靴アップデートチャレンジ2022秋冬
\春分までは冬でいーいんです/
ムンプラさんだってまだ秋冬版ですもんね🌙(とか呑気に構えてたらちょっとギリギリ)
この秋冬、靴を新たに二足買いました。そして春に向けて一足オーダーしました。
Do(試着)が足りないままにGo(購入)しちゃった感が否めないのですが、“完璧主義の成果物のクオリティーは低い”と“80点でもサイクルを回していこう”を免罪符に掲げて振り返りと申し送り。
① ぬくぬくショートブーツ
靴を訪ねて3000里、冬靴を選ぶならやっぱり北国でしょう! と遠征先で購入。
絞り込み条件
靴底の滑り止めがしっかり効いているもの
内側もこもこボアであったか、でも見た目はできるだけすっとスッキリ
△THEムートン △THEダウン(ほっこりしすぎるものはテンションが上がらない)
できれば撥水/防水
レースアップ、かわいいけど、かわいいけど毎日の脱ぎ履きは無理
レースアップのショートブーツ(ジッパーのないやつ)履いてみて、毎回毎回結び直しはこれ無理。
たしかにとってもかわいいのだけど、毎朝あと10分早起きして履きたいかというとイヤ別にそこまでは……と自然と思えました。
やっぱり試着って大事ですね。無事憧れの昇華です。
レースアップより先に家賃よりお高い靴履いてたので、課金するなら断然あっちだなと冷静に比較できたのも大きかった。
一冬履いてみて
そろそろ冬日が聞こえてくるかな〜というタイミングでいそいそ投入。
まるでこたつソックスを重ねて靴下用カイロを仕込めば、あったかい……というか寒く(痛く)ない。
寒さにしびれた足先の感覚が覚束なくて、普通に歩き出したつもりがよろけておっとっとが皆無です。
いや〜1年前の大寒の頃、もうすぐ春だからと、一ヶ月しないうちにあったかくなるからと、手持ちで無理くり押し切った急場しのぎのパンプス装備とでは、甲から足首の防御力が全然違いました。
去年の自分がどれだけ無茶無謀をしていたか、あったかブーツを導入してはじめに身にしみました。
体感マイナスな気温の中、厚手のタイツとパンプスで凍風切って突っ走ろうなんて、どう考えても安全/健康が損なわれてますよね。
ありがとう、あなたは正しく安全の欲求を満たす靴。
反省点
まるでこたつ(かなり厚手)を重ね履きする前提で選んだサイズ判定が甘かった。当然ながら、気温によってこたついらないかな? という時はだいぶゆるい。
それでも、一番メインで履いている駐車場から更衣室までのほんの数百歩程度しか歩かない分には、なぁんにも問題ない。
運転が怖い悪天候の日の、最寄り駅からの二千歩程度もまあ大丈夫。
でも四千歩を超えるとちょっと靴擦れの気配がした。傷になる手前の薄赤く腫れてくる感じ。
遠征や試着チャレンジの旅をしてたら、気づけばフツーに一万歩歩いてるので、長くたくさん歩くには向かない。
通勤の安全快適は100点に近いのに、じゃあこの靴で帰りにふらっとちょっとイイトコに寄り道したりとか、この靴をお出かけの日に履いたりしたいか? というとウーン……という感じ。
ふわふわぬくぬくの機能は欲しいけど、見た目がなんか足りない?
外観に金具はついていないし、スエード風の質感でそんなに裾を傷める心配をしなくて良さそうなのに、着物にあわせてもなぜか全くときめかない。
黒なのに、藁沓をあわせてるようなちぐはぐ感がする。
ウキウキおしゃれしたけど足元装備は安全第一。大事なことだけどでもちょっとしょんぼり、みたいなちぐはぐ感。
なんでだー!?
靴大学冬通勤科目
単位:良(ギリギリ優には届かない)
総評:一番のメインである通勤時の快適性は十分に満たしています
② ふわもこビットモカシン
職場の室内履き替え用置き靴は、いわゆるナースシューズ一択だと思い込んでいた。
ところが異動した部署では、ゆるいんだか厳しいんだかよくわからない制服着こなしルールの下、バレエシューズにローファーからスニーカー、はてはダウンスリッパと、思い思いの自由っぷり。
ショートブーツで冬場の内側ふわふわの楽しさに目覚めたワタクシ。
これはちょっと新しいこと試してみてもいーんじゃない? とまずは通年履きっぱなしだったナースシューズを冬仕様にチェンジです。
気になったデザインを一気にまとめてお取り寄せして履き比べ、一足だけに決めて残りは返品する作戦。
絞り込み条件
靴下重ね履きしても足指周りがきつすぎない
さっと脱ぎ履きできるけど脇がカパカパしない
覆った方が断然あったかいのはわかるが、見た目は甲が浅いほうがテンション上がる(室内用だしガンガンに防寒しなくて良いかな)
キラキラ! キラキラ!
