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役に立つ

最近、模型仲間の友人から「アルティマ7凄くいいよ」と云う情報を得たので早速買ってみたのですが、これがすこぶる良くてとても役に立つアイテムでした。Gポリッシャーで難しいところがするする磨けます。すると、以前アルティマ5を買った人から「ほんとに役に立つの?何がいいの?」と云う疑問をぶつけられました。私はアルティマ5を使ったことがないので比較が出来ません。暫くしてホロワーの柚Pさんがご自身のページで比較検証をされており、なるほどなぁと思いました。

確かにこれを見ると5を買った人は何が変わったのか気になるだろうなと思いました。私が購入した7では5の気になる部分がほぼ改善されていた様だからです。5を購入された方が二の足を踏んでしまうのも仕方ないのかなと思いました。5では用が足りなかったのでしょうね。望む機能と性能とが合致しなかったのでしょう。兎に角7は私との相性がとても良いアイテムでした。

さて、模型をやっているとこの「役に立つの?」と云う言葉はよく耳にします。それは新しいツールが出たり、新しい技法が出たりする趣味だからでしょう。新しいやり方が出ると、「それは本当に役に立つのだろうか」と思うのは、過去に何度か役に立たなかった事があるが故に、湧き出る疑問なのですね。私にも心当たりは数しれずあります。この場合の役にたつ対象は私です。私がしたいことに対して有用なのかどうか、と云う意味合いの「役に立つ」になります。得てして模型趣味をしていると、されてない方から「そういうの作ってなにか役に立つの?」と云う疑問を投げかけれることもあります。この場合の「役に立つ」は誰にとってなのでしょうね。少なくとも私の役には立っているのですが。役に立つを調べると、「その役に適している。使用して効果がある」などとあります。be helpful /usefulですね。 そう、役に立つには誰のためかが重要なのです。仕事などは誰かの役に立つためにしています。誰かが必要として、それが出来る事が、その人その場にとって有用だからです。役に立つことでお金にもなります。be helpful ですね。趣味全般は個人研究の側面がありますから、この場合の役に立つ対象は私になります。私にとって有用がどうかですね。be useful になります。その為、私に役に立つものにはお金がかかるわけです。趣味はお金を払うものですから。ここが混同されると、アンジャッシュのコントのようなすれ違いの会話が生まれてしまう訳ですね。

いつか何かの役に立つと思って取ってあるアイテムは、ついぞ役に立つことなくそのまま捨てられてしまうものです。それは誰のために、役に立つものか。それが大事なんでしょう。(ジャンクパーツの山を眺めながら)

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