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マルイ FNH FNX-45 Tactical れびゅ


箱がでかい

バックパネルは粒S M セレーションMがある このため本体についているのはセレーションSであることがわかる
基本的にLサイズを使用する人も本銃ではSを利用する人が多いかもしれない


マルイ FNX-45 Tactical
ガスブローバック
おすすめ度
88/100

毎月の楽しみとしてリサイクルショップへ行く
そのリサイクルショップは月一回買うとアプリに10パーセントオフクーポンが届く
それを毎月繰り返してるわけだが今回の獲物がこれだ
後述するがプロサイトと16+>14-アダプタがついていたのでそれを付けた写真も公開する



このテキストデータの作成意義

  1. HK45Tとの次世代SOCOMピストルの座をかけて戦った拳銃

  2. 16mm正ネジを採用している とはいえ固定スライドのMk23が再度流行したおかげで結構サプレッサーは多い

  3. 実直なFNらしくフルアンビ以外ほとんどが手堅い印象でそれはエアガンとしても同じくらい手堅い拳銃

  4. 実銃は.45ACPのクソデカドングリが15発も入るという異常なファイアパワー そのくせ太くなりすぎてはいない

  5. ただ大型拳銃(中型オート)としては全体的に結構重い
    流石に超大型拳銃とは比べ物にならないが

試験環境

屋内 7m(廊下から部屋の端から端)
使用BB弾 (屋内)S2S0.2gプラスチック
弾速計 XCORTECH X3200 MK3


数値関連

初速

[76.86][76.52][75.97][76.57][76.96]
精度は安定しているが初速自体は正直安定している印象はない
中古のくせに軽い傷がある以外は新品特有あるいは非常に丁寧な整備をされたオイルにじみだったのでまだ安定してないかもしれないが20発計って安定している5発を抜き出してもこれ
とはいえ自身の求めている10m以内で引き抜く拳銃の実用初速を十分に満たしている
最高77.96 最低74.36 ダブルタップを決めると思いっきり77.82出たと思った次の瞬間74.21が出たのでダブルカラムマガジンのくせにこいつ結構冷えに弱い 中に粗目のナイロンスポンジでも入れたほうがいいかもしれない


実銃の簡単な解説とか

SOCOMが新しい.45ACPのタクティカルピストルを欲していた
メタルギアソリッドにも出てきたMk23…いわゆるソーコムピストルはあまりにも巨大で重くて使いづらかった
だからと言って9x19mmparaだと基本的に超音速弾なのでサプレッサーの減音効果がやや乏しく亜音速弾にすると威力が下がる
そういうことで亜音速弾で高威力の.45ACPを求める声は意外とあった
.45口径神話が否定されてもなおニッチの実用性が見つけられたというわけだ

そこで2005年にはSOCOMはM9の後継拳銃のトライアルJCPC(Joint Combat Pistol Competition)をした
そこに出されたのはベレッタPx4 グロック21 HK45などがあった
それに対抗したのがFNP45である
M9以外も強いところを見せたいベレッタ
信頼性と軽量さとサードパーティーすらも取り込むことを見越したグロック
そしてMk23の採用からの酷評を胸に元特殊部隊員の意見を参考にしたH&K
だが計画は頓挫することになる まあ米軍だし
とはいえその中でも耐久性に一際輝いていたのがFNP45である
同時に大柄であったのもFNPであるが

民間に販売された当初はFNHのアメリカ法人 FN Americaからではなく傘下のブラウニングアームズからブラウニングプロとして販売されたが結局FNAから発売されることになる
その際にFNPシリーズは名称を一新しFNXとなった

因みにFNX-45という名称はアメリカでの商品名であり欧州市場ではFNP45のまま販売されている
そういう意味も含めて.45AUTOではなく.45ACPという刻印なのだろう(欧州市場にそのまま売ってるHK45は.45AUTOだし…)
バリエーションとしてドルフロなどにも出ているFNP9などもある


