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アイデンティティを語りたい自問自答

または、自問自答ファッション教室に参加してきたよ楽しすぎたー! 当日ウキウキに重ねてたアクセサリー@アイデンティティについてちょっと語ります記録。
(講座の内容にはほとんど触れていません)
(参加していっぱいいっぱい考えたことはまた別に書きたいところ)


野鳩のストール

愛せる数だけ持てば良い私の偏愛コレクションは、ストールやスカーフ。
あまりに数が増えすぎたので肌心地を最優先して厳選していった結果、無地ばかりになったので今度は多色使いな楽しい柄物を探していた。
特に冬場のあったかストール。
チェックじゃない、マダムな花柄じゃない、ペイズリーも違う、とNG要件ばかりが増えていって、何を見てもなんか違うよな〜と思っていた。

自問自答ガールズ生き物班、入会希望です。と、まとめた記事の中で「鷹じゃなかった」「福朗になりたい」と言っていた鳩野さんですが、どうも福朗もなりたいの方向性がちょっとずれていた模様です。
書き上げた当初は、スルスルっとつながったそのままに、フクロウいいねフクロウと、自身のアイコンになる何かを折に触れいそいそ探していた。
でもいざ自分が身につけるものとしてのモチーフのフクロウには全然ピンとこないまま、糸巻きの口金が可愛いお財布からSAKURAYAMAさんの鳩にたどり着いた。

この野鳩、のんびりポテポテした雰囲気がすごくツボ。
アイボリーの優しい色味と、いろんな柄の鳩がわちゃわちゃ集まっているのに全体に統一感があるところ。
とにかくかわいい。そしてかわいい。
オンラインSHOPのあちこちを眺めていたら別柄のちょっと大ぶりのチェーンウォレットを見かけ、このタイプのお財布にスマホとリップを入れられれば、ミニバッグに長財布入らない問題解決するよね!? という個人的逆転の発想に至りました。
それ以来、新商品の案内が出るたびに、鳩柄で、糸巻きの口金で、チェーンのついたお財布か2wayがまぐちバッグが出ないかなぁ〜出て欲しいなぁ〜今度こそ新商品になってるはず! と目を皿にしている。
イエス、他にいくつか展開されているお財布やバッグたちのいいとこ取り合体。

ちょっと話がズレました。
そうです、鳩柄。何よりこの鳩モチーフは、アイコンとして持ちたいと強く思った。フクロウの何かを探していたときはなかったトキメキ。
でも鳩野さんの自己紹介に鳩柄ってあまりにもそのまんますぎる?

秋冬の新作として、かわいい柄物を探していた条件にぴったりなウールのストールが出てもまだしばらくウダウダ悩んでいた。
地方在住ガールズの理想と現実。試着はおろか現物を見ないまま手にしないままネットでポチっていいの? という問題。
ストール系の巻物布系は大きければ大きいほど良い教の熱狂的信者としては、サイズ的に2倍とまでは言わないけど、でもあと一声欲しかったという問題。
そしてもうひとつ。
染めの柄って、たいていとってもかわいい柄は表に全力投球で、裏は薄くて白々しくなってるじゃないですか。商品写真では確認できるものはなかったけど、私の勘がこの裏はきっと白いと言っている。
ふわっと軽く羽織ったりゆるく一巻きしてることが多いので、身動きにあわせてクルクル翻った時に裏がいかにも裏々しいと、ちょっとしょんぼりしてしまう問題。

……という紆余曲折を経て。ハイ、ポチりました。
質感、絵が映えるようにしっかり目の詰まった生地なのに、薄くてスルスルとろけそうでうっとりする。ウール? 本当にウール100ですかこれ?
鳩柄、思っていた以上にしっとり良い色味。やっぱり裏は白かったけど、極寒期には一枚だとちょっと寒いので他のストールと重ねて巻けば裏は全然気にならない。(実際お教室当日もピンクの無地を重ねて2枚巻きしている)
狙い通り鳩野さんの鳩柄はやっぱりキャッチーで、お教室の中で「そのストール、鳩の柄ですか?」とお話しするきっかけになった。
お揃いってどうですか(意訳)? と聞かれて改めて、この野鳩のストールをもし買えてないまま街で誰か巻いてる人とすれ違ったらきっと嫉妬するな〜と感じたので、やっぱり手に入れて良かったです!
野鳩のストールとご機嫌にるんるん歩いている人がいたら、それはもしかしたら鳩野さんかもしれません。


