Tableauのマッピング機能について

こんばんは。
今回は仕事柄Tableauのマッピング機能を良く利用するので、自分なりに便利だと思ったマッピング機能について投稿してみます。

TableauはDefaultでマップ機能をもっています。

東京都郵便番号プロット

ごちゃっとしていますが、7桁の郵便番号でその場所に紐づいた地点をマップ上にプロットしています。

このようにデータソースが県名、市区町村名、群、郵便番号等のデータを持っている場合、Tableauが自動的にその地点に点をプロットしてくれます。
単純にデータソースに郵便番号や県名を持っているだけだと、Tableauは数値情報あるいは文字列として認識するので、ひと手間加えてやる必要はありますが、郵便番号に地理的役割>郵便番号を設定してやると、あとはそいつをダブルクリックするだけです。

郵便番号という役割の追加

同様にして、「広島県」という文字列に都道府県という役割を当てれば県をプロット。
「広島市南区」という文字列に市区町村という役割を当てれば、市区町村をプロットしてくれます。
Tableauかしこい!

ちなみに空間ファイル(「.shape」、「.geojson」等)をデータソースとして読み込ませると、そのファイルの持つ空間情報を「ジオメトリ」としてメジャーに表示してくれますので、ダブルクリックするとTableau上に表示することができます。
以下の図はgeojson形式の河川氾濫情報を読み込ませ、ジオメトリよりポリゴンをマッピング、浸水深で色分けをしてみました。

河川氾濫情報(国土数値情報サイトより)

また、自分でデータソースに緯度経度情報を入れておいて、そいつに「緯度」「経度」という役割を持たせることで、自由な場所にプロットすることもできます。
その場合に使用できるデータは世界測地系の度単位のものである必要がありますが、Google Mapからとってくると、この形式になってます。

さらにそれらのマークタイプを線に変更すると、パスというマークカードが現れるので、そこに順番情報を加えてやると、それらを自動的に線形としてプロットしてくれたりもします。
下の図は手持ちの公共データで緯度経度を含むものがあったので、適当に順番を付けた意味のない線形にはなっていますが、例えば鉄道駅をプロットして、順番をつけると路線図が作れたりしますね。

マップへの線形表示

いつか桃鉄のマップの再現なんかもTableauで作ってみようかと思っています。(そこまで腕が上達すればになりますが)

以上、自分なりに便利だと思ったTableauのマッピング機能についてでした。


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