ホロメン芸人ドラフト会議

「アメトーーク!」というTV番組の企画で、「芸人ドラフト会議」というものがありまして。これは、「有吉弘行」や「陣内智則」等の芸人が自身がMCの架空のバラエティ番組をやる場合に、レギュラーとして誰を起用するか、というのを皆んなでドラフトし合うという企画です。
私はこの企画が非常に好きでして、今回はドラフトではありませんが、一つのバラエティ番組があった場合に、ホロメンの中からMCを誰にして、ひな壇を誰にして、というのを妄想して「私の考える最強のバラエティ番組」を考えたいと思います。
これは、スピードたこやき個人の考えによりますので、解釈不一致等がある点ご了承ください。当然ながら、誰かを貶すような発言はございませんので、ファンの方は安心して見ていただければ幸いです。

⭐︎番組コンセプト
本家「芸人ドラフト会議」よろしく、まずは番組のコンセプトについて考えたいと思います。基本的にはMCとひな壇が存在する番組なので、トークが中心となりますが、ロケVTRを見る時間も存在するゴールデンタイムにありそうなバラエティを想定しています。トーク:VTRのバランスは「行列のできる法律相談所」ぐらい、雰囲気は「世界の果てまでイッテQ」みたいにゆるめになれば良いな、と。
本家ではタイトルまで考えていましたが、ちょっとセンスが無くて思いつかないのでタイトルは割愛致します。

⭐︎ 選出するポジション
上記のような番組がある、という前提で考えた時にこれに出演するメンバーを考えます。
本家では1〜8位までのドラフト指名を行い、獲得したタレントそれぞれを8ポジションに振り分けておりました。

バラエティ番組のイメージ図

今回は私と争う人がいないので、順位指名ではなく各ポジションごとに選出をします。また、本家ではドラフトをしている芸人自身が MCをやるという企画の為、残りのポジションの8名選出でしたが、今回はMCもホロメンから選出するので、MCも含めた9人を指名したいと思います。と、いう事で下記からが本題です。

❶MC:大空スバル
まずは番組のマスターピース、MCからの指名ですが、これは「大空スバル」を指名します。
MCができるホロメンは多く、経験値の高い人も大勢いますが、今回の番組が「トーク・VTRを中心としたゴールデンタイムのバラエティ番組」であることが、彼女の起用に繋がっております。個人的には、トーク中心の番組で最もMCに必要な能力は「周りをよく見て、人に話を振る」能力だと考えます。「面白い話ができる力」でも「ツッコミ力」でも無く、一番重要なのは「人の面白さを引き出す力」だと思います。
これに当てはまると思うのがまさしく「大空スバル」であり、かつ彼女の誰とでも仲良くできる能力のおかげで、大空スバルをMC起用するだけで、その後のドラフトがめちゃくちゃ簡単になる、というおまけまでついてきて非常にお得です。
同じく「人の面白さを引き出す力」で双璧を成すと思うのが、「宝鐘マリン」ではないかと思いますが、今回のコンセプトが「ゴールデン帯のバラエティ」である事から、深夜帯で活躍しそうなMC をしそうな船長ではなく、大空スバルを起用しています。また、これがもし「生放送」等きっちり時間が決まっている番組だとすれば、「白上フブキ」を推していたでしょう。彼女のMCの素晴らしさはそのバランス感覚における「話のまとめ方の上手さ」「進行の正確さ」から来る完璧なタイムキープ力だと思うので、別の番組を妄想するならフブキングの番組も妄想したいですね・・・

❷アシスタント:猫又おかゆ
実はこの妄想をしたいと思ったきっかけであり、色んなポジションの中で最も「固い」と思っているのがこのアシスタント「猫又おかゆ」です。
「猫又おかゆ」はホロメンの大きな大会や企画のMCアシスタントを担う事が多いです。先日の記憶に新しい「常闇トワ」主催の「マリオカート大会」も2年前に「兎田ぺこら」が主催した「ゆびをふる大会」も、主催の補佐という形で恐らくそれぞれからご指名で起用されています。そして、これらの大会のアシスタントとしての「猫又おかゆ」の立ち回りの素晴らしさに感動したのが、個人的にこのポジションが「固い」と思わされる所以となっています。
私が考えるアシスタントの大きな役割は「雰囲気作り」です。彼女はこれがすごくすごく上手いと思います。特に、大きな企画や大会等はどうしても雰囲気が緊張しがちです。それを「ゆるめ」にする力が「猫又おかゆ」にはあります。そして、そのゆるめ方をMCに合わせて変えていけるのが更にスゴイ。自分でボケにいって空気をほぐせるし、優しく進行を誘導して番組自体を前に進める事もできるしなので、この塩梅をMCによって変えながら前述の2つの大きな大会で「猫又おかゆ」が雰囲気作りを行なっているのを見て、感動を覚えました。
今回はホロメンだけのバラエティなので雰囲気も「ゆるめ」を目指しており、かつMCが普段から絡みの多い「大空スバル」な事も手伝い、ほぼ一択となります。本家ドラフト指名なら1位指名で取りにいっていたと思います。

