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亡き愛犬について

昨年9月に亡くなった愛犬について備忘録として書かせて下さい。

記録として何か残したいという思いがありつつも書こうとすると涙が止まらず書けませんでした。もうすぐ10回目の月命日を迎えるにあたって愛犬の闘病と周りから受けた優しさや目に見えない不思議な出来事を忘れてしまわないようにここに残しておこうと思います。

ある日の朝、夢なのか現実なのか愛犬クリンの事で変なことを感じた。仕事に行っても変な胸騒ぎが止まらずその日は急いで帰って愛犬のいる実家へと急ぐ。行くといつものように大はしゃぎで出迎えてくれて元気いっぱいにいたずらして見せる。 母親に何か変わった様子はないか?と聞くと特には無いけど最近暑いからドッグフードを食べないで他の食べ物をねだる。とのことだったので安心していた。

しかし、2日後昼間吐いたから病院へ連れていくと入院。次の夕方迎えに行くと先生から呼ばれて「この子はもしかしたら重い病気かも・・・。」とレントゲン写真を見せられ説明を受けるが、

私には理解出来ずに「先生、まだ10歳ですよ。そんな病気なんて・・・。」

先生は「もう10歳なんですよ。人間だと還暦過ぎた頃なんです。病気の一つや二つあってもおかしくない・・・しかも癌かもしれないので覚悟はしてください。今考えられるのは・・・・・・。」 頭の中は真っ白です。

抱きしめているクリンはとても元気ですしお盆には祭壇のお供え物を盗み食いするためによじ登って転がり落ちて家族を笑わせていた。そんなクリンが病気だなんて・・・悪夢のようでした。

それから数日後の9月12日、検査結果と点滴で病院に呼び出されたから仕事帰りに病院へ迎えに来て欲しいと母から連絡が入り病院へ行くと待合室のソファーでクリンを抱いた母の顔には血の気が全くなく魂すら抜けてしまったような状態で声もかすれて「もう長くないって・・・1ヶ月もつかどうか・・・。」腕の中でぐったりしていた愛犬の姿も信じられず、車に乗った途端に母と二人号泣。その後、家までどうやって帰ったか記憶がないほどです。

あんなに元気で食欲旺盛だったクリンが日に日に食べなくなる。そのうちに匂いで吐き気がするらしく私たちが食事する時には離れた場所に移動するようになりました。はじめは2日に1回の点滴が毎日通うことになりコロナ中で家を出る時に病院へ電話して駐車場へ着いたらまた電話・・・。という感じで着けばすぐに点滴でした。

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秋のお彼岸の日、最後なんて信じたくないけれどクリンが大好きだった生坂村へお墓参りに。何も食べない笑顔も無かったクリンが最後に笑ってフードも食べた日。しかもお線香の台には2匹のカエル(うちでは祖父母がカエルに姿を変えたと言っています。)おじいちゃんは生き物が大好きなので「お願いだから連れて行かないで!」と頼みました。

帰宅した日の夜、ナント!!家の中にカエルが1匹いるじゃないですか?

しかもお墓でみたカエルが!! 「お願いだから連れて行かないで!」とカエルを外へ出ししまいましたが、後からもしかしたら守ってくれるのかも・・・と探しに出たけど、もうどこにもいませんでした。おじいちゃんが迎えに来たんだと思います。


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だんだん弱っていく姿が辛いけどクリンが大好きなお出かけの話やお泊りに行く話をすると目をパッチリと開けて笑っていた。

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夜も毎晩祈るばかり・・・明日も生きているように。

もし、亡くなったとしても私たちは天使として繋がってみんなを笑顔に幸せにしようね。と毎晩手をつなぎながらはなしていた。私も睡眠時間は2時間ほどで食事も喉を通らなくなってきていた。しかし、ちょっと寝落ちした瞬間にクリンが居ない!隣の部屋で吐いたり下痢している。

少しでも眠れるように、それとなくなる3日ほど前からどうしても母の寝室のベッドに行きたがっていたこともあって朝方迎えに来て連れて行った。1時間ほどウトウトしてから仕事に行く支度をして寝ている母とクリンに挨拶。クリンはとても可愛い声で長々と話した。後でアニマルコミュニケーターの方から「大丈夫、大丈夫、心配しないで。」と言っていたんだとか(泣)私はこれが最後でした。

私が出掛けた後もしばらく話していたようですが、母が「もういないよ。」と告げるとピタッとやめてしばらく熟睡したようです。 起きてお尻が汚れていたのでシャワーでキレイにしてドライヤーをかけたらしいのですが、そのことが寿命を縮めたのではないかと母は後悔していますが朝には今日旅立つ事を決めてましたね。だからその後、いつもの場所で日向ぼっこして寝ている時に「お花見に行くならおいで!」と呼ばれ玄関へ歩いていき母に抱かれて庭の花を見てから部屋に戻りトイレに行こうとしてトイレの上で倒れた。

急いで病院へ連絡して車の中ではまだ息をしていたらしいけど病院のベッドの上で息を引き取りました。後から知った事ですが医師にとっても苦渋の決断で入院なのか・・・家庭なのか・・・と。最後は「この子にとって幸せなのは家族といる事だから最善を尽くそうと入院ではなく通院にした。」だから私たちが行くとすぐに点滴してくれて治る事を前提にアドバイスしてくれていた事に本当にありがたくて今でも感謝しています。

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最後はお花畑で楽しくお散歩♪ってテーマでクリンの好きなお庭の花でいっぱいにして、焼き場の方から許可を得てお気に入りの服と玩具を入れました。

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友達からも病院からもお花が届きました。その後一ヶ月はなぜかいろんな人が訪ねて来てお供え物がいっぱいでした。庭の花もキレイに咲いたんです。不思議なことばかりで毎日が夢なのか・・・現実なのか?という感じでしたね。今思えば。

ペットロスで何もやる気も無く毎日泣くだけの日々だった時に友達の誘いでライアーという楽器の工房見学でクリンと私の魂を繋げてもらい、クリンとの約束を果たすためにはどうしたらよいか考えたら星読みに辿り着き、この半年でなんだか人生が180度変わってしまった気がします。まだまだ悲しみは癒えないけれど愛犬の死はとても大切な事に気づかせてくれるきっかけとなり、また二人で力を合わせて叶えるためにこれから新しいステージへと向かっていきます。

長々と失礼しました。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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