さすらい

あなたは急に消えちゃいそうだよね。
それが会社からなのか、日本からなのか、私の前からなのか、貴方自身の人生からなのかはわからないけれど。

と、先程言われてしまい、なんだか申し訳ないなと思いながら知らない街にいく電車に乗っている。

「根無し草のように、各地を転々としながら生活しています。」といっている人のことをふと思い出して、こんな感じなのかなぁと思ったりする。

毎日あてどもなく、定まる家もなく、さすらうような気分はどんなものなのだろう。一晩のさすらいなんかよりも膨大な時間。あてどもなく、定まらない身体を、色んなところに自分のカケラを置いていく様に、生きていくのだろうか。

よく慣れていない家に泊まるのが好きだ。
対話をする。知らない土地と。知らない景色と。

けど、自分の家も好きだ。
いつも大好きなものたちと対話ができる。
所有できるものなど一つもなく。

所有できるものなど一つもない、ということが好きだ。
一緒にいてくれてありがとう。


p.s. 東京に戻ってきて最初に感じたことは、ここの人達は皆んな戦闘民族みたいだなぁと思った。

ヘロヘロで疲れてるので、電車に乗ってるだけで私のHPが自動で削られていく…。私も戦闘服買ってこの街で暫くは生きなきゃなぁなんて思ったけど、別にこの街で皆んなと同じように戦闘服を身に纏って戦う必要もないんだよな。

別に戦いたいわけじゃないから。

飄々と漂う身体をもっている。

生活をする、ということは大切なこと。

今日は初めましての人と生活ができたので満足気です。
やることやるぞ。おやすみ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?