❸上段左端:天音かなた
バラエティ番組でたまに言われる「裏まわし」というポジションを今回はここに設定しております。MCから最も遠い位置で、MCの目の届かない部分を拾いながら、もう一人のMCみたいな感じで番組を盛り上げていくポジションが「裏まわし」と呼ばれます。「行列のできる法律相談所」でいうところの「東野幸治」みたいな立ち位置で、言うなれば「ひな壇側のリーダー」みたいな存在です。
ここに「天音かなた」を起用したのは、この「裏まわし」的なポジションが一番上手いと思っているからです。「天音かなた」はMC「大空スバル」と同じぐらい「人を見る」能力に長けており、彼女のその気の回し方の巧みさから「スパダリ」と呼ばれることも多々あります。また、誤解を恐れずに言うと、個人的には「MCは陽キャ」「裏まわしは陰キャ」が適任だと思っています。前述の通り「裏まわし」はMCが拾わない部分を拾って、笑いに変えていく能力が求められており、例えばVTRで可愛い子犬が出たら、「子犬が可愛い」という話題を素直にするのがMCで、「子犬が着ていた服」や「飼い主」等メインではない斜め上の部分から話を広げるのが「裏まわし」の役割だと思います。その点で、最も陰キャな目線で話を展開できる「天音かなた」を起用しています。

❹上段真ん中:火威青
イジられポジションです。もう、それ以上言う事がありません。この位置は、MCの目線に一番入りやすい位置であり、「イジりたい」というMC心をくすぐるような人物を配置したいと考え、「火威青」の選出となりました。どんな人もいじりやすく、多くの人から愛されるタイプが適任であり、「行列のできる法律相談所」でいうところの「磯野貴理」がよく座っていた位置だと記憶しています。また、実は物怖じせずに発言する力も重要で、空気が停滞した時にこのポジションの人が発言をし、それをツッコんでもらう事で、いい意味で「停滞した空気のケツを持ってくれた」という雰囲気にできる才能があると尚良く、これは実はイジられキャラのホロメンの中でも年次が上の人は率先して出来そうな人が少ないと感じているので、そういう意味でもナチュラルにそれが出来る一番後輩の「火威青」という存在はこの番組で貴重な存在だと考えます。

❺上段右端:宝鐘マリン
個人的には一番立ち周りが難しいと思うポジションです。ここは、割と「若手で有能な人」が配置されるポジションな印象が強く、パラメーターで言うと全ての能力が満遍なく高く、番組の空気によってバランスを調整できる人が座るポジションかなと思います。その為、バラエティで言うならばイジってもイジられても高得点を出せる人が望ましく、安心と実績の「宝鐘マリン」にここはぶん投げる事にしました。正直、この位置は「自分で役割を見つけてね」みたいな過酷なポジションになるので、彼女ぐらいのポテンシャルを持っていないと成立しない気もするし、何より左端の「天音かなた」と激しい喧嘩ノリとかも出来そうなので(そして、それに挟まれる「火威青」という構図まで完璧)、番組のバランス的にも適任かなと思います。

❻下段左端:IRyS
飛び道具枠です。天然で「トンデモ発言」やいきなり「するどい一言」等を放って、爪痕を残す人が座る印象が強いです。
いわゆる「ヤバイリス」と呼ばれるくらいには、彼女の発言には際どさと面白さが詰まっており、またそれを本人が気付かぬうちに繰り出しているところも非常にこのポジション向きです。全体的に、❶〜❺は割と頭を使いながら「番組の成立」を意識して立ち回る人が望ましく、下段は感覚で自由に発言して「ホームランをとってもらう」人を中心に配置したいと考えています。そのため、バランサーではなくどこか「特化した面白さ」を持った人を起用したい+海外勢を入れたい(これは忖度の意味ではなく、番組的に様々なタイプがいた方が色んな球種に対応したホームランを狙えるからです。)+ほとんどの出演者が日本人でかつ日本のバラエティを想定していることから、海外勢で日本語が達者な人物、という条件を全て満たしてくれている「IRyS」の起用となりました。

