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S&T M1903 スプリングフィールド 春田さん レビューからカスタムまで エアガン スナイパーライフル
2022/2/17更新
指揮官、この私にできることがあれば、どうぞご命令を
ドルフロ指揮官だけどエアガンに興味ある人向け
本来某所で公開していたレビューの為、一部某所でしか伝わらない表現などがありますが、ご注意しやがってください
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/45162958/picture_pc_21c9c1600216811de919c38106ceb61b.jpg?width=800)
基本概要
S&T M1903(03A3) 2020年度ロット
おすすめ度80/100
春田さんが欲しいならお勧めするけどボルトアクションエアコキが欲しいならVSRの方がお勧めだよ絶対
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57426715/picture_pc_f753fdab8d324516e933c23a5d8102a3.jpg?width=800)
指揮官、どうしてこの私をお選びになったのですか?あなたみたいな優しい方が、これから私と一緒にいてくださるなんて・・・私は永遠に、あなたのお力になりますわ!
以下の画像は木製ストック加工済み リアルウッドいいよね…
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/45162327/picture_pc_b9e458d86f7440ef633e45e6710a0b4f.jpg?width=800)
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/45162355/picture_pc_f6d7c06f296781a02a13264187a30c4f.jpg?width=800)
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/45162405/picture_pc_c3582b782c4aefd66f3e247db211fec3.jpg?width=800)
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/45162423/picture_pc_ca1ceccbe467293a8498e4940b84ec5b.jpg?width=800)
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/45162442/picture_pc_f48ad16ede7828797cea13a8a95afe7f.jpg?width=800)
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/45162452/picture_pc_07f8c2deda6f1b01f63d5f289ef76f4d.jpg?width=800)
春田さんは高い女じゃないが決して気安い女じゃない少しでもセッティングを間違えれば拗ねて性能が悪くなる女である
大人の余裕のある対応が出来るレディとして扱うにはそれを扱う指揮官のジェントルな心構えが必要となる
このnoteの作成意義
指揮官をエアガン沼に叩き込む
カスタム沼にも叩き込む
春田さんがかわいいのは当たり前だが銃の方の春田さんもかわいいことを叩き込む
普通にオイルフィニッシュのやり方とブルーイングのやり方が同時に書いてあるページが少ない
:無駄な時間を使わせる(特に後半)
春田さんの要点
性能は割と安定してるよ
安定していたらシリンダーとホップ関係の開封はカスタムしたり自信が無い限りは辞めた方がいいトリガーとかの中身は調整すれば使いやすいよ
タミヤの3mmシムでの調整は必須クラスマガジンの場所が特殊過ぎる上に取り外しにくい
入れることは慣れればどうってことはないけど外すのはまだ慣れない見た目はしょぼいけど手間を掛ければきれいになるよ
地味な女の子が化粧をすれば云々残念ながら銃の方はよしよし充電をしてくれない
春田さんによしよし充電をするのは俺たちの方だQなんでスプリングフィールドが春田なの?春野じゃないの?
A中国(当時は清帝国)がこの銃の事を春田と呼んだためだよ
詳しくはドルフロの使える方のwikiでも見てろ
数値関連
使用BB弾 S2S0.2gプラスチック
弾速計 XCORTECH X3200 MK3
音量計 サンコー RAMA11O08
発砲音量
BB弾装填 94.3dB
空撃ち 97.3dB
初速
純正 初期
[84.2][84.12][84.31][84.11][83.94]
箱出しにしては非常に安定しているが初速は遅い
「メイプルリーフチャンバーオートボット」「純正インナーバレル(アーチ切除)」
[86.2][87.24][82.13][88.51][83.21]
多少上がったけど安定性下がった?
