Spring thrash#5(DC2日目)

朝8時ごろ起床。
ホテルのバイキングみたいな朝食を準備してもらっててアガる。
イナと一緒にベーグルを直でかじりながら『美味しいけど、固いね』とか言ってたら、一緒に泊まってたUKチームがベーグルを半分に切って焼いて良い感じで食べてて、衝撃を受ける。
ベーグルって焼いて食べるんですね。どうりで固いと思った。

泊めてもらった家はRobinという青年の実家で超デカい一軒家。
Pure DisgustがRolling Stone誌に載った時の記事が部屋に飾ってあって、PD最高だよね。と言ったら、俺PDやで?と言われて初めてRobinがメンバーだったことに気づいた。(痩せ過ぎてて全く分からなかった。)
最初、普通のハードコア好きなキッズだと思ってたので震えました。PDは10年代のハードコアパンクの中でも自分にとって特別なバンドなので。

RobinはPure Disgust、Guilt Parade、Protester、Truth Cult他多数に参加してるDC掛け持ち神でした。

朝食後、時間があったので家の周りを散歩する。天気が良くて最高の気分。

DC犬とイナ

その後にメインショウの会場に移動。MILKは夜中のアフターショウなので、ひとまずライブを楽しむだけ。

一番目の地元DCのバンドCORVOにいきなり衝撃うける。メンバー全員超若い。滅茶苦茶カッコ良い。
VOIDのwho are youカバーしてたけど、DCのバンドのカバーするVOID完全に鳴りが違いますね。速攻でテープとTシャツを買った。

あとはNYのKaleidoscopeが凄かった。初めてpinprick punishment観た時と同じ感情になった。凄過ぎて立ち尽くすしかないみたいな。
速攻でTシャツとレコードとVHSを買った。

その後、LaurenとKaleidoscopeのドラム OwenとDischordハウスに行く流れに。意外と皆行ったこと無いらしい。
Dischordハウス自体は全くオーラ無くて、マジで普通の家で本当にここで合ってる??って感じ。
LaurenとOwenが家の前でプカプカし出して、思い入れの無さにウケました。

Dischordハウスで自撮りするOwen

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一通り記念撮影した後、LVのライブに間に合うように急いで会場に戻る。
LVはアメリカでも一切ブレずにひたすら猛烈でした。最高。
けどNO SEXISMで決死のステージダイブかましたら、ツアー初日から写真撮ってたインスタントカメラを無くして凹んだ。

小嶋さんとLV吉野さん

LVの次はCOKE BUST。ライブ自体久しぶりらしくて、超盛り上がってました。
CORVOとかAsesinatoのDCヤングガンズが暴れまくっててるのが最高。Chrisのドラムはエゲつ。

その次がTØRSÖ!
正直疲れてるし、カッコ良いバンド見過ぎて、感覚麻痺してたけどブチ上がりました。
TØRSÖの曲は人間がブチ上がって暴れたくなるように科学的に設計されてる。Grab a shovelのブレイク生で聴いた時鳥肌立った。

LV〜CB〜TØRSÖの流れは凄かった。

お腹空いたので、会場近くのファラフェル屋にイナと178さんと一緒に行く。
ヘルシーな感じじゃなくて、ファストフードみたいなノリでヴィーガンフードが食べれるの最高。

メインショウも終わり、アフターショウの会場に移動。この日のアフターショウが僕らのツアー最後の演奏。(全部で3回だけだけど)

緊張し過ぎて他のバンドはあまり集中して見れなかったけど、Blu anxietyは怖カッコ良かった。怖い人のやるゴスはガチで怖い。

僕らの出番はなぜか意味わからんぐらい盛り上がってヤバかった。やってる時に何度も胸がいっぱいになりました。Laurenがダイブしてるのが見えた時は泣けた。
このライブの時の光景は本当に言葉にならないです。一生忘れないと思う。

ライブ終わった後と色んな人が熱い感想を伝えてくれる。
MCで話したRoleって曲の説明の感想を泣きながら伝えてくれてた人もいた。自分達の曲聴いて、泣いてる人いるのが信じられなかったけど、嬉しかった。

ここで、ツアーを通じてずっと助けてくれたChrisとLaurenともお別れ。
『もっと沢山色んなことを話したかったけど、英語が下手だから満足に出来なかった。次会うときまでに勉強する。』とそれぞれ別のタイミングで伝えたら、2人ともが『そんなことない!自分が日本語を勉強するよ!(爆)』と同じことを言ってくれたのが優しくて泣けた。

うぅ…泣ける…。

Chris&MILK

皆に感謝を伝え、再会の約束をしてから2日連続で泊めてくれるRobinの家に移動し、後は寝るだけ。
皆はすぐ寝ていびきかいてたけど、自分はツアーがもうすぐ終わってしまう寂しさとライブの余韻で感情バグって一晩中泣いてた。
全く眠れないのでRobinに手紙を書いて、翌朝渡す。(英語が上手く話せないので、ツアー中はよく手紙を書いた。)

以下雑記。

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MILKを観るためにLAから来たよ!っていう人いて震えた。LAって逆海岸じゃん。
手紙(?)を持ってきてくれててかなり感動してしまった。

LAから来てくれたルイスが書いてきた手紙。
Japanese I love you ah-ee-shi-teru

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アフターショウの会場にはブートの缶バッジ屋が出店してて、そこで日本の友達にお土産を爆買いした。笑えるジャパコアのブートとかも沢山あって今思うともっと買っとけば良かった。

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Sheer Magの日本ツアーでギター弾いてたKoraはnarrow headで出てて再会できた。

Koraは最高。お洒落。優しいし、メガネ透明だし。

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PLATIC TASTEのメンバーもMILK気に入ってくれて嬉しかった。ライブは観れなかったけどテープを貰った。
DCは若いパンクスが沢山いて、皆超モッシュするみたいなのが良かった。
PLATIC TASTEとかCORVOはnew wave of NWODCHCって感じでマジで最高。

PTのボーカルのインスタ。嬉しくてスクショした。

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Robinの家の地下室でラスティック化した私

家に着くまでがツアー、ってことで帰宅編に続きます。

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