「ブライトバーン / 恐怖の拡散者」B級映画として見るのがオススメ!

あの「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズの監督ジェームズ・ガンがプロデュースした作品。
予告編でも、あのジェームズ・ガンが贈る作品!!とそこを売りにしている様子。
自分もそこに惹かれてみたのだが、ただのB級映画でした。
すみません、これ僕なりに誉めています(笑)
今回この作品について感想をのべていきたいと思います。

作品概要
日本公開年:2019年
配給:東宝東和、Rakuten Distribution
監督:デビッド・ヤロベスキー 
出演:エリザベス・バンクス、デビッド・デンマン、ジャクソン・Aジャン

あらすじ(wkipediaから抜粋)
2006年、カンザス州ブライトバーン。ある日の夜、ブライア夫妻(トリとカイル)が営む農場に宇宙船が墜落した。
宇宙船の中には赤ん坊がおり、夫妻は彼を自分たちの子供として育てることにした。2人は赤ん坊にブランドンと名付けた。
それから12年後、ブランドンは自分に超能力が備わっていることを自覚し始めていた。しばらくして、ブランドンは眠ったまま納屋へと歩いて行った。
納屋には宇宙船の残骸が収納されており、船体には異星人の言語が刻まれていた。異変に気が付いたトリが駆けつけたため、その日は特に何も起こらなかった。

思春期を迎えたブランドンはブライア夫妻に反抗的な態度を取るようになったが、2人は反抗期だと思ってさほど問題視しなかった。
夫妻は地元のレストランでブランドンの誕生日を祝うことにし、その場に兄夫婦(ノアとメリリー)も招待することにした。
ノアはブランドンに猟銃を贈ったが、カイルは息子に猟銃を渡そうとしなかった。ブランドンがもっと大人になってから渡そうとしたのである。
ところが、ブランドンはそれに激怒してしまい、誕生日パーティーは台無しになってしまった。ある日の朝、ブランドンはフォークを噛み砕くという奇行に走った。
その頃、カイルはブランドンに何か異常が起きていると思うようになった。一方のトリもブランドンの部屋に人間の臓器の写真があったのを見つけ、
ブランドンの異常に気が付いた。夫妻はブランドンをキャンプに連れ出し、ブランドンの抱える悩みを引き出そうとしたが、どうにも上手く行かなかった。

その日の夜、ブランドンは超能力を使ってキャンプ地からクラスメート(ケイトリン)の家に行った。
ケイトリンはカーテンの後ろに隠れていたブランドンに気が付いたが、あっという間にブランドンは姿を消した。
キャンプから帰った後、カイルはニワトリたちがブランドンを恐れているかのような挙動をしていることに気が付いた。
不審に思ったカイルが調べると、鶏小屋で引き裂かれたニワトリの死体が見つかった。トリはオオカミの仕業だと思ったが、カイルはブランドンの仕業に違いないと確信していた。

授業でトラストフォールを行った際、ブランドンがそのまま倒れてしまうという事件が発生した。
タッグを組んでいたケイトリンはブランドンのことを気味悪く思っており、彼に関わりたくなかったのである。
しかし、教員から「ブランドンが起き上がるのに手を貸すように」と言われたため、ケイトリンは渋々ブランドンに手を差し伸べた。
怒り狂ったブランドンは異常なほどの握力で彼女の手の骨を砕いてしまった。ブランドンは2日間の停学を言い渡され、
スクールカウンセラーでもあるメリリーのカウンセリングを受けることになった。その後、トリはブランドンが納屋の中で空中浮遊しているのを見つけた。
ブランドンは「世界を我が物に」というフレーズを繰り返し呟いていた。ブランドンはトリの呼びかけで正気に戻ったが、
その際、宇宙船にぶつかって負傷した。ブランドンが怪我をしたのはこれが初めてのことであった。
トリはブランドンに「貴方は私たちが産んだ子供じゃない。宇宙船に乗ってきたの」と言った。

事態は悪化の一途を辿り、ブランドンの魔の手は家族にも及ぶようになった。事ここに至り、トリとカイルはある決心をした。

感想
上映時間は91分と僕好みの短さです。短いので自然とテンポよく進みます。
ただこのテンポのよさ万人うけするテンポのよさというより、
「え!?突然」が何度もでてきます。
例えば、突然の覚醒、突然の自慰の指導など、え!?このタイミングでと思ってしまいます。

ただこの映画、ストーリを楽しむというより
映画の雰囲気を楽しむ、そうB級映画といえるのではないか。
まず、結構なグロテスクなホラーシーンが多く、
その恐ろしさがとってもよい。すごく映像が凝っており、見逃せないシーンがいっぱいだ!
個人的に一番好きなシーンは、目ん玉にガラスが突き刺さり、それを抜くこうとしたシーン。
久々に目をそらしてしまった。

また、伏線回収劇というのであろうか。
最初のかくれんぼのシーン。後のブランドンが覚醒して母を探すシーンに繋がり
また、父親が狩りに行こうというシーン。後のブランドンが父を追いかけるシーンがまるで
獣が狩りを行なっているかのようなシーンとなっており、ここに繋がる。

そして、なぜブランドンがここまで覚醒してしまったのか。
もちろん、親からの嘘であったり、あげくの果てに父からの裏切りなどへの
人間に対する失望などもあると思うが私が思うに一番は同級生の気になる女の子ケイトリンに
「世界を支配するのは賢い人よ」と言われ、世界を支配する欲望ができたからのではないかと思う。
現に、ケイトリンだけは生かしている。
あんな手を握りつぶした後でも花をもって仲直りしに行っているなどもあり一定の辻褄があうのではないか。

いやー、ストーリ展開は雑だし、終わり方もすごく微妙。
でも、このグロテスクなシーンが多くホラーチックで、時々そんなことある!?と笑ってしまうシーンがあり、それなりに凝った映像。良いB級映画でした。

ただ、期待値は上げてみないほうがいいかな。
B級映画としてみるとすごくちょうどいいです。
みてね。

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