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優しい物語

指先をのばして
一つ二つと見つめながら

君の名前を
書くように
言葉を描いていたい

夜は見たくないものを隠して
見たいものだけを見せてくれる

想う事は
君のために
余計な感情がどこかで
僕を探すほど
消え失せて

僕の体は軽くも重くもなりそうだ
きみは笑ってくれるかな

優しい物語を
子供のように
楽しみにして

新しい世界を
きっと作れると

君と話せたら
本当はもっと話したい事があるのに
今は夜の静けさに
しまっている

いつか絵本を開くように
優しい魔法で
包むから

夜よ
僕の星を輝かせ
導いてください


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