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【手記】貴族世界に生かされた僕

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父親から両親の事は「お父様」「お母様」兄弟にすら敬語や丁寧語で話す事を強いられた。それなりに裕福な家庭であった。 車係、料理人、庭師、世話係、教育係など住み込みで多くの「他人」…
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#自己紹介

憧れは遠すぎた(醜形恐怖とダイエット)

 人は何か憧れるもの、それに近付こうと努力することで、自分がより素敵に見えるだろうと信じている。  僕だって、そうだ。  馬鹿馬鹿しいと嘲笑われる事は慣れているが、僕は球体関節人形に憧れている。なれるものなら成りたいと思っている。  無駄のない細身で繊細な身体、透けるような白肌、澄んだガラスと魅力的な虹彩を持つグラスアイ、涼やかで儚げな歪まない表情。それらを美しいと思い、自分に欲しいと思ってしまった。  そんな風になった経緯を話そうと思う。  元々僕は小食で標準よ

自己紹介

 はじめまして。四条 Q.A 雅月(マサキ)と言います。職業は何でも無く、刺激を求めて何でもやる人。退屈な本名。…どうぞ、もう名前は忘れてください。  僕と家族   ミドルネームがありますが、たまたま産まれてしまったので英国生まれの日本人です。三兄弟の長男です。  何やら歴史のある旧くマナーや生活の全てに厳しい家の、期待の長男でした。お父様は、お母様に家事一切をしないように家事係に任せていました。親の"アクセサリー"として相応しい、常に美しく上品に生きる事を子供達は強い

働かず高卒で8億作るのに他人の話は不要

 noteが無い時代。「真実かは不明だが、有益かもしれない物」という意味で、怪しげな情報商材が当時のYahoo!オークションをはじめ、メールマガジン、他にも様々な形で売られ飛び交っていた。  「馬鹿馬鹿しい」と思いながらも、巧みなセールスの言葉、綺麗に"造られた"金持ちの画像、きっと騙されて買う人も100人に1人くらい居るのかもしれない、と様々な商材のレターを眺めて周り感心していた。今なら僕も似たようなものが作れるのかもしれない。  "パンフレットの悪魔"とでも云えば良い

死に遂げた部屋(事故物件)

※事故物件・死に関する実話です(写真はイメージです)  あまりに自分の話ばかり書くのも退屈なので、僕の不動産投資の仲間との少し最近の、そして一番他人の話を書き留める。詳しい日や場所は書かないでおこう、事故物件(自殺)の話だ。  友人が持っているアパートの一室で、故人は見事に死にきった。誰にも見つからず、自然に還ろうとするまで、この悲劇は沈黙を貫いた。  近くには独特な匂いの発生する施設があった。特別悪臭でもなかったのだが、一軒家は殆どなく土地も安く、お陰で市営アパートや