OpenWeatherMapのAPIから気象データを取得する方法
OpenWeatherMapとは
Web・アプリ開発者に、現在の天候や予測履歴を含む各種気象データを得るためのAPIを提供するオンラインサービスです。
APIだけでなくGUIでも天気を取得でき、トップページにアクセスすると位置情報を利用した天気予報を表示してくれます。(以下イメージ)
有料?無料?
無料プランありです。無料で取得できる情報は以下です
○ 現在の天気
○ 1時間の1分ごとの予報
○ 48時間の1時間ごとの予報
○ 7日間の天気予報
○ 過去5日間の気象データ
○ 政府の気象警報
料金表
料金プランごとに利用可能な機能をまとめました。
活用事例
Google広告
たとえば、テーマパークに関する情報を検索する人は、寒くて雨が降っている日よりも暑くて晴れた日に検索する可能性がはるかに高くなります。天気が良いときにアド入札を増やしたいと思うテーマパークを運営する会社は、Google広告のAdWordsスクリプトを使用することでプログラムで天気情報を取得し、数分で入札単価を調整することができます。
利用登録
会員登録ページからアカウント登録します。
API Keyの取得
登録後、API Keyを取得します。
API呼び出し
One Call API を利用します。
リクエスト
https://api.openweathermap.org/data/2.5/onecall?lat={lat}&lon={lon}&appid={API key}
lat:緯度
lon:経度
API key:API Keyの値
※経度・緯度の確認方法
レスポンス
○ 現在の天気
○ 1時間の1分ごとの予報
○ 48時間の1時間ごとの予報
○ 7日間の毎日の天気予報
○ 過去5日間の気象データ
○ 政府の気象警報
API ドキュメント
https://openweathermap.org/api/one-call-api
経度・緯度の値はGoogle Mapからマップを右クリックすることで得られる値を利用します。
試しにcurlでリクエストした結果のイメージになります。
レスポンス値の意味はドキュメントを参考にするといいと思います。
データを確認
ここでは7日間の天気予報の雨天のデータを確認してみます。
例えば、食材を売るスーパーにおいては雨の日に客足が弱まることが予想されます。その場合、売れ残りが多くならないよう仕入れを抑えることが必要になるかもしれません。
仕入れ量を予測をする機能をシステムに導入すれば、人の知識・経験に依存しない定量的な意思決定をする材料ができ、廃棄コストを削減できると予想されます。
雨の日をみるには daily.weather.main を見ればよさそうです。
このようにレスポンスされていました。
他社サイトの tenki.jp の予報をみても雨予報でした。
使ってみた結果
自社のデータと気象データを組み合わせてダッシュボードにすれば、定量的なデータのもと事業の意思決定に利用できると思いました
OpenWeatherMapはAPIでデータ提供しているため、システムに組み込みやすく導入ハードルも低いので、低コストでフィジビリティを取り始められるのではと思います。
用途
冒頭で紹介したように、Google広告のAdWordsスクリプトを使用することでプログラムで天気情報を取得し、数分で入札単価を調整することができます。
冒頭より引用
たとえば、テーマパークに関する情報を探す場合、寒くて雨が降っている日よりも暑くて晴れた日に検索する可能性がはるかに高くなります。天気が良いときにアド入札を増やしたいと思うテーマパークを運営する会社は、Google広告のAdWordsスクリプトを使用することでプログラムで天気情報を取得し、数分で入札単価を調整することができます。
最後に
いかがでしたでしょうか。今回はOpenWeatherMapから気象データを取得する方法をまとめました。他にも気象データの取得方法をまとめています。よければそちらもご活用くださいませ。
注意
気象データを利用して独自に予報を公開する行為には、気象庁長官の許可が必要になります。詳しくは以下リンクの気象庁HPをご参照ください。
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