「純正チャンバー」「純正インナーバレル(アーチ切除)」「純正スプリング(純正ドーナッツ+KM企画ドーナッツを2つ)」
[82.23][82.23][83.45][83.08][83.04]
再び安定はしたが純正状態より初速が遅くなった。アーチの切除がホップのかかり過ぎになっていると思われる
「宮ゴムVSR Gスぺチャンバー 60」「純正インナーバレル(アーチ切除)」「純正スプリング(純正ドーナッツ+KM企画ドーナッツを2つ)」
[91.66][92.88][91.21][86.88][93.25]
高初速でそれなりに安定する
「宮ゴムVSR Gスぺチャンバー 60」「純正インナーバレル(アーチ切除)」「純正スプリング(純正ドーナッツ+KM企画ドーナッツを2つ)」「純正ピストン(Oリング取り付け)」
[86.05][86.67][86.45][86.55][72.43]
初速が下がったが一発を除いて86m/s代から外れなかった(この後もそうだった)
「宮ゴムVSR Gスぺチャンバー 60」「純正インナーバレル(アーチ切除)」「KM企画スプリング一部切断(純正ドーナッツ+KM企画ドーナッツを2つ)」「純正ピストン(Oリング取り付け)」
[93.78][72.64][94.04][94.69][85.65]
清掃前 明らかにおかしいぞ?と思ってインナーバレルを除くと…黒いシミシミ…あっこれシリコングリスだ… インナーバレルを清掃し シリンダーヘッドの口も綿棒で掃除…どっちも思ってた5倍真っ黒になった為結構清掃は時間がかかった
チャンバーへのダメージを考慮しダヴ(中性かつ柑橘無しの代名詞)を水で薄めたもので清掃した フィギュアのPVCのべたべた(可塑剤)もとれるのでダヴは最高
「宮ゴムVSR Gスぺチャンバー 60」「純正インナーバレル(アーチ切除)」「KM企画スプリング一部切断(純正ドーナッツ+KM企画ドーナッツを2つ)」「純正ピストン(Oリング取り付け)」
[94.86][96.02][95.54][95.22][96.10]
清掃後 ややばらつきこそあるがそれでも一発を除いて+-1と非常に安定した上で95m/s前後という目標を達成した。 ちょっと早い気もするが十分安全マージン内。
清掃は重要だね。
「宮ゴムVSR Gスぺチャンバー 60」「純正インナーバレル(アーチ切除)」「KM企画スプリング一部切断(純正ドーナッツ+KM企画ドーナッツ厚い方を1つ)」「純正ピストン(Oリング取り付け)」
[98.62][97.98][97.12][98.22][98.10]
翌日…に何故かヤバい数値が出たので内部のドーナッツの薄い方を一つとったもの これで安定した…けどちょっと高い 安全マージン0.3くらいて…
「宮ゴムVSR Gスぺチャンバー 60」「純正インナーバレル(アーチ切除)」「KM企画スプリング一部切断 熱収縮チューブによるばねなり軽減(純正ドーナッツ+KM企画ドーナッツを2つ)」「純正ピストン(Oリング取り付け)」「ピストンヘッド一部切削加工」
[94.23][94.24][94.68][93.91][94.11]
ばねなり軽減の為熱収縮チューブを張り付けたら初速が90まで下がったのでKMドーナッツをふたつ(合計3つ)に戻した
おまけ
シリンダーの気密を「取り過ぎた」(つまり内部でどれだけ潤滑しても滑りが悪すぎる状態) そのかわりピストンを指で止めると完全に停止して10分くらい片手で周回してから手を離すと空気が抜けるくらいには完璧な気密取りだった
[90.89][80.15][90.83][76.52][88.21]
銃口とチャンバー側の気密は完璧にしてもシリンダー内部は潤滑が重要というのがよくわかる結果…もちろん気密を取らなさ過ぎても駄目ではある ただ前述の通り清掃でだいぶ初速が安定したためこの状態でももう少しまともになる可能性はあり
オイルフィニッシュ ストックカスタム
必要なもの
根気
死ぬほど疲れる
音楽
周回並みに単調なので必須
おすすめ音楽は最後辺り時間
乾燥が長いので三日くらい 休みは初日か2日くらいあればいいんじゃないやすり
紙やすりか金網やすり 100以下沢山 200~300ヤスリ3枚以上 400ヤスリ3枚以上
100以下は塗装をはがすために使う 200~300は整えるために使う 400は仕上げ できれば更に600で仕上げた方がもっと良い
耐水ペーパーも含めて紙やすりと呼称させてもらってるステイン
使用したのはカインズの筆のいらないステインカラーズ アマゾンには当然ないのでご自分でお探しください
オイルステインと水性ステインなら水性の方が吸い付きが良い
勘違いされがちだがオイルステインはオイルが気化すので基本的にオイルフィニッシュにはならない
ワトコなど一部はオイルフィニッシュを兼ねるフィニッシュ用オイル
亜麻仁油、荏胡麻油、胡桃油、ワックス、蜜蝋
使用したのはニッペのヴィンテージワックス
前者の食用でも見かける油も後者のペースト状のオイルもどちらも布を使って塗り込んでいって乾燥させる
どちらかというと基本的にワックスか蜜蝋がお勧めとなる
どちらもメンテナンスが必要 半年から一年でまた塗り込むのだ
