見出し画像

Nicolas Pépé ~期待外れ? ソンナコトナイヨ~ #2

チェルシー様、当たり前のようにバイエルンにボコられてて草。

こんちゃ!影山優佳です!

前回の続きです。今回はぺぺの細かいスタッツから見ていきましょう。

ぺぺは今シーズンリーグ戦で5Gを決めていますが全て左足でのものです。
そして6Aも全て左足でのものです。
特に、右サイドの深い位置からファーサイドのオーバメヤンへ向けたクロスは1つの形となっていたように感じます。リール時代はクロスの1試合平均が0.5本以下ですが今シーズンは平均0.9本と倍増しています。

このスタッツからも分かるようにぺぺは逆足でのプレーが課題だと思います。シーズン中も右足でシュートやクロスに持って行けるシーンでも左足に持ちかえてしまうシーンも見られました。相手からすると、脅威になる左足を持っているので、右足でのプレー頻度、精度が上がれば更に良い選手になると思います。逆足ってそんな短期間で上手くなるのかはよく分かりませんが。なんせサッカーしたことないので。FAカップ決勝のオーバメヤンの2点目のように利き足への意識を利用して逆足で仕留めるなんてプレーができるようになると最高ですね。正直あまりそうなる未来は見えないので彼には利き足でのプレーを極めてもらいたいです。ぶりっ子キャラを貫き通す宮田愛萌さんのように。

1試合平均ドリブル2.3回はチーム最多です。サンチェスが去って以降、アーセナルには純粋なウイングがいませんでした。正にぺぺはアーセナルが求めていた存在です。実際試合を見ていても、持つとまず仕掛けています。1人相手だとまず簡単に抜き去ります。ただ、ぺぺが仕掛ける場所は基本的にゴールから遠い位置です。1人2人抜いても決定的なシーンに繋がりにくい状況です。ゴールに近い位置での1on1 の回数が増えるようになるとゴール、アシストは増えてくると思います。ウェストハム戦とブライトン戦で見せた右斜め45度からのシュートの形ももっと見たいです。

最後にぺぺの課題です。さっき言った逆足の問題に加えて、連携面も課題かなと思います。
良くも悪くもぺぺはアーセナルにおいて異質な存在でした。異次元の突破力を持った選手をアーセナルで見るのは久々でした。まあ、4年ぐらいしか見てないんですけども。
個人能力に疑いは無いのですが、チームの1ピースとしては綺麗にはまっていなかったと思います。シーズンを通して右WBやCHのコンビネーションで崩したシーンが少ないように感じられました。そもそもチームとしてファイナルサードでの連携が上手くいっていませんでしたが。
この問題はオフシーズンでのアルテタの手腕に期待です。指揮官として迎える初めてのオフシーズン。チームの完成度をどこまで高められるか。特に、引いた相手への対応をどこまで改善できるか。来シーズンは4-3-3で戦いたいらしいのでぺぺは恐らく右ウイングのファーストチョイスになると思います。
プレミアにも慣れて迎える2シーズン目、ぺぺの真価が問われるシーズンになります。

最後におまけ程度ですが、ピッチ外のぺぺについてです。
今のアーセナルに特に仲の良い選手はいなさそうです。まあオバラカのやかましいフランス語圏のメンバーがいるので大丈夫でしょう。来季からサリバもいることですし。

ぺぺのレビューはこんな感じです。ぺぺ以外にも昨夏の新加入選手のレビューをしていくつもりなので良かったら見てください。

ばいころまる~

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?