不思議の国? 藤野移住への道 1
横浜の本牧に約25年住んでいました。
時代と共にだんだん住みにくくなってきた。
あぁ、潤いがなくなっていく。。。
眺めがよくてゆったり自分らしく生きられる自然が美しい田舎に移住しよう。。。
都会の息苦しさを感じて数年前に決めていました。
私が都会が合わなかった理由は、
「孤独になっちゃうから!」
私は孤独じゃないんだけど、わたしが経験した都会は仲良くしようと思っても心を閉ざしている人が多かった。
私は人が好きで本音派。
自分の気持ちを素直に伝えるタイプなんだけど、なかなかこれが難しかった。
周りの人は、臨機応変な会話で世渡りがうまい。
適当にうまくできて、いろいろあっても楽しく生きているようだ。
私はそれができなくて、あえなく撃沈!
どこか、私と同じような世渡り下手で自分に正直にしか生きられないけど、楽しく生きている人たちが集まっている場所はないかな?と探していた。
そうしたら、「藤野」という場所が。
「haruさん、藤野が合っているんじゃないの?」と数年内に2回も人に言われた。
藤野って何?どこ?
それをきっかけに調べまくった。
芸術家が昔から集まっている場所、地域通貨、トランジションタウン、エコビレッジ、パーマカルチャー、自然農法、循環型社会、シュタイナー学園、藤野電力、ビオ市、などなど。
調べれば調べるほど、いろんな取り組みや面白そうな集いがあるではないか!
しかも、これらの試みは住人主体で作りだしている。
もしかしたら、自立している人たちが多いのかも。
横浜から2時間半ぐらいで行ける!
早速、移住した人が作った駅前の「藤野ライトハウス」というお店に行ってみた。
足を踏み入れると、森の妖精のような澄んだ目の女性が居た。
止まったような時間の中にほんわかと本物を見据えた暮らしをしているような、地に足がついた美しい人。
「ここに座って。」
白くペンキで塗られた木の椅子。
「はい、どうぞ。」
温かなジンジャーティー。
ボロボロなわたしは涙が溢れた。
「藤野に移住したくて来てみたんです。」と話した。
森の妖精は私を快く迎え入れてくれた。
とっても暖かな眼差しに癒された。
運良く、彼女も横浜の山手駅周辺から移住した人だったので、話が弾んだ。
「都会は孤独」そう言ったら、「わかるわ〜、」と彼女。
なんだか同志みたいな感じになってわたしの心に寄り添ってくれた。
藤野は人が少ないから物件は決まったものしかなくてね、不動産屋さんで高望みしないで少々イメージに合わなくても決めちゃって、その後、移住者が立ち上げたメーリングリストがあるからそこに登録しておけば、あそこの家空いたから誰か住みませんか?とか、格安の家が出てくるからそれで動いていくといいよ。
だいたい新く来ると一年ぐらいで安い家に引っ越していく人が多いから。
とりあえず、来ちゃえばいいよ!
と、教えてくれた。
良さそう、それに超面白そう!
藤野に住もう。
ステキな一日だった。
こんなところに、自分を謳歌して暮らしている人々がいるんだなぁ。
早くここに住みたい。
ありがとう、森の妖精。
ありがとう、藤野。
あぁ、今まで感じたことのない温かな場所、帰りたくない。
なんだか本当に不思議な温かさ、ホッとする認められている感。
これって愛かも。
空気が愛で出来ているみたい。
こんな場所に住んだら、愛になっちゃう。
場所なのか人なのか、藤野の磁場を体験した。
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