どれにも言えるが染み込ませた布は自然発火の可能性がある 水に漬けるか焚火などで焼こう
後者は植物油をベースにしていることが必須(結局亜麻仁か荏胡麻)となる。オーガニックだから~とか狂ったことを言ってるんじゃなくて発色と染み込みやすさの問題…だからウレタンニスのプラスチック感が嫌だからこんなことやってるんだろ?って話
食用油でも亜麻仁油荏胡麻油などでない限り木材には染み込まない…安いからってサラダ油やオリーブ油等は使えない
ごま油は染み込むけどごま油の匂い…つまり炒飯の匂いがするからという理由で駄目 使いたいなら使ってもいいけど…清潔な天然繊維の布
木綿とか オーガニックだから~とかアホなことを言ってるのではなく化学繊維は角が立ってるので余計な傷の元となるという割と切実な理由マスク
普通の紙マスクで良いからしろ…木屑がかなり呼吸器に入るぞ掃除機
マジで木屑がすごいことになるから掃除機で適宜吸っていこう春田さんへの愛情
最低限誓約は必須 スキンも1つ以上はあると良い
やり方
まず塗装をはがす
100番以下のヤスリで死ぬほどかける
目安は白木の地肌が見えるまで(ウレタンニスの茶色、ウレタンニスがこすれた白色、ウレタンニスの下地となっている灰色、そして木の白い肌に変わっていく)
マジで死ぬほど疲れるから休みの日を丸一日使うことになる
紙やすりもすぐに死ぬ 80でやったけどメインのストックの片側半分くらいで1枚が死んだ ウレタンニスなのでこびりつくから取れないのだ
なんで金網ヤスリを買ってきた これなら長持ちするし目に詰まってもとりやすい
ペイント薄め液(シンナー)で軽くふいてからやると多少簡単に削れるようになる…が臭いし健康に悪い200~300くらいで整える
もう早くて4時間 下手したら8時間くらいたったから疲れてるだろうけど頑張ろう
全体的にヤスリを掛けて角が立ってるところを削る感じでやろう400番で仕上げる
一番神経を使う…きれいにきれいに…無駄な凹凸を無くし平らと曲線にしていくのだ水洗い
木屑をシャワーで取り除いてあげるのだ
割と真面目に木屑だらけの環境で作業したので自分も一緒に春田さんとシャワーを浴びることをお勧めする(シャンプーや石鹸などの洗剤類が春田さんにつかないように)乾燥
まずはタオルで春田さんの水滴を全部取ってあげる
出来ればドライヤーでの強制乾燥より一晩立てかけておいた方が良い
この際作業室の掃除(木屑の排除)も同時に行っておこう塗装
ようやく待ちに待った春田さんのお化粧タイム 或いは新しい服を着せるとも
水性ステイン、あるいはオイルステインを使う 先程も言ったがオイルステインもオイルは気化するのでオイルフィニッシュにはならない 個人的には水性ステインをお勧めする(色を混ぜやすいし水で薄めれるから)
色のおすすめはやはりウォールナットだがウォールナットはやや色が暗い為意外に好みがわかれる
やや赤色を混ぜたいならマホガニーを入れるとそれっぽくなる
色の混合については会社ごとでだいぶ色合いが異なるため割愛するが赤が足りないならマホガニーはどこでもいっしょ
出来ればホームセンターなどで実際に塗装を行った見本があると思うのでそれを確認すると良い
じゃあお前は何を使ったの?と聞かれるとカインズの「筆のいらないステインカラーズ」
刷毛がいらない上に丁度探していたウォールナットの色だった
弱点もある…筆がいらないということはスティックのり(先端がスポンジみたいになってる奴)になっており=細かいところが塗れないのだ…
具体的にはボルトセーフティの所が塗れずそこだけは筆に染み込ませて塗った
基本的には刷毛で塗って筆で細かいところを塗ろう乾燥
大体1時間くらい塗り終わったら置いておく
この塗装と感想を2回3回は繰り返す…というか好きな色合いに染まったなーというのが終わり時
こちらは2回で好みの仕上がりになった
ステインを混ぜずに数回に分けて別の色合いを重ねるという方法もある
その場合はマホガニー>ウォールナットが一般的のようだオイルフィニッシュ
一番最高と言われているのは亜麻仁油だろう だが楽なのはやっぱり最初から塗るのに適したワックスである
とはいえどちらも1年くらいで定期的な油分の補給が必要なのは変わらない
ワックスはホームセンターでも売ってるが亜麻仁油や荏胡麻油はスーパーの食品コーナーで売ってるから入手性は圧倒的に強い
此方が使ったのは日本ペイントのヴィンテージワックス(クリヤー) 調色済みならクリヤーが一番であるしこのワックスの調色はホームセンターではあまりよくないように見えたきれいな端切れ布に油を染み込ませる
あるいはワックス蜜蝋を撫でるように掬い取るそしてそれをストックに塗り込んでいく
なんやかんやで終わりがけもあり一番楽しい作業かもしれない
ドンドンと艶が出て艶やか(つややかというかあでやかというか…)になってくる
春田さんが湿気で歪まないいつまでもきれいな春田さんであるための作業ある程度べったりと塗ったら乾燥した端切れ布でふき取るようにする
完全にふき取るのではなく撫でるように薄くする感じで乾燥
亜麻仁油なら12時間以上は確実にかかる(荏胡麻は知らん)
出来れば48時間は乾燥させるという紹介もあるので結構長くかかる
使用したヴィンテージワックスも24時間だったストックは完成!!