反省点
×履き比べ後の返送料のことも考えてお取り寄せしましょう
(Z○Z○より□コンドのほうが良かったっぽいですね?)
(アーカイブ聞き返したら確かにそこもおっしゃってるし、事前チェックが甘かった〜)(もう、一番の反省点)
×冬場のタイツ/靴下は常時濃い色なので内側のほあほあが白いのは違った
×時々カカトがすっぽ抜ける
×歩いてると時々なぜか足がゆがんで見える(たぶん甲の飾り金具が轡じゃなくて、まっすぐなバータイプ? なのも一因かも)
×靴下重ね履きは考えなくて良かった、たまにあったかすぎる(20℃近くまで上がりそうな日はやめとこう)
靴大学冬室内用科目
単位:不可にするほどではない可
総評:サイズ選びはもうちょっと慎重に(新しい視点が得られたのは花丸💮)
安全の欲求と自己評価
ということで、通勤/仕事用と割り切って靴を二足追加してみた結果、安全の欲求を満たす靴、やっぱり必要でした。
自問自答講座を受講する時の事前アンケートでは、安全面/機能性が必要なのはわかる。わかるけどとにかくテンションが上がらない。自己実現の欲求を満たすものに課金したい! と言い放ち、受講後も、やっぱりお休みの日、おでかけの時に履くときめき靴にばかり意識がいっていたけれど、ここで、ふと繋がってしまったんです。
あきやさんがおっしゃる、まずは一番よく履く靴をアップデートしましょう。
【一番よく履く】を【一番長時間履いている】だと解釈するなら、間違いなく職場で履き替えてる置き靴がぶっちぎり一番ですよね? ということに。
1日24時間
睡眠8.5時間
通勤1.5時間
仕事……と指折り数えてみたところ
そこからさらに
月平均30日
うち仕事は20日
休み10日
お休みのうち、おでかけする日はまあ半分で、だいたい7時間くらい……?
となると、月の平均時間を出すとして
30日×24時間=720時間
仕事20日×……という感じでざっくり計算してみれば
お布団大好きすぎますね!(今はそこじゃない)
ワークライフバランスとかリモートワークしたいとか1日6時間労働と週休完全三日制希望とか諸々はひとまず置いといて。
今の私のざっくり4分の1強を構成してる、仕事中に履いている靴を全く意識もせずお出かけの靴ばかり考えていたということは、つまり、あれ?
私、もしかして……
仕事をしている私を ないがしろにしすぎ⁉
職場ではナースシューズを履くもんだという固定観念があったとはいえ、テキトーに選んだナースシューズをテキトーに履きつぶしてテキトーに買い替えて……
って、いやいやいや仕事靴、ひいては仕事をしている私をテキトーに扱いすぎですね!
幸い? 現在の部署は万が一の時に大荷物抱えてダッシュしたり避難誘導したりの心配をする必要がなく、純粋に己の身の安全を第一に考えて良い。
服装規定もゆるい。THEデスクワークで意識しないと一日千歩も歩かない。
憧れのヒール靴に、今このタイミングで挑戦しないでどうするワタクシ。
ということでハイ!
③ 7センチヒール!
職場の室内履き替え用置き靴、春夏秋用。
テキトーに選んだナースサンダルをテキトーに履きつぶしてテキトーに買い替えとかしてる場合じゃない! と気づいてしまったのでオーダーしました。
家賃よりはお高くない
自問自答ファッションに出会うよりも前に、靴はオーダーメイドに走っていた。
ウォーキングレッスン目当てにフラっとのぞいてみた靴屋さんがとても好みで、【7cmヒールでもしっかり歩けます】というのが売りのひとつ。
わざわざ【足に合う】を求めてさまよわなくて良い分、あとはどんな靴を、どんな順番で揃えていくかがメインの自問自答になる予定だった。
果たして私はあのかっこいい7cmヒールを、実際に履いてみたいのか? も含めて。
そして自問自答講座を受講後に、オススメの宝の地図をにぎりしめてドッキドキしながら家賃よりお高い靴も数足履いてみた。
フラットシューズやローファーをメインに色々出してもらっていた中で、ふと目についてちゃっかり履かせてもらった8センチヒールのパンプス。
ヒールにゴールドが使ってあってとてつもなくかわいい。でも高い踵は履き慣れてない&履けないわけじゃないけど微妙にサイズが違う。
とてもとても素敵だけど、踵の高い靴はよりいっそうサイズにシビアでないときっと数百歩だって歩けない……
ということはやっぱり初心に返ってオーダーですね!
