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ベンチプレスにおける大胸筋の走行と肩甲骨の角度について

ベンチプレスの動きは本来大胸筋が使える動きではない?

意外かもしれませんが肩関節の動きを見て行くと、ベンチプレスの動きは大胸筋をフルに使える動きではありません。

もちろんフルの可動域で使えるから大胸筋が肥大するかと言うのもまた少しロジックとしては弱いのですが筋肉本来の動きと考えると少し弱いのです。

ベンチプレスの肩の動きを見て見ましょう。

おろし切っても0度強であげ切っても90度前後です。


肩関節の可動域はと言うとこのような動きを水平伸展/屈曲と呼ぶのですが、伸展で30度、屈曲で135度なのでベンチプレスではだいぶ動きが出ていないのがわかります。

次は大胸筋の走行です。

大胸筋の走行は見てわかるように横に走っていますがベンチプレスは先ほども書いた伸展屈曲の動きではこれを使い切れませんし、他の作用であるない点、屈曲がないのでベンチプレスを筋トレとして考えずに、競技で主導筋である大胸筋を使うにも不十分なのです。

ベンチプレスの軌道は真っ直ぐではない

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