ブルーイング
必要なもの
根気
死ぬほど疲れる音楽
周回並みに単調なので必須
おすすめ音楽は最後辺り紙やすり
200~300 400 600 800 1000 1200 1500 全部3枚以上は必要
もう一度言うが耐水ペーパーも含めて紙やすりと呼称させてもらってる金属用やすり
粗目 中目 細かめの3種類は必須金網ヤスリ
塗装落とし やや粗目が一番いいかゴム手袋
ニスと違ってブルーイング液はかなり有害 完全に必須容器(ガラスかプラ)
タオル
ドライヤー
ヤフオクアカウント
シャイニーブルー亜鉛用お試しセットが手に入る
シャイニーブルー亜鉛用100mlは模型屋やネットショップで売ってるので他は代用品でも可能な為その場合は不要シャイニーブルー亜鉛用お試しセットかそれに類するもの
シャイニーブルー亜鉛用(ブルーイング液で代用可能だが一番入手性と値段が良いと思われる)
シャイニー脱脂材(パーツクリーナーで代用可能)
EX,OIL(シリコンオイルで代用可能)
ナイロン研磨パット1500(これは市販品だが紙やすりでも代用可能)春田さんへの愛情
最低限誓約は必須 スキンも1つ以上はあると良い
漬けこみ方式だったら気を付けなければならないのが容器の大きさ
春田さんは銃身が長いが実際に外から見えるのは先端のわずか12cm程だが斜めになる都合深さか長さで稼ぐ必要がある
気を付けなければならないのはむしろ機関部フレームとトリガーガードの22cm程か
ストックエンドは一見大きいが長さは最長部でも12cmほど
使用したのはシャイニーブルー 亜鉛用
なお研磨が足りないとケースハードゥン仕上げになる これはどうやら仕様みたいな物
やり方
…ちなみにシャイニーブルーどぶ漬け基準でやってるがそれならGスミスSの公式ブログを見た方が早い 写真もあるし
https://gsmiths.militaryblog.jp/c32294.html
ストックは自分のやり方もあるから書いたけど…
脱脂
いきなり脱脂をするのも重要らしい(前ケースハードゥンになったのは直前に脱脂したのも原因)
脱脂剤 或いはパーツクリーナーで脱脂する金網ヤスリがけ
GスミスSの作例と違い春田さんは最初は塗料での塗装の為塗装をはがす必要がある
もうごしごしやってしまえ棒ヤスリがけ
金属やすりや棒ヤスリでのパーティングラインなどの整え紙やすり
またか…まただよ紙やすり…
今回は金属やすりでの下地処理はしているので200~300をいきなりかけて300台、400、600、800、1000、1200、1500
ストックがかなりかわいく見えるくらいにすごくだるい
小物ならいいんだ…大きいものをやるとすごい精神が削れる水に漬ける
表面に気泡が付くから気泡を取り除く そして削り粉を落とすブルーイング
どぶ漬け 20秒くらい水に漬ける
ブルーイング液を洗い流すタオルとドライヤーで強制乾燥
ヤスリ
1500くらいの細かい奴で表面を軽く撫でるように削る
黒錆=ブルーイングを削り過ぎないように色を見る
駄目ならまたブルーイングからやりなおして色を濃くしていく完成!
