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エンジニアが簿記を勉強する理由

仕事では会社の財務や経理に関わることがそこまでないエンジニアですが、社会人になってから2年目くらいに簿記資格の勉強を始めました。その理由についてのまとめです。

エンジニアが簿記を勉強する理由

きっかけとなったのは務めている会社の中間決算発表が知らない用語だらけで理解できなかったからです。経営者的なマインドセットとというのを持って働いて欲しいという指導がありますが、この数字や用語で結局どうなのか自分で解釈できないことが腑に落ちず、ファイナンスに関して勉強不足を感じ社会勉強のトレーニングという言いますか、大学でもっと経済学について深く学べれば良かったなと思いました。

世界中のCEOに憧れて、彼らの生きてきた歴史を調べたり、ビジネス書を読むとMBAを取得した方も多く、MBAで学ぶのはどんなものを学ぶのかと、パラパラと読める本を手に取ると、その中には会計学というものがあり、会計学には簿記という会社の利益をデータ化する業務があるということを知りました。

今まで会計というとお金の計算というザクっとしたイメージだったので、簿記は日本国内だけではなく国際化されたお決まりのルールであることを知り、ビジネスマンとしての常識が足りなかったと自覚したのです。

日本における「マネジメント」という立ち位置

転職未経験、今勤めている企業でしか働いたことがない者ですが、社会人になって自分的に不思議に感じたのは育ちはプレーヤーのエンジニアで、そこに金と人のマネジメントが同時に要求されるのがメーカー管理職という部分でした。

部下を育てるというよりもマネージャーが自分自分を育てることに必死なマネージャーも少なくないですし、チームとプレーヤーの最善を考える部活で言うマネージャーの方もいます。個人的には優秀なプレーヤーだった人がマネジメントになり、親分として人材を育成するというスタイルがより優れたモノやサービスを創りだせると思っていて、エースだったエンジニアをマネージャーにして人とお金の管理のみをさせることは少し勿体無いと感じました。ともかくお金の管理を任されるエンジニア上がりのマネージャーってお金(資産)の考え方と基本に関しては会社でトレーニングさせるか、別途自分で勉強して慣れておかなければならないということですね。

勉強の仕方

仕事で記帳することは全くないのですが、せっかく勉強するなら簿記検定に手を付け始めたから終わりを残したく、簿記3級から勉強をはじめました。
あくまで大学で会計学として学ぶ様に簿記という社会の仕組みを一定レベルまで理解してますよーというゲームでいうトロフィー的なものです。

教養に対する投資という意味ではなるべく支出せず勉強することがお得に感じられて、Youtubeで簿記講座を一周し、練習問題を解き、市販テキストで一周をして(メルカリに試験直前に掲載するとよく売れます。いつ本が売れて手元から離れるか知らないというプレッシャーもかかり本を放置することもなくなります)、練習問題を解くということで大体は取れます。最初から完璧に100点取る必要はなく、私自身は暗記することが苦手で、60~80%くらいを覚えて、何回か繰り返すうちに自分のモノにすることが多くありました。3級はAmazon Kindleで本を読んで、過去問の本を購入し試験直前に販売する方法で、ほぼ検定費用と諸費用だけで済みました。

はじめての簿記検定での学びは、
・時計を持って行ってなかったこと
・電卓に慣れていなかったこと
・数字の金額の、をつけるのに慣れること
・用語を覚える、漢字が間違いなく書けるようになること
でした。
この後も、セルフマネジメント修行は続きますが、いつかその時に背景知識として役立って欲しいと思っております。


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