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nippperと云うサイト

小学生の頃、誰もがみんな絵の具セットを持っていました。学校の授業でありましたので必然だったとは云え、それでもみんな色塗りは楽しかったのではないかなと思います。白い紙に赤青黄色の色がついていく過程は単純で面白く、とても刺激的な遊びだったはずです。好きな色だけすぐ無くなったりして。それがいつしか、太陽は黄色で空は青色だとか誰々ちゃんの方が上手いよとか、修正されたり比較されたりする事で、絵を描かなくなっていくのです。どうせ上手く描けないし塗れないし。これは運動もそうですが、誰かと何かと対比されるから嫌いになってしまうので、本来人は何かをアウトプットするのは楽しい行為なはずなんです。


最近のプラモデルは色が着いていて、塗装をしなくても組み立てるだけでそのものの色になるものが多いです。そもそも完成品だって凄くいいものが売ってるんですよね。組み立てる必要すらないものが。それでもnippper は「プラモ作ろうぜ!色を塗ろうぜ!」と声高らかに謳います。これは何故か。シンプルな答えです。それは「楽しいから」です。ランナーから切り離してくっ付けて色を塗る。日常に全く必要のない行為です。これがすこぶる楽しい。


仕事や対人関係の失敗は誰でもへこみます。誰かと比べられて誰かに怒られて、出来ればしたくないものです。でも、自分自身の楽しみなら別です。上手く塗れなくたっていいんです。次に今より上手く塗れたら楽しいんです。失敗を楽しめるんですよね、趣味なら。プラモデル組んでてパーツが余ってもいいんです。人の模型を塗ったら変な顔になってもいいんです。楽しいじゃないですか。失敗したって誰も責めないですし誰からも怒られません。やってみましょう。あの頃、すぐに無くなった絵の具の色を思い出して、おもちゃ屋さんにある好きなもののプラモデルを塗ってみましょうよ。出来たものを、子供の頃の自分に自慢してやりましょう。幸いなことに、ここには沢山の楽しいヒントがありますからね。何か思いついたら、私も投稿してみましょう。



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