旅行のジレンマ。旅とは?
3月は有給休暇消化月間。
多くの会社がホワイト企業の指標の一つである有給消化率を達成したくターゲット有給消化日数を決めていると思っているので、強制的に休みを取る方も多ければ、少し暖かくなった3月は旅行に適した時期で旅行に出かけやすい月でもあると思います。
子供の頃からガールスカウトなどを通じて色んな旅に出ていたので、荷造りに関してもチェックリストなして短時間でパッキングできるようなコツを持っていたり、何度も長い一人旅もしてきているので旅行に関しては結構慣れている方だと思っています。だからかも知れないですが、こうした旅行を繰り返し30代になってからは、歳のせいかも知れないのですが、個人的には旅行はドキドキと引き換えに決断にエネルギーを使うスポーツだと感じるようになりました。
MBTIでEとJを持っている徹底的な計画家の自分にとっては
・お出かけは楽しいものですが旅行ではコントロールできない天候やハプニングがあったり
・既に疲れていてエネルギーをさらに使う活動をする気持ちにならなかったり、
・今まで散々旅行をしてきているので特に新しいとか珍しいと感じられなくなってきたものが多かったり、
・様々なアクティビティの中で限られた時間の中で最高の旅行の思い出を作るためのミッションに対しての決断をしなければならないと言うプレッシャーに対して予想していた部屋や場所や食べ物などが期待値よりも下回っている時の失望感だったり、
・何日分の荷物を持って運ぶのが重い
・旅行自体が歩き運動を促進して健康には良さそうですが、「地域限定」に負けてしまい一杯食べて必ず太って帰ってくる
などで、自宅で趣味に時間を使ったりスキルを磨くのにのんびりする方が良かったと思うこともありました。
それでもみんなが良いと思う場所には何があるのか自分の目で見てみたいと思いますし、しばらく旅行をしてないと若いうちにそろそろ違う場所に自分を連れ出さないとと言う気持ちでムズムズするので、これが私の思う旅行のジレンマです。この前久しぶりに再会した両親と関西を旅をした際に父の体力が相当落ちいて長く歩けないことに気付き、結構ショックでした。どうせ行くなら物心がつき沢山歩ける歳にするほど良いですし、物価は上がり続けるので行ってみたい場所は早めに行ってみるのが一番良いと考えました。
今回熱海と初島を旅し、旅行ってなんなんだろうと湯船に浸かり考えてみました。
旅先がどこであれ、そこにあるもの自体に価値を付与し、わざと偶然に遭遇すること。観光名所はそれを意図的に作っている仕組み。ただ有名な場所でみんなが食べるあれを食べ、観光雑誌などに載っているあの風景を目に入れると言う聖地巡礼的な旅行も悪くはないと思いますが、本質は旅行先で人に会う、新しい経験や思い出を獲得すると言うところ。都市に住んでいる人が何故自然を恋しがっているのか、建築物やアートのような人工物や人の多い場所の方が好きな私はまだ理解はできないですが、このような意図的な商業術に飽きてしまったからなのかなと理解できないまま解釈してみます。
都心に疲れた人がなぜ自然が好きなのか、教えていただけないでしょうか。
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