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Carbon8 CZ P-09 CO2GBB カボ8 カーボネイト レビュー


マガジン追加で15k!?やすい

Carbon8 CZ P-09 CO2GBB
動作方式
おすすめ度
65/100



このテキストデータの作成意義

  1. 見た目 持ち心地 狙いやすさ デザイン的には非常に良好

  2. 反動は普通のGBBよりは強い程度だが逆を言えば連射してもぶれずらい

  3. かなり安定して連射できるほど燃費は良いし初速もそこそこ

  4. だけどこれは…その…

  5. ざぁこざぁこ❤

  6. チャンバーとフレームの隙間ゆるゆる❤

  7. チャンバーががたがた言う❤

  8. そのせいで精度わるわる❤

  9. トリガーのセカンドステージ5mmオーバー❤

  10. 精密射撃なんて望めない❤

試験環境

屋内 7m(廊下から部屋の端から端)
使用BB弾 (屋内)S2S0.2gプラスチック
弾速計 XCORTECH X3200 MK3


数値関連

初速

[85.98][85.85][85.97][86.56][85.68]
さ最高89.28 最低85.46
…なのだが最高初速が出たのは最初の三回のみであり残りは85中盤から86後半を彷徨く
ガスブロとしては中々初速の精度が良いが、期待値ほどではない

5連射しても初速低下は見受けられないことは流石のco2だ



実銃の簡単な解説とか

チェコの火器製造メーカーCZの拳銃 CZについては後述する

ブラウニングハイパワーをベースにワルサーP.38などの拳銃を合成して作られたCZ75の近代化ポリマーフレームモデル

元々CZ75は優れた拳銃として知られており、特に1stモデルはデザイン的美しさと資本主義に近いとはいえ共産圏で国営工廠時代のCZで制作された為コスト度外視でスチール削り出しなどを行った超高級拳銃だった
だがCZ75で外貨を稼ごうとスチール削り出しから鋳造に変更して生産性をあげハーフコックに対応した2ndモデルを発売するが品質の劣化とデザインから人気が出なかった
更に安全性を重視してファイアリングピンセーフティなどのセーフティ関連を強化したうえでホワイトドットを採用した3rdモデル(CZ75B等)からはある程度の人気を取り戻した

とはいえ基本的には非常に優れた拳銃であり2ndモデルは量産性も良かったことから様々なメーカーから2ndモデルを手本としたコピー商品が発売されることになった
大体が劣化品で終わったが細々とその経脈は受け継がれている

なお1stモデルも含め実際には大きな誇張がある
特に絶賛したのはアメリカであるが共産圏の拳銃なぞ数えるほど入ってこなかった
その為ガンマニアの中の更に煮詰まったマニアが丁寧に扱い、評価者となった多くの者たちはほんの少しだけ使っただけそしてその又聞きだったためだ
実際のそのガンマニアたちからは素晴らしいことは素晴らしいが、ここまで大絶賛するほどではないというか…むしろ佳作?というのが実際の総評となる
改良型であるP09もそうであるがスライドを包み込むようなフレームはとてもガタを抑えやすく精度がいい…だがダストがとても入りやすくて出辛いので詰まりやすく動作不良を起こしやすい
そして包み込む形状の都合上スライドの動作をコネクタピンを兼ねたスライドストップ一本で受け止めるのですぐに折れる
普通ハンドガンはフレームに壁や支えを作りそこにショートリコイルで下がる銃身を当てるのだがCZ75系列にはそれがないなどデューティピストルとしてはあまりにもお粗末なシロモノであった

さてそのCZ75であるが腐っても名銃でバリエーションが豊富
ダストカバーを大きく伸ばしてレールに対応した(レール無しもある)CZ75 SP01
中でも有名なのが競技用のSHADOWとより操作部大型化を行ったSHADOW2
フレームの材質をアルミに変更したCZ75P01

そしてついにポリマーフレームを採用したP-07である
CZ75ファミリーではあるがついにCZ75という名称が外れたのもある意味特徴である
トリガーも新型でシンプルなトリガーメカニズムを採用することで非常に軽量で切れが良いとされる トイガンとは別だな
コンパクトモデルながらも16発+1というハイキャパシティを誇る
そしてそれを延長したフルサイズモデルが本エアガンのP-09となる
装弾数はまさかの19発+1という火力
ストライカーでは満足できないハンマーを完備するなどある意味では同じFNブラウニングハイパワーの血を継ぐFNP9に近い感じになっている