Dリング筋斗雲


限定品としてインスタで紹介されたのを見た瞬間、これ、私のだと思った。

だって筋斗雲ですよ奥様?
いやもうそんな名前つけられたら反応しないわけないじゃないですか。

【仙人のように】くるくるふわふわ風の向くまま気の向くままに飄々と。
(中略)
移動は雲に乗ってヒョーイとひとっ飛び、あるいは空も自力で飛べる系だから。

アイデンティティと私のYAZAWAと自問自答

アクセサリーはアイデンティティと頭では理解していても、指輪は、指輪だけは【いただくもの】という無意識の偏見が刷り込まれていた。
形見分けとか、記念日におねだりするとか、婚約指輪とか結婚指輪とか、そういう自分以外の「誰か」との何かしらの「トクベツな謂れ」がないといけないと思いこんでいた。
ただただ、自分の好き! だけではなんかイケナイ気がすると勝手に引け目を感じてしまって、手を飾るワーク以降も、指輪については完全に素通りしていた。

そんな妄執に囚われていたので、自分の指輪のサイズなんてもちろん知らない。
なのにいきなりDの形をした(それがかわいい!)変形リングを、試着もできないネットショップで買う? 落ち着けという理性はもちろん仕事をしていなかった。
とはいえ、サイズがわからないと全く話にならない。
あとは完全に勢いで、フラッと立ち寄るのにそこまでハードルの高くなかった駅ビルのお店に突撃して「なんかご褒美にキラキラしたものが欲しくて〜」と色々試して自分の指のサイズを知った。

あきやさんの新作がとてもタイムリーな話題ですね。

(ちなみに私はあがっとさんに行きました。カラーストーン色々キラキラで店員さんと一緒にキャッキャしました楽しかった)
試着したあれこれは可愛かったけど、とても可愛かったけど、今、私に必要なのは筋斗雲だという思いが強くなるばかりだった。

そして指輪となると途端に何故か気になってしまう誕生石。
真珠な6月生まれさんがずっと羨ましかったけど、日付まで細分化された誕生石は、なんと私も真珠だった。
理由なんていくらでも後付けできる典型といえばそれまでだけど、数日ずれていたらゴールドパールとかバロックパールとか、もっと細かなドンピシャもあったけど、とにもかくにも、ちょっとググったら私の誕生石は真珠だとお墨付きをくれる人がいた。
ますます、筋斗雲、買わねばという思いが強くなるばかりだった。
私の一目惚れ一本買いは、後付けだろうとなんだろうと、あれこれ理由が繋がることにあるんじゃないかなという気がしている。

ということで、激戦チケット争奪戦と同じだけの気合いで持ってオンラインショップのオープン時間に張り付いて、無事お迎えしました。
偏見の鱗をボロりとはたき落としてくれた、大事な一本。
それにしても、ああかわいい!

かわいい そしてかわいい


鶯緑 × 琉球エメラルドの胡粉ネイル

トップスにボトムスに暫定1位を選び抜き、大好きな紺碧のグラデーションの服を1セット組み立てて、さあここに合わせるネイルは? できれば筋斗雲とも合う色だと最高! と、実際あれこれ塗り比べて見たところ。
真っ先に思ったのは、調和する色はあんまり美味しそうに思えないということ。
カタカナにするならティールブルー?
こういう色した美味しいもの、何かあった? えっと一村の絵で見たあれはなんだった、ブダイとか?

刺身が美味しいらしいですよ?

