです。
最期まで、普通に生きたいです。病気の人が思っているのは、それを伝えたいだけだと思います。健常者は、その手伝いをしていただければと思います。

映画を観てないので、偉そうなことは言えませんが、観る人、観た人、観ようと思ってる人、そういう風な視点で観ていただければと思います。


病気のことついでに、話します。
病気を診断されてから、「いい人は早死にする」とか「替わってあげたい」とかよく言われます。
「いい人」が「早死に」するなら、いくらでも悪人になります。病気を替わることはできないから、「替わってあげたい」と思ってくれても、病人に言わないでください。誰にも替われないのが分かってるのは、病人です。励まそうとしてくれてるのは分かってますが、替われません。選ばれてしまったのは、こっちです。
周りの人には、助けてもらうだけなんです。病人の希望を聞いて、助ける方が大変だと思います。病人は、いつも助けてもらうのを、うまく伝えられないけど、感謝しています。だから、病気を替わることはできないから、もし、周りに病気の人がいるなら、同じ人間として扱って、出来ないことは、助けてください。


もう1つ、病気関連で私が勝手に感じること。
季節の移り変わりが、好きだったのに、辛いです。季節が変わる、ということは、時間が経つということだから。
来年の話とか、先の話をするのが、嫌いです。自分がどうなってるか、分からないから。今が、一番良い状態ですから。


と、自分勝手なことをたくさん話して、スッキリです。

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