高専について誤解していたこと

当方、高専に進学して一年以上経過したので、今のところ高専進学してなんか違うなと思ったことをまとめようと思います。高専志望者の役に立てたらなと思います。


誤解1. 高専生は頭がいい

私の通っている高専はネットで検索したところ六十半ばですが、とてもそのようには思えません。授業中のスマホが常態化してるし、テストは一夜漬けだいし。一部の先生が「あなた方は倍率三倍を通り抜けたエリートです」「あなた方は賢いので…」と洗脳しようとしてきますが、この有様なので無理がありすぎます。誰がこんな洗脳にかかるのでしょう?

誤解2. 高専は大学受験がないので効率的

起業とかに精を出すならその通りですが、大抵これは偽です。三年間に部活、青春、受験勉強を詰め込む普通高校の方がよっぽど効率的だと思います。高専の場合、受験勉強がない分怠けて普通高校の三年と比べて高専の三年は一般科目では大きく劣ります。一般科目なんて役に立たないからいいじゃなかいかと思った方は、一般科目には国語や英語、数学の技術者として重要な科目も含まれることを思い出してください。国語は中学水準にとどまり、英語は入学前より学力が落ち※、数学は高校から大学数学までの香りを楽しむだけで中身を味わわない。

専門科目はしっかりしますよ?でも、専門科目が本格的に始まるのは高専三年生です。個人的には大学受験がない特性を活かしきれてないと思います。

※高専本科卒業後に進学できる高専専攻科の入学で求められる英語の学力がTOEIC 400点です。中学生でも取れる点数だと思います。

誤解3. 高専には技術力のある人がわんさかいる

クラスに数人、プログラミングやロボコンに打ち込む高専生のステレオタイプがいます。僕は半数くらいそんな感じだろうと思っていたので、期待はずれでした。しかし、高専の教員は院卒で専門的なことを聞いても答えてくれるので、「技術力のある人が多くないらしいし高専に進む価値はないな」というのは早計です。


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