Kiesel Guitars ZeusM6 レビュー
こんにちは、S.O.SコンポーザーのNoofです。
こんな時期に何をやってるんだろうという感じですね。
でもね、こんな時じゃないと記事書けないんです(泣
やっとこさ仕事を納めて自由な時間を手にしたので半年ほど前にオーダーして先日届いたKieselを弾いております。
……イイ。
……めっちゃっっっっイイーーーーーー!!!!
となったので備忘録がてら軽くレビューしたいと思いまして。
ぶっちゃけ誰かに自慢したいだけなんですk…やめて石投げないで(泣
気を取り直しまして。
今回オーダーしましたのがコイツ。
ドンッ!!
Kiesel Zeus M6、マルチスケールのヘッドレス型ギターです。
☆オーダー経緯
もともとKieselのギターは欲しいなと思っていたのですが、なかなか踏ん切りがつかず。
以前一緒にライブもやらせていただいたFall of Tearsのこいで君が使っているのを見て一目ぼれ。
オーダー時の様子等を個人的に教えてもらい、やっとこさ重たい腰を上げてオーダーしました。
☆実際にオーダーしてみて
決済はPaypal、私がオーダーした時は公式サイトで仮想ビルダーがなかったためメールでスペックを送る方式でした。
今はビルダーあるからもっと楽ですね。
英語も最初は不安でしたが、Google翻訳があれば何も問題ありませんでした。
ただ、あまり難しい日本語を翻訳してしまうと英語がおかしな感じになってしまう場合もありましたのでそこは要注意。
小学生レベルの語彙で翻訳していくと驚くほど簡単に意思疎通できました。
☆課金箇所
・トップ→キルトメイプル&染色
・ボディ→マホガニー
・ネック→ウォルナット&パープルハートの5P
・フレット→ステンレスジャンボ
だいたい送料込みで27万くらい。
☆課金の意図
もともとPRSのCustom24を長らくメインとして使っていました。
が、諸事情で手放して以降はCaparisonのAngelusを使用してきました。
アッシュ材が使われたシェクターや、バスウッドが使われたミュージックマン等も試してみましたがどれもピンと来ず。
まずボディはマホガニーにすることに決めました。
目隠しされて木材の違いを聞き分けられるかは正直まったく自信ないです。
でも弾いている感じマホガニーのローからミドルにかけてのふくよな感じが好きだったんですね。
で、以前私の好きな海外の音楽プロデューサーがPRSにBare KnuckleのAftermathをのせてゴキゲンな音を出しているということを知りまして。
そのPRSを調べて……
指板がエボニーであることを知る→Kieselはもともとエボニーじゃん!
使ってる弦がめちゃ太い→太すぎると弾きにくいしマルチスケールで対応できないかな?
Mayones弾いた時ネックに感動したから多層にしよう→面白いから素材はパプルハート追加で
とここまで追加要素を決めたところであることに気づく。
……MayonesのHydraとほとんどスペック変わらねぇ。
デジマートでHydraを検索。
マルチスケールが40万超えることを知りそっ閉じ。
いやさ、そりゃさ、すげぇいい作りなんだろうけどさ。
結局オーダーするという長年の夢の方が大きく、またハードウェアが汎用性高そうなHIP SHOTということも大きく。
せっかくなら極限まで似せてみるかということでフレット→ジャンボ
という選択となりました。
☆ギターとしての完成度
なんの不満もありません。
なんの不満もないって重要です。
今まで高いギターって全部中古で買ってきてるんでアレですけど、手にしてきたどの楽器にも負けていない気がします。
ここら辺は機械の進化なのかなって気もしますね。
同じくらいの精度のギターであればもしかしたらもう少し安価で入手出来るんでしょうけども。
どうせ買うならKiesel買っちゃいますね。
次また竿買うことがあってもKiesel買うと思います。
リセールは考えてないし。
☆サウンド
PUはKIESEL LITHIUM PUです。
https://www.youtube.com/watch?v=Yk2ScA_5XKA
木材の違いとかはあるのでしょうが、私のギターでも大体こんな傾向の音が出てます。
ローはそこそこにきらびやかなハイが出る印象。
それなりにパワーがあって歪ませても潰れないけど、ハイの歪み方…バイト感って言えばいいのかな。そこはどことなくシングルコイルっぽい。
ローはいらない部分を上手に削ってくれてる感じ。Bare KnuckleのAftermathに通ずるものを感じる。
届いたらBare KnuckleのAftermathをオーダーして載せ替えようと思っていたのですが、これがなかなか、思った以上にいい音でした。
クリーンもクランチもそつなくいける。むしろハイゲインじゃない方が好み。
今後RECに使っていくならPU交換かなぁって感じです。
ハイの歪み方が好みじゃない。嫌いじゃないけど、ここまできたらすべてを好みにしたい感。
最近はNollyのシグネチャーPolymathもいいなぁと思って、Aftermathとどっち乗せるか迷ってます。
汎用性高そうなのはPolymathっぽいよね。
でもこのギタードロップA#にしたいのでAftermathが一番の有力候補。
Aftermathってマホガニーとかの低域が出やすい木材使ってるギターにつけて、ちょっと低めのチューニングにした方が美味しいところにハイのピークが来ていいと思うんだよな。
逆にPolymathはドロップCくらいが良さそうな気がしてる。
☆総評
お前もKieselファミリーにならないか??
そう言いたくなるくらい満足しています。
もしもPUに不満があるなら最初からFISHMANのFluenceにすればいいのです。
あえて不満点をあげるとするなら、ヘッドレスのわりに重いこと。
これはボディをマホガニーにしたせいでしょうね。自業自得です。
それにしたって同じマホガニーボディのCaparisonに比べれば全然軽いですからね。
ヘッドレスさまさまです。
あ、ヘッドレスといえばですが、やはり倍音はなくなる感じはします。
私の場合はどうせ普通のギターならフレットラップつけちゃうのであんまり関係ないのですが、ヘッドの方で鳴っている分の音は当然ながら出てきてる感じがしません。
これを音がスッキリしたと捉えるか、欲しい音がなくなってしまっていると捉えるかはプレイヤー次第でしょうね。
マルチスケールもちょっとした違和感があったのはほんの数分くらいで、今は普通のギターと同じように感じます。
もう完全にダウンチューニング専用機です。
死ぬまでこのギターで刻みます。
オワリ。
☆余談
こちらのモデルZeusなのですが、実は先日Bassもオーダーしてしまいました。
5弦のマルチスケール。
届いたらまたレビューします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?