ChatGPT活用に必要な「入出力スキル」
ChatGPTをちょっと触ったことがあって、かつ長年パソコン、ネットに慣れ親しんで来た方なら、その衝撃がいかに大きいものか理解出来るだろう。
昨年末ころからネットにChatGPTの記事が載りはじめ、今では洪水のように毎日情報が更新されている。その変化のスピードは驚異的なものだ。きっと加速度的にナニかが便利になっていき気づけば無くてならないものになっているだろう。
かく言う私も1週間ほど前からChatGPTを使い始めたため、最初の感想を記載する。
最初に断っておくがキャッチャーなタイトルを付けて投稿したかっただけで大した内容は無い。すでにChatGPTを使い倒している方からすれば何を今更だろう。ただ、私も「ChatGPT活用レース」に早くから参加したのだと言う証を残したいと思い中途半端ではあるが、まずは発信とのことで投稿する。
「入力」と「出力」
従来の「Google検索」は単体または複数のキーワードを組み合わせて入力し、検索の結果表示された多数のリンクからリンク先の内容を読み解いて欲しい情報を取捨選択していた。
一方の「ChatGPT」はGoogle検索と似たような目的での利用ではあるが入力と出力が異なる。入力は質問形式が基本で、まとめられた対話結果が口語で出力される。Google検索とは入力、出力とも対照的だ。しかも最終の結果を得る前に対話を重ねることでより欲しい情報に絞り込める可能性がある。
Google検索
入力 単体または複数のキーワードによる単純入力
出力 多数の検索結果(リンク)
ChatGPT
入力 単純口語質問または要点整理質問
出力 まとめられた口語回答
過程 対話を重ねることで回答を絞り込める
ChatGPTに投げかける質問についてだが、ちょっと触った程度でも質問の仕方で得られる回答(結果)が左右される感じだ。Google検索も欲しい結果が得られるまで何度もキーワードを変更して検索を繰り返すが、ChatGPTはさらに凝ったあるいは的を得た質問をおこなうことで納得した回答を得られる感じだ。
つまり「入力」について従来のGoogle検索とは異なるスキルが必要だ。
ChatGPTの出力の問題点
ChatGPTのホームページに下記注意書きがある。
誤った情報を生成することがある
時折、有害な指示や偏った内容を生成する可能性がある
Google検索は検索結果のリンク先を複数比較しながら読み込むことで、結果的に掲載されている情報の信ぴょう性を確認する作業を兼ねている。
一方のChatGPTは出力結果(回答)が乱暴に言えば一つだけで、かつあたかも物知りな方が丁寧に答えてくれる錯覚に陥るための、回答を鵜呑みにしがちだ。ChatGPTと同じ機能を搭載したBingAIではチャット結果下に参照元のリンクが表示されており信ぴょう性確認は可能となったが、目の前の回答一文に流されてしまう可能性もある。
ChatGPTの運営元が誤った回答を生成する可能性があると断っている以上、受け取る側も対応、対策が必要だ。
回答の信ぴょう性を担保する対応、対策
回答内容の信ぴょう性をかぎ分ける直感力
回答参照元の掲載情報確認
直感力とか、いや、それどうなんだよとも思うのだがおそらく最先端のAIに立ち向かうスキルの一つが「直感力を養う」であることは否めない。
入出力スキル
以上、ChatGPTにちょっと触った感想として、ChatGPTを使いこなすには入力、出力とも新たなスキルが必要ではないか、との結論だ。
入力 凝ったあるいは的を得た質問
出力 回答結果の信ぴょう性をかぎ取る直感力
次回以降、実際にChatGPTを操作しながら検証していきたい。
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