ヤスリ辺りでもう小物以外はやらないって誓った
ストックと違って手間だけでヤスリがけが楽しくない
ブルーイングの辺りは楽しかった
塗装で済ませたい…
ブルーイングだるいんだけど… もう春田さんかったんだけどって人用
必要なもの
エアガン用スプレー塗料
インディ パーカーシールであればパーカーライズド仕上げ風に
キャロム ブルースチールスプレー であればブルーイング風に(ちょっと青が強い)紙やすり
600と1500一枚ずつあればいいよパーツクリーナー
やり方
まず600の紙やすりで軽くこする
撫でるようにして軽く表面に見えない傷をつける感じパーツクリーナーで油を落とす
吹いて水拭きするスプレー塗装
もったいないように思われるがちょっと離して粒子を乗せる感覚でやると きれいに仕上がる
これはスプレー塗料すべてに言えること ダレないようにするのが重要
必ず一回吹き付けたら1分の乾燥時間を置く
それを3回くらい繰り返す仕上げの乾燥
どちらも吹き付けすぎなければ10分あれば乾く1500の紙やすりで研磨
きれいに仕上げるのが目的であって削るのが目的じゃないのでやりすぎ注意完成
…ブルーイングって手間だなぁってよくわかる
トリガーカスタム
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/45162762/picture_pc_3302a86a43d9296dc609b5e137a62005.jpg?width=800)
必要なもの
・タミヤ3mmHOP-UPシム
0.1mm 0.2mm 0.3mmのセットの奴がお勧め
電動ガン用軸シムでもよい
・金属やすり
細かめ程度で
・紙やすり
1500が一枚あればいいよ
・春田さんへの愛情
最低限誓約は必須 スキンも1つ以上はあると良い
やり方
・まずトリガーユニットを開封
スプリングが飛ぶので注意(一敗)トリガーを取り出しシムを軸に置いていく
まずは0.1mmを一枚ずつから
勿論左右に同じ厚さのを同じ枚数入れるのがコツ
自分は0.3+0.1mm一枚ずつ(左右で合計4枚)だったけど人によっては 0.3mmが入らなかったって人もいる一度元に戻す
トリガーの左右ブラつきがなくなってたらOK
また開ける
トリガーを取り出す
さっきのシアを無くさないようにファーストシアを取り出す
セカンドシアがついたままでOKトリガーを削る
トリガーのシアとの接触部分の後端1mmくらいを残し深さ0.5mmほど金属やすりで削っていく 小さな突起を作る感じ
この後端の突起がツーステージトリガーの抵抗の秘密 その突起の部分は軽くスロープ状にしておくと良い
突起部分は下手に薄くし過ぎると耐久性がなくなる削った部分は荒くなっているので1500の紙やすりでピカピカになるまで磨こう
一応錆防止にシリコンスプレーをぶっかけておこうファーストシアを削る
ファーストシアのトリガーとの接触部分先端1mm位を残し深さ0.5mmほど金属やすりで削っていく 小さな突起を作る感じ
勿論1mmくらいの突起がポイントとなる その突起の部分は軽くスロープ状にしておくと良い
突起部分は下手に薄くし過ぎると耐久性がなくなる削った部分は荒くなっているので1500の紙やすりでピカピカになるまで磨こう
一応錆防止にシリコンスプレーをぶっかけておこう組みなおす
組みなおしたら一回シアを上から押して最初はスムーズに引けて最後の1mmくらいでトリガーが重くなったら成功
重くなったはいいけど引けなくなったら深すぎだ馬鹿 少し突起になった部分を削れ
軽すぎたはもう少し深めてもいいかもしれないけどやりすぎるなシリンダーへの取り付けまで組みなおす
そして激発(シリンダーの口を押えるとピストンの激突ダメージが少なく済む)気に入ったトリガーの感触であれば成功
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/45162781/picture_pc_10dbc7722a407670c63191831a5b4b9d.jpg?width=800)
マガジンのカスタム
…というか給弾不良の治し方
給弾不良は大きく分けてゲートで詰まるところと内部で詰まるところの二種類がある
そのどちらもの対策となる
必要なもの
ヤスリ
棒ヤスリ1本…っつーかルーター(リューター)があれば楽金属を切断できるニッパー
精密ドライバー
やり方
ネジを全部外す
分解する
給弾口を多少広げる
スプリングを切断する
スプリングとマガジンフォロワー入れたところまで組みなおす
マガジンのケツからスプリングが飛び出てるので飛び出てるところから5巻きくらい余分に残しつつニッパーで切断する完全に組みなおす
完成
念のために毎回20発までしか入れてなかったが今までは5発も居れてれば内部で詰まって給弾不良になってたところが一気に給弾不良が解消された
インナーバレルについて
517mm 内径は精密ノギスが無い為測れなかった
