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ボストン・コンサルティンググループの報告資料を一挙公開

書籍などで「資料作成の達人」=「外資系コンサルティングファーム」というイメージがあります。過去にはアクセンチュア、マッキンゼーの資料について取り上げましたが、今回は、ボストン・コンサルティンググループの報告資料をまとめて公開したいと思います。

とにかく、激務というイメージが強く(最近ではかなり改善された。という話は聞きますが)、知力と体力に恵まれた人たちが作成した資料となりますので、いろいろ参考になりますね。

1)令和5年度我が国におけるデジタル取引環境整備事業(ブロックチェーンに係る技術調査)報告書

https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2023FY/000006.pdf

2)令和5年度経済産業省政策関係調査事業(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング (BPR)手法を活用した業務プロセスの見直しに関する調査)最終報告書

https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2023FY/000777.pdf

3)令和5年度エネルギー需給構造高度化対策調査等事業(再生可能エネルギー分野におけるGX実現に向けた次世代太陽電池及び浮体式洋上風力に関する海外動向調査)報告書

https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2023FY/000057.pdf

4)令和4年度内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業(海外政府の実態等の国際動向も踏まえた経済産業省の職員の働きがい向上のためのマネジメント改革及び目指すべき人材像やキャリアパスの明確化に向けた調査事業)報告書

https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2022FY/000749.pdf

5)令和4年度大企業等人材新規事業創造促進事業(雇用・人材管理形態に関する調査事業)調査報告書

https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2022FY/000707.pdf

6)令和4年度商取引・サービス環境の適正化に係る事業(アフターコロナにおける生活文化関連産業の海外需要獲得政策の在り方に関する調査事業)最終報告書

https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2022FY/000653.pdf

7)令和4年度新興国等におけるエネルギー使用合理化等に資する事業 (アジア地域における脱炭素型スマートシティ 、関連​技術に係る国際動向及び我が国企業等の海外展開可能性調査) 報告書

https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2022FY/000678.pdf

8)令和4年度学びと社会の連携促進事業(「未来の教室」(学びの場)創出事業)最終報告書

https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2022FY/000633.pdf

9)令和4年度産業技術調査事業(研究開発投資による無形資産及び産学官連携等における「知」の価値の可視化等に関する委託調査)調査報告書

https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2022FY/000575.pdf

10)令和4年度地球温暖化・資源循環対策等に資する調査委託費(2050年カーボンニュートラルの実現に向けた産学官金連携の推進に係る分析・調査事業)調査報告書

https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2022FY/000585.pdf

11)令和4年度規制改革推進のための国際連携事業(データ保護ないし越境移転に関連する諸外国の企業認証制度等に係る動向調査)調査報告書(英語版)

https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2022FY/000478.pdf

12)令和4年度地球温暖化・資源循環対策等に資する調査委託費(2050年カーボンニュートラル実現に資する革新的技術の研究開発・社会実装に係る構造転換効果と国際競争力等に関する調査分析)最終報告書

https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2022FY/000508.pdf

13)令和4年度内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業(アートと経済社会の循環エコシステムの構築に関する調査研究事業)報告書

https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2022FY/000440.pdf

14)令和4年度国内における温室効果ガス排出削減・吸収量認証制度の実施委託費(環境負荷の見える化に向けたLCA(ライフサイクルアセスメント)/CFP(カーボンフットプリント)に関する調査)最終報告書

https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2022FY/000458.pdf

15)令和4年度産業経済研究委託事業(マクロ経済の状況を踏まえた業界横断的課題の特定に関する調査・分析)最終報告書

https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2022FY/000025.pdf

16)令和4年度規制改革推進のための国際連携事業(データ保護ないし越境移転に関連する諸外国の企業認証制度等に係る動向調査)調査報告書

https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2022FY/000759.pdf

17)令和4年度ヘルスケアサービス社会実装事業(民間PHRサービスの利活用促進等に向けた調査)最終報告書

https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2022FY/000798.pdf

ベースカラーは基本的には緑で統一されていますね。
通常の事業会社で、資料がきれい!と言われる人の特徴として「カラフルな資料」を作る人が挙げられますが、報告資料では、アートが求められているわけではありません。

あくまで、報告資料の目的は、必要な情報を正しく伝えることですので、無駄に種類の多い色遣いはやめたほうが良いです(とはいえ、残念ながら、中身がなくてもデザイン性で高く評価してしまう人もいるのですが)。

ところで、漠然と資料を読んでいてもなかなか頭に入ってこないと思います。時間が許すのであれば、BCGに与えられたテーマ、例えば1)の資料であれば、「日本にとって進出が有効・有益であると考えられるブロックチェーン関連技術および事業分野はどこか?」のようなお題を振って、自分で調査してみると面白いです。

個人が得られる情報ソースは限りがありますので、BCGが提供するような詳細情報は得られないでしょうが、いったん自分で4枚程度のパワポにまとめてみて、BCGと比較すると、目の付け所やロジックの違いなどが明らかになります。資料に記載されている出所も結構参考になります。公開情報でここまで分析できるんだな、などなど。勉強になりますね。

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