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定本作業日誌 —『定本版 李箱全集』のために—〈第七回〉

 今日は論文を読みながら参考文献を抽出した。私は、テキストに関する解釈などは余程のことがない限り興味が湧かないので、読み飛ばすとあっと言う前に読み終えた。参考文献は、1930年代後半の文壇や詩、雑誌、作家に関するものが多く、李箱の活動期及び生存時期と重複しているかは怪しいが、過去を知るためにはその後を知るという手段もあり得るだろう。根気強く読んでいきたい。

 2023年10月8日、ゼミの担当教員との通話記録を書き起こした定本作業日誌もある。そこではもう定本作業からは関係が遠いようなことも書き始めたが、境界線をはっきり引けるわけでもないので、もうこれでいい。5000字を越えてしまったし、筆が進むなら別に止める必要もないよね。ちなみに個人名などが出てくるので電子版(note)には載せないことにした。通話中から記憶が薄れていくのを感じていたので、早めに書き起こせてよかったと思う。

 入居日まで後二日だが、ホテルに引きこもりすぎている。なので、今日は2時間ほど散歩に出かけた。ヤンジェ市民の森まで。ベンチに座って、国立中央図書館でやることと書き出した。オッケ〜〜と思ってスケッチブックを閉じたらお腹がなった。
 節約のため、そして調理器具がないためここ3日はご飯なしか1日一食インスタント食品という日が続いている。体に不調を感じたわけじゃないけど、健康的な体をもってこそ、このスケッチブックに書かれていることを達成していけるんだよな、と思って、ページを新たに「健康な体のための調理計画」とし、一週間の野菜や肉のバランスを考えた献立表を作ることにした。私は毎日同じものを食べても、食べる行為をある種作業だと思っている節があるので問題ない。飽きれば献立を変えればいい。でもネット環境が不完全なのでまだ効果的な献立ができあがらない。ページを閉じてこのまま忘れていったりして。

二〇二三、一〇、十二執筆。二〇二三、一一、四更新。

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