留め溝は3mmで位置は給弾口から溝の手前まで15mm(溝の向こう岸へは18mm)
某有名店ブログではBCブライトバレルが使える的なことが書いてあったが使えなかったクソッ!(取り付け溝位置が違った)
どうやら現在のロットは完全には電動ガンの取り付け溝ではないみたいだ
とはいえ転がしても変な癖はなく内部の掃除をしたら十分きれいだったのでアーチを取り除いた後はそのまま使うことにする
本ロットではチャンバーはVSR基準となる
そのため宮ゴムなどの有名チャンバーが使えるがやや前に狭くなっている為宮Gスぺでも少々前に干渉したがホップのかかりは悪くはなかった(一応長掛形状なので後部はしっかりと掛かり 前方に向けて弱くなるという状態なのだと思う)
チャンバーラバーを取り付けしっかりと中心出しした後はシーリングテープを巻いて気密を取ろう
シリンダーについて
シリンダー内径はおおよそ20mm
VSRなどとはスプリング以外は移植不可能
正確には初速調整用リング…通称ドーナッツは流用できるがスプリングガイドは流用できない
ピストンなどもってのほか
カスタムシリンダーも日本に入ってきてないのかそもそもないのか…
スプリングはVSRやL96用の細径スプリングが使用可能だが大体初速オーバーすると思われるのでそのまま使うのはやめておこう
…切断して初速調整すればいいし実際そうしたのだが
カットしたスプリングは(初期のスプリングもだが)カットした側はスプリングガイド側に カットしていない平らになっている方はピストン側に置く
そうしないとピストンがぐらぐら揺れて内部を傷つけてしまう
ピストンも同じく変更は不可能と思われるが最初Oリングがついてない
一応取り付けた
使用したOリングはKAKUDAI製補修用Oリング794-85-17 内径17 太さ2の物だ これの前後は殆ど太さ2.4の為使えない
繰り返すが太さは2mm これが重要となる
入れ込むときはまずシリンダーにシリコンスプレーをシューっとしてから ピストンにはシリコングリスをたーーーーーーっぷりと塗る
グリスは粘度が高い為滑りがそこまでよくないがエア漏れを抑えるのには非常に良い
スプレーだけだとエア漏れはしまくるがグリスと組み合わせるとエア漏れを抑えつつ良く滑る=ピストンの前進が早くなる=初速が安定する
気密をとるときはピストンヘッドを抑えて発砲すると10秒かけてエアが漏れる状態が一番初速が安定した
ピストンヘッドを抑えると一切漏れないくらいまでやったらグリス塗っても滑りがあまりよくないのか初速は不安定かつ遅くなった
ピストンヘッドを締める前にはちゃんとシーリングテープで気密を取ろう。そこの気密は取らないと性能に悪い影響しかない。ピストンと違ってこっちにはOリングもついてるけどそれだけでは微妙に漏れる。
ピストンヘッドを締めた後は3回くらいバレルユニットを付ける前に空撃ちをするそして綿棒でピストンヘッドの口…いやヘッドって言っても出すところだからケツだわ…ケツにズボけおして余分なグリスを掃除しよう
ばねなり軽減カスタム
バネがばい~んってなるのを抑えるカスタム
KM企画0.9JVSRバネに変更したうえで切断した人向け
必要なもの
熱収縮チューブ(4.0/2.0)
ドライヤー
シーリングテープ
やり方
・熱収縮チューブを1cmくらいの長さに切る
切ったチューブをスプリングに入れる
チューブ1つにつき2巻き入れる 4mmの物ならぎりぎり入る
「ピストン先端近く」「ピストン後端近く」「スプリングガイド先端」「スプリングガイド中間からやや後部より」の4か所に2つずつ入れるチューブ部分にシリコングリスを塗る
スプリングガイドにシーリングテープを巻く
スプリングガイド根元から半分くらいまでシーリングテープをちょっと厚めに盛る盛った部分にシリコングリスを塗る
銃身組付けまで一度戻す
先程も書いたがピストンヘッドを締めた後は3回くらいバレルユニットを付ける前に空撃ちをする そして綿棒でピストンヘッドのケツにズボけおして余分なグリスを掃除しよう射撃してばねなりが減ったら終わり
シリンダーヘッドのカスタム
シリンダーヘッドを加工することで気流を整える
気体は曲がりなりにも流体なので直角よりもスロープ状の方が通りが良くなる バネが強い場合は差があまり出ないがバネが弱い場合では1m/s位違いが出る
必要なもの
電動ドライバー
電動ドライバー用ドリル5mm
電動ドライバー用砲弾型砥石
やり方
シリンダーヘッドに5mmドリルで1cmほど掘る
砲弾型砥石でその1cmまで削る
削り粉を洗い落とす(綿棒でずぼけおを忘れずに)
完成
銃剣について
![画像11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/45162617/picture_pc_fb6981e3697cf54daabadc907f879307.jpg?width=800)
本来はM1905 (銃剣)