沖縄美ら海水族館のスタッフブログから写真拝借。

お教室当日に塗っていたのは、明るいお抹茶みたいな鶯緑という色。正直、この鶯緑のネイルは服の色味とは合わない。マットに黄みが強すぎる。

お教室でネイルに触れてもらったとき、服とは色合わないけど、でも好きなんです〜とちょっと自虐気味に話をした。
素直に褒め言葉とは受け取れなかった。
そのあと、ファッションの調和と混沌のようなお話の中で、服に合わせてガチガチに似合う(調和)に寄せるなら黒髪のおかっぱでアクセサリーはシルバー一択と言われ(覚え違いをしていたらごめんなさい)、スタイルに全く違和感を覚えていなかったからとてもびっくりした。
似合うと調和に統一したい人もいれば、好きを優先する人もいる。
これもまた、人には人の自問自答。案件だった。

そう、私のネイルも同じ。
服の色味にはジャストフィットに合わないかもしれないけど。塗った瞬間、あ春がきたな〜と思ったので、私にはそれでオールOKだったのです。
次のお休みにピンクのネイルを探しに行く予定。
ネイルのピンクはちょっと愛されコンサバすぎるから、もう良いかなとさよならしたはずなのに。緑とピンクを合わせたら指先が桜餅になる! と閃いてしまったら、途端ピンクも愛おしい。
ネイルは、というか指先は、なぜかどこまでも食い気に走る。という気づきがあった。
意図的に探していたわけじゃない。
手を飾るワークで本当に好きな色のネイルを探しに行って、ん〜これ好きかも! とこれまで挑戦したことのない色を選んだカラーから連想したのは、レモンカードとソーダ水だった。
あるいは、服ではなかなか表現できない季節感を取り入れたい気分なのかもしれない。
夏になったら涼しげなブダイ色が愛おしくなったり、ね。


ウグイスアゲートのperfume bottleリング

お教室の前日に、目黒店の予約が取れていた。
香水瓶のシリーズを色々見たいな。タイムリーに記事あげてくださったことだし、ここはやっぱり小指用のリングを探そうとイソイソお邪魔した。

青とか緑色が好きです。
石は、ダイヤモンドみたいな角をたくさん増やしてキラキラさせてる透明度の高いものより、ちょっと乳白色というか不透明感のあるカボションカットのようなまぁるく磨いたものが好きです〜
みたいなことを言いたくて、実際はアッチコッチしどろもどろになりながらどうにか汲み取ってもらった気がする。
オンラインでは見たことないものがいっぱいあって、本当に目移りしちゃう。
あーかわいいですこれもかわいいきゃーかわいいと、かわいいしか言えないbotになっていました。

トゥルンとした飴玉みたいなかわいこちゃんたちを試着する中でふと目に止まったのが、黄緑〜白のきれいなグラデーションの縞瑪瑙。
石の部分は直方体? でしっかりくっきり角が立っている。
まぁるく磨いた青緑どこいったと思いながら妙に心引かれて試着したら、ネイルの色ともぴったり。
あ、ハイ。私これつけてきました。

でも左手にDリングと並べてつけると、なんかちょっと違う。地金の部分の太さの違いか、お互いの良さを打ち消しちゃっているような?
えぇぇ〜重ね付けがしたいのにな〜かといって右手(利き手)につけるのはちょっと邪魔になりそう(それまで全部左手で試していた)……と二信八疑くらいのテンションで、まあ一応はと右手にはめてみたところ。
あら? あらら?
左の中指には物理的に入らなかったのに、右の中指にはするっときた不思議。
筋斗雲との重ね付け用か、小指用にピンキー探しに行ったんじゃなかったんかいと、またしても理性は突っ込んでいる。
でも、でもでも、このウグイスを付けて帰る以外の選択肢はもう考えられなかったのですハイ。

というわけで、お教室は前日に買ったばかりホヤホヤのリングつけ初めデビューでした!
はーかわいい。

あ、あと、ネットショップではたぶん見たことなかったブランコシリーズ、ゆらゆらのチェーンがとってもかわいかったので、色々また見たいデス!
単純に石だけ見たら、青っぽいものや緑っぽいものよりも、白みのオパールにとっても惹かれた。いろんな色を内包する、グラデーションや揺らぐ色みが好きなのかも。
次の楽しみに取っておくぞ!


以上、自問自答後にちょこちょこ集めてきたアイデンティティたちでした。
理性がなんだかんだ言ってきても、最後は好きっ! が理屈を凌駕する。
妥協でない、好きっ! との出会いのチャンスを逃さないように、感度を磨いていきたいです。