brother P-TOUCH Editor のファイルを解析、QRコード編

前回は、brother P-TOUCH Editor で作った LBXテンプレートファイル形式のファイルを解析し、独自に書き換えて印刷するところまで行きました。

P-TOUCH Editor では、QRコードなどのバーコードを含んだラベルも作ることが出います。これがどのような内容になっているか、前回同様、実際にファイルを作って内容を見てみましょう。


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このような内容で作って、「qrcode.lbx」として保存します。前回同様、このファイルをコピーして「qrcode_lbx.zip」というファイル名に変更し、アーカイバで展開します。


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「label.xml」と「prop.xml」の 2つのファイルが含まれていました。画像ファイルなどは無いようです。

「prop.xml」はプロパティファイルなので、「label.xml」の方を見てみます。


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テキストのところは要らないので非表示しています。QRコードを見ると、画像として埋め込まれているわけではなく、QRコードを生成するための文字列がそのまま記録されているようです。

つまり、ここを書き換えるだけで好きな QRコードを埋め込んだラベルのデータを作ることができます。


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「prop.xml」と編集した「label.xml」をアーカイバ(7-Zip)で圧縮し、拡張子を .lbx に変更して、P-TOUCH Editor で開いてみました。

QRコードをスマホのアプリで読み込んでみます。


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ちゃんと、QRコードの中身も書き換わっているようです。


まだ続きます。


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