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S&T Lee-Enfield No.4 Mk I リー・エンフィールド エアガンレビュー イギリス 英国 SMLE

現在本格的なカスタマイズは10月以降の予定です

これが血統の差というもの…思い知るがいい!

No.1 Mk 3はこっち

デ ェ ェ ェ ェ ン


S&T Lee-Enfield No.4 Mk I
エアコッキングボルトアクション
おすすめ度
40/100

さりげなく大胆に設置された欲しいものリスト


このテキストデータの作成意義

  1. S&Tボルトアクションの中で一番調整が難しかったを更新した。エンフィールド同士で

  2. 長く重いのはNo1Mk3からだが重さは多少マシになったかな…

  3. ボルトはコックオンオープニングで再現性低い

  4. ボルト固い トリガーも固い 全部重い

  5. ドルフロの梨園さんはNo.4Mk1…ようやくだ…

試験環境

屋内 7m(廊下から部屋の端から端)
使用BB弾 (屋内)S2S0.2gプラスチック
弾速計 XCORTECH X3200 MK3
音量計 サンコー RAMA11O08 


数値関連

初速

純正 初期
[88.01][87.71][86.13][87.06][86.62]
これでもましな方
最大88.40 最小85.71 平均的には86前半~87後半というかなり幅広い範囲でばらけまくる
精度自体は結構よい感じなのだがかなり下に着弾する
リアサイトが長尺サイトのおかげで何とかなっているが倒れた状態のサイトでは当たらない状態
ホップをかけても10mくらいじゃ上ってくれない

インナーバレル420mmほどのもの 他内部調整のみ
[81.88][81.99][81.61][81.70][81.79]
最大83.43 最小80.62
最大最小は非常に大きい差があるが 80台はまだ出ることはあるが83が出たのはこれだけで、他は本当に81前半から後半までとかなり初速ばらけ問題は初速の大幅な低下と引き換えに安定性は大きく改善された
替えるとしたらスプリングだろうか
因みにホップを滅茶苦茶強くしても下に当たるのは改善できず

発砲音量

弾装填
[93.3][92.2]
空撃ち
[96.8][98.7]
結構静か


実銃の簡単な解説とか

SMLEは「Short Magazine Lee-Enfield」の略
マガジンが短いのではなく、取り回しをよくするために銃身長を短縮されたことに由来

エンフィールドはエンフィールド造兵廠でリーは設計者の事
設計者は ジェームズ・パリス・リー
グレートブリテンはスコットランドのホーイックで生まれてイギリス連邦のカナダに移住 最終的にアメリカに移住した
1879年にマガジン式ボルトアクションライフルリー・メトフォードライフルを制作し9年の試験を経て1888年に採用されたが…
時代は大きく変わり黒色火薬から無煙火薬が主流となった
リー・メトフォードも無煙火薬を使うことを予定していたが70年代から80年代初期の無煙火薬の技術は乏しくそれ以前はニトロセルロースだったが実用的になったのは1884年のB火薬が主流であった
1887年にはイギリスでもノーベル賞で有名なアルフレッド・ノーベルがバリスタイトを製造
そして1889年…現在でも無煙火薬の中で主流とされるコルダイトがイギリスの協力の元開発された
ノーベルのバリスタイトと「ニトログリセリンとニトロセルロースの混合物」という辺りが非常に似ていたため裁判となったが結局敗訴
コルダイトの方が汎用性が高かったため現在ではコルダイトが主流

さて、こうやって89年に現在まで使われる実用性の高い無煙火薬が生まれたことでリー・メトフォードはわずか一年で旧式中の旧式となってしまう
B火薬程度なら…だったが完全にここまでくるとたった数年でも更新しなければいけない
それほど黒色火薬は時代錯誤にもほどがある物になった
黒色火薬の多量の白煙は遠くからでも目立ち 仲間の誤射を受けないためにも更に自身も目立つ服を着る必要がある
逆に自分の索敵能力は下がりと悪いことだらけだ

そうして生まれたのが1895年採用 リー・エンフィールド MLE(Magazine Lee-Enfield)である 当時は後続が無かったが後々MLE No1Mk1と呼ばれる
なおメトフォードとエンフィールドはかなり近しい関係であり、ほとんど設計が変更されていない
マガジンを採用したりなど優秀な設計であることもあるが、そもそも元々使えるように設計はされていたので、無煙火薬の圧力に負けない素材やライフリングに変更して少しデザインが変わった程度と言っていい
翌年には騎兵銃(カービン)として銃身長を30.3インチから21.2インチまで切り詰めたLEC(Lee-Enfield Cavalry Carbine)を採用した

