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コペンのルーフポンプ流用の際の注意点

アクティブトップはコペンの代名詞だと思うんですが、自分のL880Kコペンも登録後14年が経過し、ルーフポンプがやられてしまったので、現行コペンのポンプに交換してもらいました。中古ですが比較的新しいポンプ+シリンダセットがアマゾンで格安で買えたのはラッキーでした。

①ポンプ交換後

折角なので買った時に調べた情報を公開したいと思います。
L880KにLA400Kのポンプ+シリンダを流用するときに気を付けないといけないのはシリンダーの取り付け方なんです。しかも左側。
ちょっとこれ見てください。L880Kです。

②L880K干渉隙

左シリンダーはピストンの位置を検出するセンサーが上についていて、L880Kでルーフ(正確にはリアウィンド)のウェザーストリップとの隙間がかなりきわどいんです。

シリンダーがどのようについているか構造を見てみましょう。
写真はLA400Kのアームを分解したときの物です。構造はL880Kも同じです。

③LA440Kシリンダ

シリンダーの先端にシリンダーの角度と前後の位置を決める位置決めがあり、ピストンは樹脂製の部品にはめ込み式になっています。
これらの部品の取り合いがL880KとLA400Kで共通であるため、流用しようと思えばポン付けできてしまうんです。

左側のアッシーをキャビン側から見ると下のようになっていて

④LA400Kシリンダー

トランク用シリンダーの配管・センサー取り付け部がLA400KはL880Kよりも大きくなっているんです。・・・そもそも、配管の形式が変わっているんで流用するときはポンプ+シリンダーのセット交換なのですが・・・
ここで両者の違いを簡単に調べてみました。位置決めを基準にした時の取り付け部の形状です。

⑤それぞれの寸法

あくまで概寸ですよw。
幅が5mmほどLA400Kの方が大きいようです。採寸の都合で位相が違うのでこれを重ねてみると下の図のようになります。写真との比較の関係で、リア側から見た絵に反転してあります。

⑥重ね合わせ

②L880K干渉隙

角度上LA400Kのシリンダーを付けると5mm近くルーフ側に出てくることになり、そんままポン付けするとルーフ開閉の際にウェザーストリップを傷つけてしまうことになるわけですね。
自力で交換される方は削り修正が必要となりますので、交換前に確認用のゲージとか作っておくといいと思います。

なお、図面の数値は参考値ですので、これ見て失敗したぞーというクレームは一切受け付けませんw。
では、グッドラック。

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