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開運酒場

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2019年4月に全国の縁起のいい酒場とパワースポットを巡る酒旅エッセイ「開運酒場」(自由国民社・購入は→https://amzn.to/2Os4m5J)を上梓しました。ぜひ第二弾…
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2019年10月の記事一覧

【開運酒場】鬼子母神のお膝元で、距離感の絶妙なBarに遭遇〜雑司が谷・Tsujiya〜

その駅に降りようと思ったのはただの気まぐれだった。 雑司が谷。 通勤で副都心線を使う自分にとってはただの急行通過駅。 だけどその夜はなぜか、そこで一杯飲んで帰りたいと思ったのだ。 地上に出るとそこは都電荒川線。 踏切を渡るとすぐに鬼子母神の参道があった。 古い石畳に大きなケヤキの木。 祭事が近いのか家々の玄関に灯篭が灯る。 参道の突き当たりでふと見つけた不思議な店。 いや、最初は民家か事務所だと思った。 だって屋根に「辻会計」と看板が。 しかし窓から中

【開運酒場】なにゆえ飛騨なのに東海道?怪しすぎる飲み屋街で開運札を奉納〜岐阜県・高山市〜

いまや、日本中のどこにでもいる、インバウンド。 外国人観光客を表すこの言葉、いつ誰が使い始めたのか知らないが、何となく語呂がいいからか、外国人観光客が落とす金がないとやって行けない後ろめたさがカタカナ言葉で薄まるからか、猫も杓子も「インバウンド」の多用で、もはやうんざりを通り越して、何か実態のない空想の生き物のことのようで、なんだかおかしい。 「インバウンドあらわる!」 「インバウンド、東京を席巻!」 おーい、地球防衛軍の出番だよ〜。 え、あまりに多すぎて人が足りない?

【開運酒場】街と酒場は訪ねてみないとわからない〜自由が丘〜

今回訪ねたのは東京目黒区の自由が丘。 え、自由が丘に酒場なんてあるの? と思ったアナタ。たしかにオシャレなイメージのある街だ。 オヤジ好みの飲み屋などなさそうだが、これが結構あるんです。 例えば、伊丹十三や山口瞳も通った名店「金田」、その隣には激シブのウナギ酒場「ほさかや」、オシャレなマリクレール通りには怪しい「よりみち横丁」なんてのも、 ですが今回はそれらではない。 その前に、お参りだ。 やはり神社仏閣などなさそうだが、神社とお寺のない街などありえない。 あ