1903年には130mm短縮して、歩兵騎兵両用銃となるSMLEを設計1904年1月に採用した 
後の物と比べSMLE Mk1(SMLE No1Mk1)と言われる

それを基にリアサイトを簡略化したU字型 装填排莢をより確実にするものに変更 そして空気力学に優れた新弾薬Mk7弾に対応したのがMk3である
Mk2は車載銃

Mk3の仕様に変更したMk1をMk4という

このSMLE Mk3(Mk4)を使用して第一次世界大戦に臨むのだが、量産には非常に手間がかかるということで、あまり使わないマガジンから弾薬が供給されなくなる機能であるマガジンカットオフ機能と長距離照準器を省くことにした
これが本エアガンであるMk3*である
一応この時代もテレスコープあるからね アイアンサイトで1km以上とか普通狙えねえよ 狙えるやつには普通のMk3渡すわで十分
エアガンにもどっちもいらない子だからちょうど再現には良いのだろう

ここまでNo1 Mk3のコピペ
ここから新規

No1 Mk3を簡略化したMk5が採用されたりしたが大量生産では手間が増えることが判明 さらに簡略化したMk6などを開発したが新型ライフルの需要が高まりSMLEはNo1から新型を開発することになる
1939年に採用されたのがNo4 Mk1である
外見上はハンドガードから銃身が飛び出しているあたりとストックエンドが鉄であることだろうか
重量も非常に重くなった 全体的に強化された点とヘビーバレルを採用したからだ
次いでに銃剣も有名な豚突き棒のスパイクバヨネットを採用したが実際のところのちに同数くらいはナイフ形バヨネットも採用している

因みに先ほどからMk3とかMkの後をアラビア数字にしているが正確には(アルファベットで代用するが)IやIII IVなどのローマ数字である(No.の方は元からアラビア数字)
そういう意味でも変わったのが第二次大戦から数年経って改良されたNo.4Mk2であり、これからMkの後もアラビア数字へと変更されている
ストックをブナ材にしてエンドを真鍮にしたものだが…
ちょっと待ておかしいぞ?このエアガン…ストックエンドが真鍮を模した金色ではないか?と思った諸君…多分当たりだ
1944年に採用されたこの銃の仕様に改良されたMk1は多い
1943年というのも軍内部の在庫になっている可能性の高い年であり…つまり子のエアガンは正確にはNo.2 Mk I/2である可能性が高いのだ!


初期所感

精度はそこそこだが着弾がやけに下に当たる
ジャムが多発するなど決して褒められた銃ではない
っつーかエンフィールドだけなんだよな…S&Tオールドボルトアクションで評価低いの…

サイトピクチャ


初期段階で10m程度で当てようと思うとこの高さになった
フロントサイトが高すぎるのか、アウターにしろインナーにしろバレルが下に偏芯しているのか、ホップパッキンがクソ雑魚ナメクジなのか

近影とか


地味にセーフティの形状が変わっている
フレームにNo4MkI 1943の文字
グリップ部分はM1943 AS 11038

マガジンはNo1Mk3のものをそのまま流用

取扱説明書


No.1Mk3*の説明書とペラ紙一枚


カスタムできる&木材部分程度の分解


レンチとドライバーで指示しているところ
あとフロントサイトのネジを外します

フロントサイトガードを外したらピンをこちら側からではなく

こっちから抜きます
抜け止めがあるので抜けねえ…と思って反対から小突いたら取れました

フロントサイトを外すとここの金具も簡単に取れますが…リングは取れません
ストックの方のリングもなかなか取れません
これ…実は力業でとるんですよ クソが…No1Mk3みたいに蝶番つけろよ…

ストック部分とトリガーガード部分のネジを外します

トリガーガードが根本部分に回転軸が仕込まれているので折るとこのように外れまーす

アドバイスします(簡単楽しいお菓子ナビの南凉子先生の真似をして)
このレバーの紛失に注意しましょう
砕骨犬尿剣
236478+KKK

ストックはここに…
使用したのはゴッドハンドとマルイのツールセットにANEXビットホルター電動用ロングタイプ250mmに6.35mm六角ドライバービットを組み合わせたものですね

ストックのネジは見ての通りで写真撮り忘れたのでとりあえず外してください
これで木材部分の分離は終わりです

バレル側

フロントとフレームを分離します ここのプラスネジを表裏2本ずつ 4本を抜きます

ジャムを生み出すクソエレベーターがよ…
わからせてやりたいところだが思いつかないので残念である

ホップレバーのつまみのネジを外せば引き抜けますわ

っほれ

至極単純なVSR方式ですね
M870方式じゃなくてよかった

パッキンはファッキン固めです

インナーバレル長は550mm…
やっぱりアルミじゃないか!(困惑)

長すぎなんで423mmのにしますね

ホルスのアルミポリッシャーで内部の汚れを削ります

3回くらいやったらいいでしょう
なお内径は広がります

フレーム側

トリガーユニットをとります
ネジを4本外してください
外したらトリガーユニットが外れるようになり
そうなったらシリンダーヘッドの羽をとったらシリンダーも引き抜けます

こっち側は外さなくていいよ

シリンダーについている飾り
こいつのせいでシリンダーを動かすとき引っかかって重いのである
ちょっと角を削って黒染めをお勧めする

はい、いつも通りのAPS2方式
トリガーのスプリングをなくすだけでもだいぶましになるよ
あとトリガーのシム調整は奥側0.2mm 手前側0.3mmでちょうどカタつかずそれでいてスムーズに弾けるようになった