❼下段左から2番目:紫咲シオン
段々とこの番組に足りない要素を補完していくフェイズになっていきますが、ズバリ足りないのが「クソガキ」。クソガキのキャラはホロライブにも多く存在していますが、「桃鈴ねね」はクソガキの中でも「うん〇」「ちん〇」発言などクレヨンしんちゃん的なクソガキ、「ラプラスダークネス」は失礼ボケや煽り芸に特化した生意気クソガキ、「こぼ・かなえる」はまごうことなき「本物」で、それぞれ良さがあります。ただし、「桃鈴ねね」はキャラクター的にもっと日中の時間帯で活躍できる雰囲気があり、「ラプラスダークネス」は逆にノリがもっと深い時間帯のノリだし、「こぼ・かなえる」は純粋に言語の壁があって、「トーク番組」となった時に本領を発揮できない可能性がある、ということで、ここはあらゆる要素を内包する「元祖クソガキ」の「紫咲シオン」を指名しています。個人的には、ナゲットのソース事件はホロライブの切り抜き史上一番笑ったし、ある意味で完成度の高い話なので、非常に思い入れが強いホロメンでもあります。
上述のクソガキムーブは元より、感性がかなり若いので、つまんないものをしっかり「つまんない」と発言できる胆力を持つので、「番組の成立」を求める上段・MC組に「寄り過ぎない」番組作りに一役買ってくれるんじゃないかと期待しています。こういう人物が一人いることで、番組全体の支持・信頼度を底上げしてくれそうです。

❽下段右から2番目:儒烏風亭らでん
インテリ枠です。下段のコンセプト「色んな球種に対応できるホームランバッター」で、やはりこの人物を外す訳にはいかない、というのが選出理由です。「紫咲シオン」のところでも触れましたが、こと「ゴールデン帯」で幅広い支持を得ることを目指しているコンセプトにおいて、番組全体が一つの方向に進み過ぎるのは危険(今回で言うと大分面白に寄っていると思います)なので、ここで番組の格を上げるような知識人を採用したいですね。それこそ、VTRのコメントで他と角度の違うコメントをしてくれそうだし、彼女が一人入るだけで番組で用意するロケVTRの幅も広がるのでは?と期待しています。また、落語家なので当然バラエティのノリに対応する力があるので、今回の番組コンセプトなら必ず入れたい人物です。

❾下段右端:大神ミオ
このポジションはMC・アシスタントに最も近い位置にあり、一言で言えばMC・アシスタントが最も「頼れる存在」を配置したいと思い、「大神ミオ」の指名となりました。MCアシスタントとの関係値だけではなく、彼女は自身の配信枠で、企画配信を行うことも多いので番組を進行していく力を持っていますし、ホロライブに入った時「ローラを目指していた」という発言にもある通り、本来的にはボケていきたい性格の為、MCアシスタントの助け舟をあらゆる角度から出せる人物でもあります。
また、番組収録時に一番重要だと言っても過言ではない存在「ゲラ」の役割としても彼女は重要です。「笑ってくれる人がいる」という安心感は、何かボケたりチャレンジをする上で、一つハードルを下げてくれる重要な要素であり、各出演者のモチベーションアップにつながります。

と、いう訳で完成したバラエティ番組の図がこちら。


完成イメージ図

我ながら中々良いものができたな、と感じますね。何より考えるのが楽しいので、皆さんも是非妄想してみてください。

★番外編:ロケVTRに出演するホロメン
今回妄想した番組で見るVTRを撮ってくるロケ芸人も同時に妄想したので、書いておきます。
個人的には、真正面のロケVTRなら「兎田ぺこら」・「さくらみこ」の二人を推します。真正面のロケVTRってなんぞや、と申しますといわゆるお昼の番組や朝の番組で見られるような「おいしいものを食べる」や「体を張る」みたいな全年齢が楽しめるバラエティっぽいロケです。これは、シンプルにゲーム配信で全てのものにリアクションができる人が適任だと思っていて、その点で何でもリアクション良く興味を持ってコメントできる能力が突出しまくっているのが前述の二人だと思います。
反対に、ニッチな物を紹介したり、アングラな場所に行ったりといったコアなロケVTRなら「戌神ころね」を推したいと思います。
サブカルへの精通具合に加えて、コメント・リアクションが斜め上を行っているので、割と特殊目なロケでミラクルを出せる存在なのではないかと思います。
初回2時間スペシャルでは上述3名のロケをそれぞれ見たいです。
よろしくお願いいたします。

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