黒靴か違う色か それが問題だ
みなさんご存知、あきやさんは靴は黒を推している。
確かに、好きっっつ♡♡♡を詰めこんだネイビーのパンプスをうっかり傷つけてしまった時、修理屋さんに持ちこんで言われたのが
“黒のクリームを塗り込めてはかえって目立つし、同じ色の革もない。黒ならいい感じに馴染むものがあるんですけど……”
だった。
この個人的な修理経験も踏まえて、今度の靴はやっぱり黒かな〜と思っていた。
……のに。
ハイ、【のに】です。
イエス逆接。鳩野さん逆接の人。
理性は黒だと言っているのに、トキメキには抗えないっ!
背中を押してくれたのはしいたけさんのカラー占いでした。
*以下、占いの結果に触れています。ネタバレなしでこれから楽しみたいという方はご注意ください。
私の好きな黒は、どうあがいても喪服にはなりえない(仕事着には華やかになりすぎる)、うっとり繊細なレースや、ビジューのキラキラや、エナメルや紋綸子のつやっつやな黒。
もし、仕事というある意味義務の場に、私のテンションは欠片も上がらないマットで重厚な黒を選んでしまったら。
たぶんきっと、まるっと全部を背負いこもうとして、いっぱいいっぱいになって結局全てを拒絶してしまう気がする。
黒の悪い面を増強してしまうパターン。
一方、ネイビーの【美しい人】には、イヤイヤ私から一番遠い言葉だわと草を生やしかけた。
それでも、あ、でもこれ……と引っかかってきたのが、仕事に向かう姿勢として、こうなりたいと思ったのが、
あ〜これはもう決まりですかね〜と9割方ネイビーの靴をお願いするつもりになって、それでも最後の悪あがきで黒とネイビーの革の両方を、とりどりに見せてもらった。
オーダーの醍醐味、好きな革から取り合わせを選べること。
これがまー楽しい。
きゃっきゃしながら好きを詰め込んだ黒と紺、それぞれ二択まで絞ったところで、優柔不断の虫がまた悪さをしだしてう〜んと長考に入ってしまった。
結局、最後の一押し、決め手になったのは店員さんの一声でした。
靴を主役にするか(黒)
服を主役にするか(紺)
あ、はい仕事には履けないですこの黒。私主役じゃないです。
どんな服でも受け止めてくれる紺が良いですはい。(周りに恵まれる星回りなのか、仕事だと思えばそこそこ誰とでも合わせられる)
ということでオーダーしたのは、ネイビーの7センチヒールの靴。
実際に履いてみて、また小レポートを書く予定。前期試験では何点取れるだろう。無事単位は取れるかな。
ここ数日の4月並みの陽気ではふわもこモカシンはもう暑くて履いていられないので、出来上がりが待ち遠しい。
目指せ、靴大学単位秀の靴
(特優とかSとかAAとかいろんな表現があるんですね)
余談1
家賃よりお高い靴は、たっぷりの革でしっかり足を覆う紐靴(最後のフィッティングは自分で調整)を中心に、焦らず探す予定。
今はタンクソール? の靴底がゴツめのヤツが気になっている。
あわよくば通勤用とおでかけ用を兼用できないかなーでも通勤で使うには運転を避けては通れず、そして厚底で運転というとコナンくんを思い出してしまうので、導入には慎重になってしまうけど、あーかわいーなー
余談2
つま先を傷つけてしまったネイビーの靴は、黒の革で修理してもらった。
普段の立って歩いている時の視界からだと、ほぼほぼ死角になっているしこの色の違いもまず目につかない。
手にとってまじまじと見れば、あ、補修してありますね? 感があるけど、もともとソールが黒かったのもあって、いや初めからこんなデザインですけど何か? という顔をして馴染んでいる。
……気がする。
これはこれでカワイーんじゃないですかね。
数千円でこの出来上がり、結果オーライでした。まだまだ履くよー。