シリンダー内部

ピストン
おそらくアルミ製 気密が悪い?
21g
外形22mm
内径14mm

スプリング
150mm
11g
外形
13mm
内径
10mm

スプリングガイド
7mm

太径タイプだがスプリングガイドは細径なのでスプリングガイドは特に変えたいところ
スプリングも非常に柔らかいものを使用している

スプリングガイドに9mmのストローを取り付け
多少マシになるはずである


木スト加工

必要なもの

・根気
 電動やすりを使えば1時間以内には削り終えるので気軽になった

・音楽
 周回並みに単調なので必須
 おすすめ音楽は最後辺り

・時間
 乾燥が長いので三日くらい 休みは初日あればいいんじゃない

・DCMの電動サンダーを使用 やすりの方は#180を2枚使用

・ステイン
 使用したのはカインズの筆のいらないステインカラーズ アマゾンには当然ないのでご自分でお探しください
 オイルステインと水性ステインなら水性の方が吸い付きが良い
勘違いされがちだがオイルステインはオイルが気化すので基本的にオイルフィニッシュにはならない
 ワトコなど一部はオイルフィニッシュを兼ねる

・亜麻仁油、荏胡麻油、胡桃油、ワックス、蜜蝋
 使用したのはニッペのヴィンテージワックス
 前者の食用でも見かける油も後者のペースト状のオイルもどちらも布を使って塗り込んでいって乾燥させる
 どちらかというと基本的にワックスか蜜蝋がお勧めとなる
 どちらもメンテナンスが必要 半年から一年でまた塗り込むのだ
 どれにも言えるが染み込ませた布は自然発火の可能性がある 水に漬けるか焚火などで焼こう
 後者は植物油をベースにしていることが必須(結局亜麻仁か荏胡麻)となる。オーガニックだから~とか狂ったことを言ってるんじゃなくて発色と染み込みやすさの問題…だからウレタンニスのプラスチック感が嫌だからこんなことやってるんだろ?って話
 食用油でも亜麻仁油荏胡麻油などでない限り木材には染み込まない…安いからってサラダ油やオリーブ油等は使えない
 ごま油は染み込むけどごま油の匂い…つまり炒飯の匂いがするからという理由で駄目 使いたいなら使ってもいいけど…

・清潔な天然繊維の布
 木綿とか オーガニックだから~とかアホなことを言ってるのではなく化学繊維は角が立ってるので余計な傷の元となるという割と切実な理由
・マスク
 普通の紙マスクで良いからしろ…木屑がかなり呼吸器に入るぞ
・掃除機
 マジで木屑がすごいことになるから掃除機で適宜吸っていこう
・紅茶
 ダージリンがお勧め 本来抽出はリーフなら3分がお勧めなのだが結構濃い目の5分抽出で渋みを出して飲むのが好きなんだけど貴様は?
・クッキー
 できれば個包装が良い 手が汚れても食べれるし 木屑の心配が少ない
・マーマイト

 パンにバターをたっぷり塗ってからこちらを少し塗って食べるとおいしい
 ベジマイトでも代用可

・ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド

乾燥時間に読むだァーーーーーーーーーーッ

・パンジャンドラム

・渚にて

・VOICEROID2 琴葉 茜・葵 

以下木工本編 


ほな いくで ぱんころ~
…と思ったら電動サンダー君があまりにも早すぎて…30分で削り終わり写真を撮り忘れました

削り終えて洗い終わったところ

乾燥したところ

ステインはカインズの筆のいらないやつ
ウォルナット マホガニー マホガニーの予定だったがマホガニーの中身が足りず急遽メープルで我慢することにした

まずうぉうなっと 黒っぽい

乾燥を終えたところ ちょっと気の削り方に村があるなアと思いつつあ使い古した感じが出てそれもそれでいいかということにした

マホガニーを塗る
赤みと深々とした暗さが出て大変よろしい

乾燥した

赤みが欲しいので本当はマホガニーがよかったがメープルで我慢したところ…
思ったよりメープルの黄色感が赤みを引きだたせている?

そしてアマニ油を塗りたくる

オイルでテッカテカで無様でございますね♥朝まで置いておくからな

朝まで乾燥したところ

くみ上げる
もう一回のオイルはくみ上げた状態で行う
理由は仕事終わりにくみ上げるのが面倒だからという大変クソみたいな理由

No1Mk3*との並び


音楽

Scotland the Brave

The British Grenadiers March

Colonel Bogey March

Rule Britannia

Land and Hope and Glory

なんかパンジャンで聴いたことある?
せやな

あとクイーンとかビートルズとかイエスとか
イギリスはロックの本家だから有名な人たち沢山いるよ

何度も置かれたほしいものリスト







あれも欲しい!これも欲しい!もっと欲しい!もっともっと欲しい!