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HSPさんの完璧主義は直さなくていい

お久しぶりです。久しぶりすぎて何を書こうか考えあぐねていましたが、タイトルを思いついたのでやっとリスタートします。書いていない間もフォローしてくださる方が増えていて、やっぱり学校現場にHSPさんは一定数いるし、働き方について悩みやすいよね・・と思いました。色々ありましてこのアカウントは消そうかなと思うこともあったのですが、フォローが増えている間は続けようと思います。(フォローしてくださった方ありがとうございます!)学校現場のHSPさんの働き方について、過去の記憶を思い出したり情報を仕入れたりして書いていきます。

先生方におかれましては新年度ばったばた真っ最中かと思います。GWくらいまでは息を止めて一気に走り切るみたいな時期ですよね。新しい生徒、同僚の先生、保護者等、初めましての人たちとたくさんコミュニケーションを取らないといけないこともあり(しかも最初が肝心すぎる)めちゃめちゃきつい時期ですが、1年というマラソンを走り切るために、どうにか余力を残した働き方をしたいものです。

この「余力を残す」はHSPさんの苦手分野かと。次から次にやることがわいてくるこの時期、なにはともあれ「こなさなければ・・!!」と真っ向から闘ってしまいがち。余力どころか、キャパオーバーしてまで働いてしまいませんか。私も「期待に応える」を優先してまうタチなので、とにかく終わるまで、自分の状態は無視して働いてしまうというのをよくやっていました。そしてモヤモヤが溜まって「これは私の働き方じゃない・・仕事は好きなのに・・」にハマる、と。

ところで、人生指南系の本を見るとよく「完璧主義をやめよう」という言葉を見ませんか。「周りの目を気にせず」「完璧でない自分も受け入れよう」という感じのことがよく書いてあるように思います。私もこんな文章を読んだり聞いたりしては「完璧主義だから辛いのか・・なんでこんな性格なんだろう、自己肯定感が低いのは親のせいなんじゃないか」等と自己卑下・悪者探しに陥ってしまいました。

でも私の受け取り方はちょっと間違っていたな、と思います。

直さないといけないとしたら「働き方」や「行動のしかた」であり、「完璧主義」という資質ではないんですよね。

なぜなら完璧主義は持って生まれたものだから。資質を変えるのはかなり難しく、労力の割にペイしないと思います。甘いもの好きな人が甘いものを嫌いになるにはどうするか、みたいな話です。もし甘いものを食べる量を減らすためだったら「嫌いになる」のではなくてコンビニに行かないようにするとか、行動を変えたほうがよっぽど効果ありそうですよね。

そう、目的から考えるのは大事です。

「完璧主義を直そう」の目的は、「楽しく継続して人生を生きるため」かと思います。なので、完璧主義自体を直すよりも、もっと簡単に効果がありそうなことをしましょう。例えば、仕事に強弱を付けるのは必須だと思います。

特に「完璧主義っぽさを発動してしてこそ自分が満たされる」というHSPさんは、「すべてを完璧に」ではなく「この仕事だけは!」というものを最初から決めておき、それをやる時間は必ず確保、という方法が良いかと思います。私の場合は授業準備は絶対に手を抜きたくなかったのでそこだけは少々休みを削ってもやっていました。それは逆に自分の満足のためなので仕事を続けるのに必要な工夫だったと思います。「残業=すべて悪」ではないと思うのですよね。大事なのは楽しく仕事することなので。手抜きの授業ならやらないほうがマシと思っていたので、良い授業のためなら休みの日でも授業セミナーに行きました。そこは頑張ってよかったです。授業を改善するのは楽しかったし、生徒からの反応も良くて働く喜びを感じられましたよ。

完璧主義という資質は確かに過労につながりがちですが、「良い仕事」にもつながります。神様からのすばらしいギフトなので、ぜひ良い方向に生かしたいですよね。好きな仕事は思う存分完璧にやり、それ以外は思い切って基準を下げる。例えば私は本当は毎日出したかった「クラス通信」、紙から黒板メッセージに変えました。黒板に書くだけならトータル10分くらいでできて、1年間続けられました。

仕事に強弱を付ける手始めとしては、1週間で何にどのくらい時間を使っているか書き出し、客観的に見てみるのがおすすめです。自分の資質を活かすための働き方改善、していきましょう!

次は「休みの日、どう過ごす?」という話です。しっかり休んでリフレッシュすることも楽しく仕事をするためには大事ですが、HSPさんはリフレッシュ苦手な方が多いと思うので。では!

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