ウィンドラスロングバヨネットを使用している
ウィンドラスはインドのメーカーでイギリス軍やインド軍の刃物(特にグルカナイフ=ククリ)を納入しているメーカー…つまり実物メーカーだが模造刀としてブレードが真鍮の物を売っている
S&Tは1cm程長いなど完全再現ではない ウィンドラスも完全再現ではない数センチ単位でバヨネットラグの固定溝まで届かないという…当然固定できない バヨネットラグの前方に直径3.5mmのドリルで穴を掘り対処
固定以前にS&Tのバヨネットラグは分厚過ぎて入らないのでこれもまた削る必要がある
削った後はブルーイングとスプレー塗装(この二つの組み合わせがちょうどよい色合いになるようになってきた)
まぁまた削れてきたんやけどなブヘヘヘヘヘ
![画像12](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/45162678/picture_pc_12d3757a0ab2a8c6f13599df40d0b207.jpg?width=800)
…リサイクルショップで偶然見かけて安かった(それでも1万4千)からって買ったのはバカだった
北海道のSMWに頼めばよかった
いっそ銃剣だけを注文するか
お手入れのやり方
実質春田さんに行うよしよし充電
春田さんに限らずVSRにも使える方法(マルイVSRに使う場合はシリンダー封印解除必須)
なお既に内部分解しておりインナーバレルとチャンバーにシーリングテープでの気密は取ってあるものとする
必要なもの
クリーニングロッド
銃についてる先っぽが[]みたいな形になってるやつティッシュ
シリコンスプレー
中性洗剤(出来ればダヴ)でもよい
水で薄めたものを使う 絶対に柑橘系が入ってない奴シリコングリス
綿棒数本
シーリングテープ
やりかた
・まず初めにバレル側ユニットとシリンダー側ユニットに分ける
トリガーユニット/シリンダーユニット チャンバーインナーバレルユニット/アウターバレルとかまで分ける必要はない
インナーバレル側
ティッシュをクリーニングロッドに装着
ティッシュを一枚とりクリーニングロッドの[]の部分に入るくらいの大きさにちぎるティッシュにシリコンスプレーかダヴを塗布
クリーニングロッドの[]部分にティッシュを入れてからシリコンスプレーを吹く あるいは水で薄めたダヴを塗る銃口からズボケオする
インナーバレル前方からクリーニングロッドをティッシュから入れて火縄銃のように何度も上下に動かして汚れを取るめっちゃ真っ黒だったらもう一回 これを何度か繰り返す
綺麗になったら終わり
シリンダー側
シリンダーを開放する
ついでに古いシーリングテープを剥がすOリング付近やピストンヘッド辺りにシリコングリスを塗る
シリンダー内部全体にシリコンスプレーを吹く
こっちは中性洗剤では力不足シリンダーヘッドにシーリングテープを巻く
全体を戻しつつシリンダーヘッドを締める
3回くらいシリンダーユニット側だけで空撃ちする
綿棒でシリンダーヘッドの口に綿棒を入れて余分なシリコングリスをふき取る
綺麗になったら終わり
うふふ。装備のメンテナンスが、終わりましたよ
G&GのM1903との互換性って…?
無 い で す
寸法がかなり違うためまず取り付けできない
フロントサイトやバヨネットラグをもっと良い物を取り付けるために金具を購入してみた物の寸法が全然違うためにストックが入らなかったり逆にガバガバだったりして動きまくる為使えない
フロントサイトのマズルじゃない方つまりサイトのブレード部分だけとスリングスイベルのベルトを通す部分とネジだけ(ストックにはめるC型の輪っかは不可) あとストック後部のスリングスイベルは流用可能 たったこれだけ
トリガーガード関係は当たり前だがG&Gはガスマガジン式なので全く構造から違って使えない ストックプレートは寸法の違いでカッコ悪い
サバゲにもっていきたい!
春田さんへの愛が高じて持っていきたい気持ちはわかるが以下のことを確認して欲しい
春田さんはボルトアクションのエアコッキングの為連射力の都合上撃ち合いになった場合まず負けます
初速(正確にはエネルギー量)はフィールドルールどころか法律で上限が決められており(大体0.2gで98m/sまでと覚えておこう)エアコッキングと電動ガンやガスガン等どれだけ動作の種類が違おうが射程や初速は変わりません よってエアコキは負けます
精度が一番よさそうに思えて結局最終的に極めると精度も電動ガンとトントンです(ガスブロだけが動作する部分が多すぎて精度が悪い)
つまり電動ガンは精度も初速も同じくらいなのに連射力がダンチなのよねぇ!静粛性は確かにエアコッキングは良いのですが固定ガスガンが一番静かです
そもそも春田さんはクソ長いので取り回し上不利です(それまでのライフルと比べて短いから取り回しが良いと持て囃されたのはWW1前後位です 戦間期ですら春田さんの騎兵銃が開発されてます…頓挫したけど)だからババァなの!