CZ社

チェコの火器製造メーカーCZ(捷:Česká Zbrojovka a.s. Uherský Brod(チェスカー・ズブロヨフカ・ウヘルスキブロッド) 英:Czech Arms Factory)
元はオーストロハンガリアンという銃砲店の従業員が事業を引き継いだチェコスロバキアの国営工廠 Státní zbrojovka a strojírna v Brno(ブルノ国営工廠)が前身となる

そして第二次大戦直前にドイツ国境から遠ざける目的で工場をもう一つ作りそちらはチェスカー・ズブロヨフカと呼ばれることになる
名前の通りコレが現在のCZの直接的な前身と言っていいだろう
段々と集権を測りブルノからこちらに生産を渡して来てからは段々とこちらが本社の様相を呈してきた

そもそもメーカー?のカーボネイトって何よ

株式会社ハッチのCO2GBB用のブランド 正確にはメーカーではない
同社はトイガン輸入業者で台湾の有名メーカーKJワークスの日本仕様を輸入していたが新ブランドを立ち上げKJワークスにマガジンに使用防止の特記などをつけてもらうなどして制作させて輸入…つまりOEMをしているという状態
その為ぶっちゃけKJワークスのCO2GBBの日本仕様である
BATONが複数のメーカーと契約しているのに対しこちらはほぼKJワークス一択という状態

なおKJワークスは版権(ライセンス)会社のASGに許諾を取っており特にCZ系のGBBは殆どKJワークスのOEMといってもいいだろう もちろんカーボネイトもそのOEMなので
ASGは版権会社としては珍しく自社性能も行っているのかCZスコーピオンEVO3はMADE IN DENMARK
基本的にKJワークスに任せる印象があるがKJはGBBしか作らないからだろうか(あるいは日本に入ってくるのがGBBばかりで実は電動を作ってるのかもしれないが)

なおM45もだがハンマースプリングが入っている部分ははめ殺しのピンを使用しているので抜こうとすると破損するという安全性を謳っているが
実際のところGBBはスライド側のノズル内のスプリングの方が遥かに初速に影響するためドレスアップパーツを変更できないだけの自己満足な方法でしかない
ハンマースプリングが初速に影響するのはほぼ固定ガスガンだけといってもいいだろう
特にP09は下ぶくれの形状のためストレートグリップパネルなどもあるのでそれに変えたかったのだが


所感

トリガーが結構びみょいうえ精度も割と悪い

サイトピクチャ


近影


デDESIGNED IN CZECH REPUBLIC

CZ P-09 CZのマーク
READ MANUAL
BEFORE USE

MADE IN TAIWAN

アイアンサイトの前後で大きさに差がある
だがサイトピクチャの項目通り狙うと似たり寄ったりの大きさになる

ファイアリングピンが六角レンチタイプなのでちょっと萎える人は萎えるだろう

セーフティは刻印にホワイトを入れ終わってから取り忘れに気付いた 許して
コック&ロック…つまりハンマーが起きてないとセーフティを書けれないタイプ
デコッキング機能もないと割と現代…っつーか90年代以降の要求では考えられない古臭いCZ75であるところが垣間見える

マガジン

簡単に分解とガタ取り


スライドとフレームの目安位置に合わせてスライドストップを抜き取る

バレルユニット側
バレル以外に変哲らしい変哲はない
リコイルスプリングガイドにはゴムと金属のリングがある
ゴムはスライド側に向けて金属はガイド側に向ける

バレルユニット
ホップユニットは下から操作という面倒な仕組み
アウターバレルは穴が開いている安全性タイプ

パッキンは降りてない状態

実銃の項目でCZ75系列はショートリコイルバレルを激突させる部位が存在しないといったな
つまりこういうことだ
故にスライドストップは折れる
ショートリコイルがアウターバレルだけの動作である仕組みに感謝することだ
KSCみたいにリアルなことをやらかしたら折れていただろう
CO2の衝撃力なら実銃と同じ動作をしたら普通に破損する

アウターバレルとインナーバレルの分離にはロールピンを抜く必要がある
糞面倒だ ネジにしてほしかった

しかし何だこのチャンバー…

…何このパッキン…

何この仕組み…

何このチャンバー…

何このバレルユニット

あまりにもオリジナル要素が多すぎる…

とりあえずアルミテープを一回貼っては軽くフレームに差し込みを繰り返したら三重になった
さんじゅうね みえじゃないよ 伊勢神宮

三重に巻いてある…つまりアルミテープ6枚分も無いとガタが取れない
お粗末すぎへんか?

ということで終わり

あれも欲しい!これも欲しい!もっと欲しい!もっともっと欲しい!