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BRICKS#2(録音編)

バンドの一連の活動(曲作る→練習する→ライブする→録音する→音源出す)の中で録音が一番嫌いです。自分の圧倒的ショボさダサさと向き合わざるをえないから。
(一番好きなのは遠征。死ぬ程楽しいから。)

とは言っても、hysteriaとA-Zと約束してしまっているので、頑張るしか無いので頑張りました。
ガッチリした音源にしたかったので、ジアクトやKillerpassの名盤も手掛けた岡崎さんのStudio ZENに初挑戦しました。
参考音源として、MINOR THREATとMOB 47を持っていく支離滅裂な僕らに歩み寄って録音を進めて貰えて良かったです。
あと岡崎さんもレコード大好き人間だから、そういう話を色々教えてもらうのも楽しかった。

いつもそうだけど、自分のバンドの録音って良いのか良くないのか分からなくなってしまって精神的に滅茶苦茶しんどくなる。
一番酷い時期は夜とか寝る前に不安になってイナとか太一に『カッコ良いかどうか教えて』ってメールして無視されてました…。
けど、今久しぶりに聴いたら中々悪くないのでは?という気分になってます。少なくとも今までの中では一番カッコ良いと思います。(今までのも結局好きだけど)

サンちゃんはデータ送ったら『ギザヤバス!10回連続で聴いたわ!(意訳)』と言ってくれました。本当かよ。

渾身のギターソロ(?)を弾くINA先生

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曲についてあまり書くのは野暮なので、ゴチャゴチャ書かないですけど、アルバム出した後ぐらいから小嶋さんのDビートがどんどんエゲツなくなってきて、出来る曲の感じもどんどん小嶋さんのドラムに引っ張られていった感じでした。

revenge recordsとかで通販した新旧・古今東西のDの遺伝子を持つバンドばっかり聴いて、小嶋さんのドラムがエゲツなくなりつつ、僕の好きなフックの効いた感じを合体させたみたいな感じです。

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歌詞は言い方が違うだけで殆ど同じようなことばかり歌ってると思います。
自分のダサさ。
(自分を含む)暴力的で無神経な連中への怒り。
ハードコアパンクへの愛情。

この数年間でハードコアパンクを通じて考えたり、感じたりしたことを詰め込みました。
たまに歌詞読みながら聴くと自分で自分のケツを叩かれます。殆ど自分自身のことを言ってるから。

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ということで苦手ながら頑張って録音しました。
(マジに辛い作業だった…。作ってる期間は他の音楽聴いてもあんまり楽しくないのが特に辛かった…。)
改めて自分が持ってるパンクのレコード聴くと皆エグいくらいカッコ良くて、凄いなと思います。マジなんなの??
けど、僕らも今の所これ以上は無理ってとこまで曲も歌詞も演奏も頑張ったので、とても大切な作品になりました。

最後、アートワーク編に続く!

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