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JAC ブローニングハイパワー アフターシュート式ガスガン エアガンレビュー?


JAC ブローニングハイパワー
ガスブローバック アフターシュート
おすすめ度
10/100 A&KのSTWよりはまし

今はないJACの面影


このテキストデータの作成意義

  1. トイガン史に名を残す銃

  2. クソという意味でも資料的な意味でも

  3. アフターシュートが糞であると同時に最大の特徴

  4. 良くも悪くもGBBを広めた分水嶺的存在

試験環境

屋内 7m(廊下から部屋の端から端)
使用BB弾 (屋内)S2S0.2gプラスチック
弾速計 XCORTECH X3200 MK3


初速

[31.43][35.26][39.93][29.26][32.18]
今回は特殊で連続5発ではない
測れた5発である
弾速計が測定してくれないことが多発した(他の銃では元気に測定した)

これはバルブを押すのがまさかのハンマーではなくトリガーからの動作で指の力で押すからだ
モスカートグレネードランチャーみたいなものである
つまりハンマーはエアコキ並みのお飾りである
ハンマーが起きてなくても撃てる

それを踏まえたうえでこの低初速…これマジで当時のフロン(現在のHFC134aは代替フロンと言われる)使うことを前提にしてない?


実銃の簡単な解説とか

ベルギーのFNハースタルの拳銃
フランス軍の要請でFN社がジョン・M・ブラウニングに設計を依頼
途中ブラウニングは心臓発作で逝去したが弟子のデュードネ・J・サイーブが引き継いで完成させた
途中なんかM1911のパテントが邪魔でハンマーが使えなかったが途中でパテントが失効したため露出ハンマーにした
マガジン容量7~8発が当たり前の時代に13発のマガジン容量を持つハイパワーな拳銃となったことでフランス軍以外も注目 世界中で使用されることになり、ハイパワーに使用されたドイツ銃弾だった9x19mmパラベラムは一気に世界の銃弾となった

WW2の時にはベルギーはドイツに占領されたがそれまでは連合軍に使用されていたため正規のハイパワーがお互いに使用されることになった

戦後はグロックなどのおもちゃみたいなポリマー拳銃と違いM1911のような大口径でもない まさにプロの使う拳銃として扱われているが2018年に生産終了した
なお人形のバーイセコちゃんが自転車に乗るのはベルギー北部フレンデレン地域が隣接するオランダと同じく平坦で自転車社会だったことと自動車は環境に悪いということで政府が自転車推ししたことから一気に自転車社会になったことから



説明書

アフターシュートで強烈な動作なのに薄っぺらいプラのスライドで割れが多発したと聞いたが…そんなことはない もっさりした動作
…えー…
分解はすごい面倒なので辞めておくがなんというかその…
エアガンの機関部ほぼすべてがスライドに集約されておりフレームは殆どグリップとしての役割という恐ろしい存在
いやースライドにほとんどのパーツを持っていく辺り
良くも悪くも動作性重視のタニコバ設計らしいところありますね

ひとつくらいは利点があって冷えっ冷えでかつガスが少なくならない限り割とスライドストップする
動作重視は間違いない
…オーバーホールすれば爆裂動作に戻るのかな…

なんと7mなのにマジで思いっきり下に飛ぶ!初速遅い!
ちゃんとトリガーを引いてもちゃんと説明書通りしっかり握ってもっつーか委託射撃でもだよワトソン君!
そりゃ測れないわ!遅すぎる!

所感

バーイセコちゃんはHP-35という大戦時に作られたモデルで
本銃はMk3という比較的新しいモデル

BROWNING ARMS COMPANY MORGAN UTAH & MONTREAL P.Q.
MADE IN JAPAN
BY JAC CO., LTD KOBA ASGK
CAL 9X19NATO
245PR20225
ホールドオープンすると中身が見える
シルバーのチャンバーとの対比で動作時は気にならないが少し萎える
サイトはまぁ見やすいがかなり狙点から着弾点が下に下がるのでその…

トリガーフィールは悪い
そもそもバネがやや強めで更にバルブを直接押すので変な感覚
ハンマーも少しだけ持ち上がるのでシングルアクションの方がフィールは悪い
その上バルブを一気に押し込まないといけないのでガク引きになりやすい

裏から見たスライド内部
フロントサイトはネジ固定で緩めて左右に調整可能
リアサイトは裏から止めてある
うっすらパーティングラインが見える
注入バルブ ここにいた


あれも欲しい!これも欲しい!もっと欲しい!もっともっと欲しい!