深く深く潜ることについて

 深く深く潜ることについて知ったのは、村上春樹氏の小説だった。

 『ねじまき鳥クロニクル』だったと思う。深く深く潜って、時々上を見上げると、光が差し込んでくる…。そういう状況にすごく憧れた。そういう状況でずっと過ごしたいというのが願望としてある。

 世の中のことは、一切忘れて、ただただ井戸の中に潜って一日を過ごしたい。ただそれだけだ。
 それで何かが変わるのかは、わからない…。が、ただそうしたい。


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