つまりそもそも雑魚雑魚ボルトアクションの中でも更に取り回しが悪いという非常にかわいそうな銃なの!
まとめると 長所は見た目以外何一つない(マゾ)
OK?それでも俺は春田さんを持ってったぞ俺(マゾ)
結局春田さんを活躍させるのは隠密と狙撃である
敵から見つからないように…あるいは目立たないように後ろの方や裏どりなどをしつつ戦うのが重要
…簡単に言ってるがサバゲは全員「人」である FPSなどと違って一人一人が頭で考えて動いて、此方も気を付けても足音が出る 気配もある
慣れるまではロングライフルが使いたいならM14を使った方が良い(フルオートもできるし精度も同じくらい高いし)
それでも不意の近接戦は避けられない その時に頼りになるのは連射力のある拳銃なの!
つまり拳銃をすぐに抜けるようにしたいところだ
…確かにさぁ…プラスチックホルスターは合わないよ…でもね…ブラックホークとかの抜きやすさは本当に強いよ…
でも俺はM1916ホルスターでM1911を持ってった(マゾ)
「は?なんでオワコンを持っていくなの!?M9を持っていくなの!」
M1903の歴史
1898年
ドイツGew98及び短縮型Kar98が開発される(kar98kはもっと後の年代)
1900年
上記のGew98をパク…参考にして開発
マウザー社「パクリだあああああああああああああああ!!!!!」
1901年
他の試作銃を下しM1901採用
マウザー社「パクリだあああああああああああああああ!!!!!」
1903年6月19日
新型弾薬に対応したうえで短縮化 歩兵騎兵両用銃としてM1903採用
マウザー社「パクリだあああああああああああああああ!!!!!」
1904年3月15日
マウザー社「訴えてやる!!!!!」
1905年
マウザー社勝訴 合計200,000ドルの特許侵害の賠償となるM1903一丁につき75セント クリップ一つにつき50セントずつのお支払
1906年
軽量化された弾頭を装備した.30-06弾採用
1907年
DWM社「弾薬も特許侵害じゃあああああ!!!」
とんぷそん(の開発者)「ぼす これは無視してもいいよな?」
1909年
マウザー社の支払い完了
1914年7月18日
DWM社「訴訟も辞さない!」
WW1で中断
1916年
フランスでの戦闘を分析して塹壕間の移動時に射撃を行う突撃射撃が有効としてピダーセン技師がピダーセン・デバイス開発開始
1917年4月6日
WW1参戦 M1903が足りないのでエンフィールドPattern14を.30-06弾に対応したM1917エンフィールドを採用
コックオンクロージングがクソァ!重い!!!
ついでに拳銃もM1911が足りなかったからコルトとS&WにM1917を作らせた
1918年3月26日
ピダーセン・デバイス レミントンより製造開始
同時にスプリングフィールドにてM1903の改造を行う
デバイスおよそ65,000丁分、弾倉およそ1,600,000個、弾薬およそ65,000,000発が開発されたという
1918年11月11日
休戦協定
1920年
DWM社「訴訟再開」
1928年12月31日
DMW社勝訴 412,520ドルのお支払(とんぷそんが無視したのが駄目だった)
1929年12月5日
ピストルグリップを備えたC型ストックを採用したM1903A1採用…したはずだけどS型ストックの方が圧倒的に多い
1931年4月
ピダーセンデバイス廃棄 保管費削減のために焼却処分
193?年
M1903A2が開発される 歩兵用ではなく砲兵の砲射撃訓練用
1936年1月9日
M1ガーランド採用
ただしWW2参戦時にすらまだまだ量産が安定していないため使用されたのはほとんどがM1903だった
1941年12月8日
日本軍 真珠湾攻撃 米軍WW2参戦
いろいろ言いたいだろうがハルノートとか政治の話はやめようや…
1942年5月21日
M1903A3採用 リアサイトや表面処理などの簡素化を施したもの
1943年
狙撃専用の銃が無い事からM1903を狙撃銃として改造することを決定
スコープなどを取り付けM1903A4として採用
第二次世界大戦後は余剰として扱われ民間や他国に売却
朝鮮戦争時にはA4ですら一線を退き他国に売却された(ただし海兵隊では使用されている)
ベトナム戦争では軽量の狙撃銃としてある程度が使用された
現在
湾岸警備隊では未だに索発射銃として採用している
現在スコープを付けている
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あれも欲しい!これも欲しい!もっと欲しい!もっともっと欲しい!