所感

全体的に角張った印象を受ける
SIG P226系列をもう少し無骨にした感じだ
良く言えばタイムプルーフされたような頼もしく力強い印象を受ける
悪く言えばポリマーフレームにパネル変更 更にはオプティクスレディという新鋭装備を搭載しているとは言えない古臭さを感じる

サイトピクチャ

非常にハイマウントのアイアンサイト
パララックスは非常に大きくなる半面ドットサイトを使用してもエイムができる上に35mmくらいならサプレッサーを搭載してもほぼそのまま使用可能なほどのハイサイト
蓄光素材が最初から使用されているのも中々良いポイント

ドットをサイトの真ん中に置いた状態

ほぼアイアンサイトでエイムした状態

近影

.45ACP
FNX-45 TACTICAL

マークはTMとマルイオリジナル刻印
ちょっと残念感が強い

STAINLESS STEEL
ASGK
TOKYO MARUI
MADE IN JAPAN

ステンレススチールと言っておきながら当然プラスチック
まぁ本当にスライドをステンレススチールで作ったら一発アウトだし…
しかしラメ粒子がきれいに入っておりかなり写真ではわからないが金属感はある

ショートリコイルの銃身の跳ね上がりはかなり大きい
精度に影響するかもしれない

チャンバー内は久々にホイールがないモデル
フィールドストリップをしてからホップにアクセスできる

まがずぃん

バックストラップ(グリップ)

このバックストラップの穴のモールドは開けても使わない方がいい
交換するときに引っ張るからランヤードの意味がないのだ


マガジンを抜いたら強引に後ろに引っ張る
あるいはちょっと引っ張ったら下に引き抜く

このように簡単に外れる

取り付ける際はレールを最大限活用する
丸が引っ掛かったらちょっと引っ張って

こうなったら強引に押し込む

フィールドストリップ


テイクダウンレバーはこのままだと動作しない

ホールドオープン状態だとテイクダウンレバーにアクセスできる

あとはそのまま外すだけ(もろちんマガジンは抜いておこう)

大体こんな感じ
因みにアウターバレルはチャンバー部分がプラでつなぎ目から向こうが金属となっている

スライド先端が二重になっており衝撃を緩和する役割があると思う
ぶっちゃけ割れそうで怖い インサートにするならインサートは金属でよかったんじゃないだろうか

ピストン辺りはMWSや89式を参考にしたとあるだけありガスライフルの奴によく似ている
スライドストップ用のインサートは大き目

なんか見てるだけで頭が痛くなりそうなハンマーメカ
グロックやガバやベレッタ辺りはシンプルなのに

アンビマガジンキャッチはこのようになっている

マガジンキャッチボタンを押すとマガジンキャッチが前に引っ込むという仕組み
面倒だが確かにそれなら両方から押しても大丈夫 かつボタンがクソみたいに重いわけだ

VFC SCARと並べたところ
同じFN製の特殊部隊からの依頼製作の銃だけあり非常に映える

HK45Tとの比較

前提記事

さて、ライバルとして争っていたH&K HK45Tとの比較だがこれがなかなか面白い

全長
FN 217mm
HK 215mm

重量
FN
本体 532g(ドットサイト外してカバー取り付けで)
マガジン 304g

HK
本体 518g
マガジン276g

全長はほぼ変わらないが重量とグリップの太さが段違いであり好みが分かれるどころか普通にHKでいいかな…になるのは間違いない
とはいえこちらの利点はダイレクトにオプティクスレディができることだ
そういう意味では非常にこちらが有利
そしてマガジンキャッチはHK特有のレバー方式が苦手でもこちらはボタン式というのが利点だろう

分解のしやすさはこちらの方が圧倒的に軍配が上がる あっちテイクダウンレバーじゃなくてスライドストップを引き抜く方式のくせにアンビだもん

精度に関してはどちらも同じくらいだが初速の安定性…つまり遠距離になってくると間違いなくHK45の方がよさそうだ

個人的には実用性としてはHK 見た目だけで言えばFNを推す

あれも欲しい!これも欲しい!もっと欲しい!もっともっと欲しい!